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*再掲載* <2015年06月20日> ■宿題が子供の思考力養成の邪魔をする(文責:どんぐり倶楽部) 宿題が子供の思考力養成の邪魔をする...確定です。この検証のためだけに2年もかけましたのでもういいでしょう。 自然がいっぱい。毎日遊ぶ友だちもいる。時間の流れもゆったり。どんぐり時間もある。スパルタ教育のお母さんもいない。実はストレスかけてる人もいるが、それほど影響していない。それなのに、なかなか進化しない。思考の忍耐力も育たない。ゲームをやってる子は、御多分に洩れず酷い。しかし、やっていない子もいる。高学年で自分をコントロールできる子は多少の進化はする。しかし、やはり非常に限定的だ。
こうなると、学習環境に、一見、不調の原因がない。...そう、宿題以外には、ないのだ。そこで、宿題を確認する。...そう、宿題をするテンポでしか勉強しないのだ。「ササッとチャッチャッとやってしまう」宿題のテンポでしか勉強はしないように育っているのだ。 宿題は、どんなに多くても同じことしかしていない。することの目先が変わる(項目が増えたり変わったする)だけでどの宿題も、「ササッとチャッチャッとやってしまう」ものなのだ。そんなものしか、宿題には出ないのだ。時間がかかる子は、丁寧なのではなく、「嫌々ダラダラやっている」のだ。基礎基本を確かなものにするため?基礎基本を保証するため?バカも休み休み言え。
学校の中のみならず、校外学習での学習スタイルまでも、最低の学習習慣を付けさせて、何の基本だ?実は、これが、校外学習の基本(お手本)になっているのだ。だから、「ほんの5分10分の宿題だから影響ない」ことはないどころか、決定的な影響があるのだ。「ササッとチャッチャッと」「嫌々ダラダラ」では、どちらも100%思考の忍耐力など育たない。
お願いだから、こんな最低の学習習慣だけは育てないでくれ。学年✕10分...?...考えない時間を強化してどうする!学校ぐるみで家庭ぐるみで親がかりで、はたまた、おじいちゃんおばあちゃんまで巻き込んで、宿題テンポなんか育てないでくれ。ほんのちょっとアレンジするだけで、お見事3点セットになるのに、全く逆の工夫で潰しにかかる。
私立なら...付属なら...全く関係なくまるでダメ。やってることは同じ。特に大事な小3までの宿題が、判を押したようにお粗末。
結局は、何も知らないし、見ようともしていないのだ。見れば分かるよ。普通に見れば分かるよ。話をすれば5分もかからないよ。その子の才能、家庭の状態、親子関係、現状の問題点、修正の可否、修復にかかる時間と処方。プロなら100%分かる。
もう一度書いておく。思考力養成の邪魔をする宿題を毎日していることが原因で、子供達は思考力養成が出来ない状態になっている。 学校での授業が悪いという人もいるが、そこは関知しない。校外学習が【問題】なのだ。それは、家庭に入り込んでいる宿題である。 学校の宿題(少なくとも「お粗末3点セット」という、教科書の読み・漢字ドリル・計算ドリル)は、学年が変わっても、する項目が変わるだけでやっていることは毎回同じコピー学習であり全く処理方法の難易度も変わりません。酷いところでは、驚くべき「3点セット+α」まであり、呆れる。 マス計算、音読計算、作文、問題の書き写しの付加、間違い直しや宿題忘れの刑罰としての宿題増加 進化するには、処理方法の難化(手順の複雑化)が必須条件ですが、それをしないように仕組まれていますので、この最も貧弱な処理を毎日していると、進化ということに対してストレスを感じますので、半自動的に無意識に進化条件を避けるようになります。つまり、思考の忍耐力が全く出来ない体質になってしまいます。 この影響は、抵抗力が少ない低学年、また、素直で純朴な伸びる要素を持っている才能ある子に大きく悪影響を及ぼします。つまり、言われたことを守ろうとすればするほど自分の才能を潰すように仕組まれているのです。自家製時限爆弾の作り方を教えているのです。このような状態を毎日何年も続けていては、どんなに才能があってもその才能が日の目を見ることは、まずありません。 1週間に1回のどんぐりをしていても、毎日の宿題をしていては非常に厳しいですし、どんぐりが本来めざしているHybrid思考回路はとうてい育つものではありません。 <2015年05月31日> ■2014年11月13日■見事なリセットの実例(文責:どんぐり倶楽部) これが、保護者がすべき「リセット」です。 *一言のアドバイスももらわずに、自分(イギリス在住のお父さん)の判断で、全責任を持ってされています。 <メールより> 糸山先生:どんぐり倶楽部に出会ったときからの経過を書かせていただきます。 どんぐり倶楽部に初めて出会ったのは息子Yが10歳の誕生日でした。 分数の教え方で良い方法はないかネット上で探していたときにどんぐり倶楽部のHPを見てみたことがきっかけです。
どんぐり倶楽部のHPを見た次の日に習い事はすべて止めました。 その日からテレビは見ないことにしまして、ゲームは捨てました。 その後、テレビも捨てました。 その時以来、テレビとゲームは家にありません。 出会った次の日から塩抜きのため2週間くらいは一切何もしない期間にしまして、それからどんぐり問題をはじめました。
最初の2ヶ月くらいは 2MX、3MX くらいを選んであげて週に1問から2問やりました。 最初は解けませんでしたが、絵は比較的描いており、絵を描くこと自体は楽しんでいたと思います。 1問解けてみると少し気持ちに余裕ができたのか比較的スムーズに続けることができました。 その後は、息子Yが5MXから自分で選んでどうしてもやりたいというので好きなようにさせました。 英国では5年生だったので、その当時はまだ変なプライドがあったのだと思います。 自分で選んだ問題をやるときは気持ちが入っていて、たとえ解けなくても絵を描きながらねばりにねばって考え続けていました。 始めてから半年後くらいには、かなり軌道に乗ってきたように思います。 ごくたまに短期的に1日1題のペースでやるときもありましたが、だいたい週に1〜3問くらいやってました。 解けないときは1つの問題に数週間考え続けることも少なくありませんでした。 始めてから1年後くらいに、EX問題のようなできるだけ難しい問題をやってみたい、 と言うのでEX問題や受験問題から選んで通常のどんぐり問題に混ぜながらやりました。 その後、この状態をプライマリー(小学校)を卒業するまで続けました。 学校は公立の現地校でしたので、どんぐりをやる環境は整えやすかったですし、学校がどんぐりの足を引っ張ることもあまりありませんでした。 様々な困難なことや紆余曲折は当然ありましたが、
どんな時もどんぐり問題をやるときは私も子供といっしょにいましたし、楽しい時間を共有できたと思います。
息子Yについてですが、息子Yは小さいときから自分で納得しないものはまずやりませんでした。 どんぐりに出会う前は、塾にも行ったことがありますが、例えば百マス計算のプリントを10枚くらいもらってもやったのは1枚目の1,2行くらい、漢字テストも練習は絶対に嫌がり、100問中いくつか書いて、結果は100点満点で3点とか、そんな感じでした。 でも本人は、それをくやしいとか、自分ももっと覚えなければ、とか全く思わなかったそうです。 なぜそんなことをやらないといけないのか分からなかったから絶対にやるのが嫌だったと今でも話してくれます。 今思えば、息子Yはたった一人で自分で自分を守っていたのだと思います。 そういう意味では”天然”な部分はあったのかもしれないです。 <中学での様子> http://quadri-s.co.uk/index.php?QBlog ●ダラダラと中途半端に「いいとこどり〜」なんて言いながら、子供を潰している保護者がワンサカいますね。 子供のSOSが全く聞こえない、それどころか、考えることを放棄して反射的にお決まりの言動を繰り返している危険事態なのに 「反応が良くなってきました!」なんて言っている。 いくらなんでも、根本的な修正をかけることが出来る時期ってのには限界がある。それが成体になるということですからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年04月06日 00時57分40秒
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