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「100数十頭が放浪」被災地のペット野犬化のおそれも
進まない支援体制の構築 MRO北陸放送 2/6(火) 19:29配信 【6分21秒の動画有り】 【以下転載】 能登半島地震から1か月余りがたち、被災地では今、ペットへの支援も加速しています。一方で、珠洲市内では飼い主から離れさまよう動物の姿も目撃されています。 【写真を見る】「100数十頭が放浪」 ■被災地で進むペットの支援「不安解消になれば」 被災地で進められているのは、石川県獣医師会による無料診療や一時預かりなどのペットの支援。飼い主の顔にも笑顔が広がります。 診察に訪れた人 「すごく助かりますね、家族と一緒なので」 獣医師 「ペットの不安は被災した人の不安でもあるので、こういった取り組みで少しでも不安を和らげられれば」 一方で、被災地では飼い主とはぐれたままのペットを見かけます。 ■被災地放浪するペット 「ご飯ももらえていない状況」 「あの子は高齢のお母さんが1人で世話をしていた子ではないかな。(お母さんが)県外のほうに避難してしまったということで、ごはんも全然もらえていない状況でおそらく過ごしているはず」 珠洲市で避難生活を送る竹内かおりさん。竹内さんは地震が起きたとき、一時離ればなれになった自分のネコを保護する中で、被災地に残された他のネコの保護活動も始めました。 竹内かおりさん 「人もいなくなって、家はもうほとんど倒壊して潰れてしまっている状況で、果たしてその子が帰る家があるのか、食べていけるのかも全くわからない中、その子を離すというのはその子が死に向かうだけだと思ったので」 県獣医師会などと連携し、見つかったペットを県内の動物病院で保護したあと、飼い主との引き合わせや新しい里親探しを行う竹内さん。 ただ、珠洲市内だけでもまだ多くのイヌやネコがさまよっているのを見かけるといいます。 この原因の1つとして考えられるのが、ペットと一緒に避難所などで生活する「同伴避難」ができなかったことです。 竹内さん 「私も避難所にいるときに一晩だけでもいいから屋内に入れられないかと聞いてみたが、みなさん被災されて、アレルギーをもっていたり、色々な方がいるということで、気持ちはわかるが現実難しいという返事だった」 こうした声は他の被災者からも聞かれます。 被災した人 「避難所に行ったら、リスのかごが廊下にポンと出されていて、そこにいたおじいちゃんおばあちゃんが「なんでこんなのがいるんだ」と言っていた。それを聞いてこれは無理だと思った」 ■できなかった同伴避難 被災地では男性亡くなる 東日本大震災や熊本地震のときにも問題となった災害時のペットの避難。 被災地でペットが飼い主とはぐれ放浪状態となると命を落としたり住民へ危害をもたらす恐れもあることから、国はペットと一緒に安全な場所まで避難する「同行避難」を推奨しています。 一方で「同伴避難」については避難所の状況によって代わるため、各自治体に判断を委ねていて、対応がまちまちとなってしまっているのが現状です。 こうした中、先月痛ましい出来事が起きてしまいました。 JNN取材団 長沢祐記者 「こちらの住宅に住んでいた男性はペットを飼っていたため避難所には行かず、あちらの納屋で生活していました」 珠洲市で納屋が全焼した火事。焼け跡からはペットとともにこの納屋で避難生活を続けていた男性のものとみられる遺体の一部が見つかりました。 男性は知人に「ペットがいるから避難所に行けない」と話していたということです。 現場周辺ではこの男性の飼いネコも竹内さんが保護したといいます。 竹内かおりさん 「お腹がすいていたようでおやつとかあげて。県獣医師会の取り組みで県内の動物病院でちゃんと暖かい安全な場所で預かってもらっている」 大地震が起きるたびに、浮かび上がるこの課題。 ペットと暮らす人にとっては、支援体制の構築が依然として進んでいないと感じられるのが実情です。 竹内かおりさん 「ペットの同伴避難に関しては数少ない自治体が自主的に取り組んでいるところもあるというまでで、国としてすべての地域で当たり前に避難が出来る環境がまだ整っていない。それはとても残念だと思った」 ■被災地で放浪するイヌ・ネコ100数十頭 東日本大震災のときにはこうした動物の保護や、野犬化による繁殖制限ため、被災地に人員派遣をする事態にもなりました。 こうした中、先月31日の災害対策本部会議で福村章県議から被災地では100数十頭のイヌネコが放浪していると話します。 福村章県議 「野犬化するとなかなか難しい。ぜひ仮設住宅じゃないが、ペットの仮設収容所を早く作っていただけないものかと」 一緒に避難所で過ごすことができないのであれば、どうしていくべきなのか。 過去の教訓を見つめ直し、今から取り組むべき課題です。 北陸放送 【転載ここまで】 もともと人間と暮らしていた犬猫がそう簡単には野生化はしない 臆病だったリ 人間嫌いだったリ・・・様々な事情と恐怖を感じた後のがらりと変わってしまった環境や空腹で一時的に人を避けることはあっても時間をかければ元に戻るはずである 我が家のちび猫3にゃんは いまだに人馴れしない (2017~2019の捕獲) 逃げられたら100年目 どんな過去があったやら・・『子猫』という括りの月齢で保護したはずであるが 最初から人嫌いでおまけに病院通いが続き 捕獲前後 その抵抗たるや恐ろしくなるほどの怒り様 治療中は『猫をかぶる』ので極めて優等生 こういった犬猫は運良く捕獲できても 捕獲後のケアも大変であると思う このところ各地で頻繁に地震が起きている 決して他人事だとは思わずに 日頃から飼い主にできる事は確実に行っておくとよいと思う お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月07日 23時00分07秒
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