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●「何事もバランスですね」とはよく聞く言葉だが、その言っている本人がやっていることを、つぶさに見てみると、非常にアンバランスであることが多い。健全な正しいバランスの基準が分かっていないのだ。バランスの基準が狂っているのだから「バランスがいい」と思っているその釣り合いは非常にアンバランスになっている。
●計算問題ひとつをとってみても、?である。 ※計算問題も文章問題もバランスよくやっています。???→実際にやっているのは、計算問題は1週間に1-2問(文章問題をしていれば全く不要)でも十分なのに、何問何十問もの宿題+家庭学習+表面的には文章問題なのに内容は単なる計算問題をさせて、バランスがいいと思っている。 ...これでは<100:0>でアンバランスな学習です。 ●文章問題の中には必ず計算問題も入っています。しかも、一つや二つの計算問題ではありませんし、何算かの指定などもありません。 つまり、1週間に1-2問のよくできた文章問題をすることが、バランスの良い学習であり、キチンと感じ味わう時間を毎日キチンととることが健全なバランスである。 ●もしも、計算練習で勘違いしているのであれば、それ以外でも同様という事だ。...考え直した方がいい。 ※「どんぐり倶楽部」を目にしていて、「気になる」と言っているのに、分からない。全ては、自分でさせている事を自分で5-10倍の同じ問題を実際に最低でも2週間以上していないからでしょう。自分で実感しないと分からないでしょう。ですが、その間にも、子どもの貴重な時間は失われていく。 -------------------------------------------- ■カコログより抜粋(これは、勘違いの例ではなく「健全な迷い」の相談です) 初めまして(2008年08月18日 14時10分31秒) 今年の2月から週に2回ほどどんぐりを楽しんでいます年長女の子の母親です。向かいの小1のお友達が公文をやってまして積み上げられたプリントをみて「○○も公文やりたい!」と言いましたのでネットで色々調べてどんぐりを知りました。出会えてよかったと心底思っております。向かいのお子さんは家に遊びにくると家には壁にホワイトボードが貼ってあるのですがそこに一心不乱に計算式(2+3=5)を書き続けます。その様子を見ているとなんだかもの悲しいというか言葉は悪いですが本当に調教された動物のようです。何故このように弊害だけの教育方法である公文式は無くならないのでしょうか?娘は絵本読みと外遊びで5年間育ててきました。どんぐりはたんたんとサラッと終わらせてしまいます。もともと絵を描くことが好きではないようで昔から家でもほとんど絵を描かず私が誘っても「ママ書いて」ばかりでしたので予想してた範疇ではあります。絵に夢中になりすぎて・・ということもありません。ですが娘なりに一生懸命書いてる姿もありほほえましくみています。りんごを○で表して答えを書いて「出来たよ~」のときは思わず「もっと可愛い絵が見たいな~」と言ってしまいました。すると娘は「この方が解りやすいの」と言いました。このようなときは(絵を簡略化して描く)そのままでも良いのでしょうか?それとも絵を膨らませるように声をかけたほうがいいのでしょうか?最後にもうひとつ質問させて下さい。家では本は無制限に購入する方針できました。最近娘の選ぶ本がプリキュア絵本などばかりで、いわゆる私が好きではない本なのです。しかしこれも子どもの通る道だと思い買っているのですがしぶしぶ買っているので娘の言葉に「これ買ってもい~い?(ママが嫌いなのはわかってるんだけど・・)」と申し訳ない・・という含みが加わるようになってしまいました。しかも必ずそのような本を選ぶので本屋へ行く回数も減ってしまってます。子どもの欲するものを買い続けるべきでしょうか?たとえば「そのかわりこっちの本も買うから読んでね」という方法も考えたのですがそれでは私の希望を押し付けるようで嫌なのですが・・・。家での読み聞かせは私の好きな本、娘の読んでもらいたい本でセレクトしています。夜は青い鳥文庫の「霧の向こうの不思議な町」を読んでいます。どんぐり先生のお考えをお聞かせ頂けたら幸いです。宜しくお願いいたします。 ------------------------ Re:初めまして (2008年08月18日 15時27分47秒) ●表面的な評価だけを求める教育が多いから表面的な評価に対応する方法を求める人が多いのです。これは日本の教育界の構造的な欠陥です。 >このようなときは(絵を簡略化して描く)そのままでも良いのでしょうか? ●いいです。お母さんが隣で楽しく絵図を描けばいいんです。描いていますか? (補足:引用) ※ただし、簡略化された絵図は小6以上で少しずつ移行するほうが理想的です。早期の抽象化は非常に「もったいない結果」になります。 ですから、早期(特に9才以前)に簡略化された絵図を描く場合は、環境設定で具体物に戻すほうが後々格段に進化します。簡略化は12才以前では、悪影響しかありません。逆に、高学年では、手先・指先を自由に使って、細密画を描くようになると理想的です。もちろん、最終的には簡略化していくようになりますが、その時期をいかに高学年まで引き伸ばせるかが、重要なんです。 ここは、勘違いされやすい部分(具象思考から抽象思考に早く移るほうが優れているという勘違いと同じ)ですので要注意です。 いかに、高学年まで具体的な、あるいは枝葉のついた絵図を書き込めるかが、実は豊かな才能を後に発揮できるかどうかを決定づける源となるからです。 >注)「細かく描けないから大まかに描く」と「抽象化して描く」とは違いますから勘違いしない事。手先の制御が出来なくてラフな絵図になる場合は、大きな紙に大きく描くようにします。細かく(具体的に)描けるのに描かないことが良くない影響を与えるんです。 (引用終わり) >子どもの欲するものを買い続けるべきでしょうか? ●自分の本は自分のお小遣いで買います。 ●徹底反復・高速学習・大量暗記は一昔前に運動の基本と考えられて全国で行われていた「ウサギ跳び」に似ています。今ではスポーツ障害も引き起こす厳禁行為ですね。でも、それまでは誰もが基本だと思ってさせていました。これも、させる方が自分で5-10倍をしていればとっくに分かっていたことです。子供(成長期)は大人の何倍も敏感で順応性が高いのです。つまり、変形しやすいのです...そして、変形したまま臨界期を超えると固定します。最初に気付くべき教育界が最も遅れている(気付きもしていないどころか、反対に向かっている:今なおウサギ跳びを強化して強要している)現状は危機的です。だから、家庭で防衛するしか方法はないのです。 ※早急に全てのこと(特に日常的な宿題など)を自分で(5-10倍の量で)検証すべきです。そうすれば、その場でどんな影響があるのか直ぐに分かります。考えられなくなり機械的に速く処理することだけに力が向けられて何も考えていない時間(子供時代にしかない貴重な脳内進化期間なのに)を過ごしていることにね。 ●徹底反復・高速学習・大量暗記は一昔前に運動の基本と考えられて全国で行われていた「ウサギ跳び」に似ています。今ではスポーツ障害も引き起こす厳禁行為ですね。でも、それまでは誰もが基本だと思ってさせていました。これも、させる方が自分で5-10倍をしていればとっくに分かっていたことです。子供(成長期)は大人の何倍も敏感で順応性が高いのです。つまり、変形しやすいのです...そして、変形したまま臨界期を超えると固定します。最初に気付くべき教育界が最も遅れている(気付きもしていないどころか、反対に向かっている:今なおウサギ跳びを強化して強要している)現状は危機的です。だから、家庭で防衛するしか方法はないのです。 ※早急に全てのこと(特に日常的な宿題など)を自分で(5-10倍の量で)検証すべきです。そうすれば、その場でどんな影響があるのか直ぐに分かります。考えられなくなり機械的に速く処理することだけに力が向けられて何も考えていない時間(子供時代にしかない貴重な脳内進化期間なのに)を過ごしていることにね。 --------------------------- ※日本ブログ村に参加してみました。 このブログが参考になりましたら、お手数ですが、下記のバナーをクリックお願いします。 【どんぐり倶楽部の公式サイト】は下記よりどうぞ 【頭の健康診断】は下記より:年長~小6(中学生は小5-6を使用可) *今の学習形式がお子さんに合っているかどうかも診断できます<診断表アリ>* ※案内「どんぐり倶楽部の教育講演会 in 2012」...最初で最後の「どんぐり倶楽部」主催の講演会です。 ※案内「大阪講演の記録(YouTube)」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月10日 09時48分16秒
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