3293894 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

レオンくんがご案内します〜誰でもどこでも思考力養成ができます〜

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2015年05月27日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

新・絶対学力〜視考力で子供は伸びる〜

〜知性も感性も無理なく育てる豊かな教育を約束します〜

 

【あとがき】

 小学校の先生は、誰もが哲学者でなければなりません。なぜならば、子供たちは哲学を学びに学校へやってくるからです。哲学というのは生き方の学問です。そして「生きる」とは「感動する」ことです。このことを教えるべき人間が知らずに「生きる力」を育てられるはずがありません。「感動」を味わわせるにも視考力は威力を発揮します。なぜなら、視考力は容易に発見を促すことができるからです。そして、発見の中には感動があるからです。

 子供は教育次第で劇的に変わります。特に小一〜小三は「9歳の壁」を乗り越えるためのもっとも重要で貴重な準備期間です。今まで教育界では、視考力(目で考える力)を念頭に置いて学習を進めることはありませんでした。しかし、人は考えるときに必ずイメージを使っています。目で考えることの大切さ・楽しさ・ラクさを子供たちに意識させてください。これさえ身につけば、子供は自力で成長することができます。視考力は、中学を出て働く子供にも、大学まで進む子供にも、等しく必要な力なのです。

 今までは「計算力の強化」と「考える力の強化」は同時にはできないと考えられていました。ところが、視考力という考え方を導入すれば、この二つは同じ方法で強化できるのです。まずは、ご自分で検証してみてください。

 アインシュタインはこう言いました。「一番よく分かるのは自分自身で体験することだ」と。私もそう思います。なぜならば、人の基本的な反応は誰もが同じだからです。そして、もっとも精密に検証できるのは自分自身だからです。脳裏によぎったことや感情までも知ることができるからです。

 よく見れば誰にでも分かります。特別な訓練は必要ありません。まことしやかな情報に惑わされることなく、自分が感じたこと、反応したことを信じればいいのです。まずは、自分で試してみることです。それからでも遅くはないはずです。費用はゼロ、時間は五分。教育は子供たちの一生に関わります。五分を惜しむ人はいないでしょう。五分で分かる新しい手法を検証しないのは、明らかに何らかの意図があるからです。それは教育とは関係ない意図です。

 教育は、どこかの会社のためにあるのでもなければ、どこかの先生のためにあるのでもありません。教育は、子供たちのためにのみあるのです。どうか子供たちのために、自信を持ってください。

 教育は自信がなくてはできない

 自信は自分の反応を信じる覚悟がないと

 生まれてこない 

 私はできあいの理論を信じません。私は目の前の子供たちの反応だけを信じることにしているからです。しかしながら、今回だけは小山田さんという全盲の方にお話を伺いました。イメージ思考についての最終確認をしたかったからです。視力のない方にも私の考えが通じるのかどうかを確かめたかったのです。イメージ(特に視覚イメージ)で理解したり考えたりしていることが全盲の方にもあてはまるのだろうかと思ったからです。

 小山田さんは、「言葉はきっかけにすぎないですね」「イメージで考えているというのは、まったくその通りだと思います」と言われました。この言葉を聞いて、私はこの本を書き上げることができました。脳科学などによる証明は何百年とかかるでしょうが、子供たちへの正しい教育は今すぐ必要なのです。

 今までは無批判的に、学力の基礎は「読み・書き・計算」と言われてきました。また、誰もがそう思っていました。そして、いまだに「読み・書き・計算」ができていれば学力は育っていると思われています。ところが、何十年も「読み・書き・計算」をやり続けてきた結果、今日の学力低下問題にたどり着いたのです。「読み・書き・計算が徹底していなかった」という問題ではないのです。学力の基礎が、「読み・書き・計算」にないことに、そろそろ気づいてもいいのではないでしょうか。素振りを徹底しても実力はつかないのです。

 私は、いつの時代にも子供に必要なものは、「遊び(Asobi)・友達(Tomodachi)・視考力(Shikouryoku)」だと思います。私はこれを「すべての子供に必要なATS」と呼んでいます。

 日本には昔から教育改革という言葉はありましたが、教育改革そのものは存在したことがありません。それは、教育の定義がなかったことに似ています。「教育とは何か」「理解するとはどういうことか」を明確にできなかったからです。前著『絶対学力』には「教育とは人生を楽しむことができる力を育てること」と書きました。そして、この本では「理解するということはイメージしたものを頭(体)で体験して納得すること」と書きました。この二つのことを忘れなければ、教育に失敗はあり得ません

 最後に、毎年卒業生に贈る言葉をみなさんにも贈ります。子供たちに伝えたい一言です。

 Your will makes your way.(君の道は君の意志が作る)

*このブログが参考になりましたら、お手数ですが、下記をクリックお願いします。

 にほんブログ村 教育ブログへ 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年05月28日 13時01分03秒


PR

プロフィール

レオン117

レオン117

カレンダー

コメント新着

アンカラママ@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) どんぐり倶楽部を知ってから、5年余ですが…
うり坊@ ありがとうございました 毎日自分が目にする子ども達と先生の言葉…
障害児と通常発達児の双子の母@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) ブログ、本当にありがとうございました!…
障害児と通常発達児の双子の母@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) ブログ、本当にありがとうございました!…
アキヤマ@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) ブログ、ありがとうございました。今年、…

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X