マウイ島の旅 6日目
今日はHanaに向けてドライブ。早起きをして出かけるつもりが・・ねぼうしてしまった。どのくらいの時間、ドライブにかかるか分からないし、今日は特に細いくねくね道だと思うので、暗くなってからの運転は避けたい。そそくさと準備をして出発。途中、Paiaというところで、昼食を買っていくつもりだったのに、あっという間に通りすぎてしまって、結局昼食持参でいくことができなかった。Hanaにつくまで私のお腹もつかな~。私はお腹が空くと、いらいらしてすごく不機嫌になる。それでなくても運転が下手なのにお腹空いてたら運転に集中できないじゃない。まあ、非常食用にバナナとコーンフレークをもってきたから、いざとなったらこれを食べよう。今回始めてみた標識があった。‘DIP’とかいてあり、どういうことだろう?よく食べ物をdipする(何かにつけて食べる)とかで使うけど、ここでは・・・・・・??と通りすぎると、何だかからだがジェットコースターに乗った時みたいに、急にふわっと浮いた感じ。このDip標識は道のくぼみが深いところにあるらしい。何ヶ所かあり、私はある場所ではスピードを落とさずに通ったので、‘ガリッ’と音がした。あ~車の下どこかすちゃったんだ~。ま、保険でカバーするから大丈夫(笑)。しばらく行くと、道沿いの木を剪定しているおじさんがいた。その場は徐行運転して通りすぎる様になっていた。そのおじさんの所を通り過ぎる時に、おじさんと目が合ったので、「ハロ~」といってそのまま通りすぎようとした。するとそのおじさん、「スモーク」っていうから私の頭にハテナマークが浮かび「このおじさん、何言ってんだか・・・。私にたばこ吸うか?たばこもっているかっていっているのかな?」と思い、「タバコ吸わないよ」というと、また「スモーク」といって、こっちに来いって手招きしている。え~もしかして、車から煙が出ているってこと?路肩に車を止め、車のなかから鏡をみてチェックするも,煙らしきものは見えない。そうしてるうちにも、そのおじさん、細い道のほうに工事の車をバックさせながら、まだ私にこいと手招きしている。本当にどこからか煙がでているのか?それともおじさん、何か魂胆があって・・・・。何か変な感じ。煙がでてるんだったら、そんなに一般道路を離れなくても路肩に止て車をみればいいじゃない。結局そのおじさんに、「私、じゃ、行くから」とその場をはなれた。運転しながらバックミラーをみるも煙らしきものはみられない。きっと大丈夫。それにしても、変なおじさん。道を進むにつれ道幅がせまくなり、山道特有のカーブが出てきた。そうそう、ドライブはこうでなくっちゃ!とうれしくなる。Hanaにたどり着くまでにいろいろ見る場所があるってガイドブックには書いてあったが実際は、‘ここが観光地です!’みたいな看板はなく、車が数台止まっているところに私も停まって、その近くの小道をちょっと歩いてみるという感じだった。出発して2~3時間たったころ、急にトイレにいきたくなった。でも、観光地として整備されているところはなくトイレもなかなかみつからない。こうなったら、景色はもうどうでもいいからはやくトイレのあるところへつきたい。もしもの時は、茂みの中にはいっていって回りに人がいないのを確認して用足しするしかない。車が止まっているらしきところももうパスパス。とにかくトイレ。そうこううちに、やっとトイレのある場所に到着。よかった~。茂みでの用足しすることからまぬがれた~。トイレをすますとやっと、景色を楽しむ余裕がでてきた。くねくね道を進むと最終地点、ハレアカラの国立公園の7プールに到着。しばらくそこで休憩。これから、今着た道をひき帰すかそれとも、その先に続く、いわゆるもし事故なんかが起こったら保険が利かない場所に行くか・・・・。どうしよう。どうしよう。そう思いながら駐車場にもどりエンジンをかけしばらく考えた。その駐車場から出て行く車で左折はいわゆる保険が利かない道に続く。何台かの車が左折して出ていった。よし、私にも行けないことはないはず。未知の道に向けて出発!私の相棒、赤のサブコンパクトちゃん行くわよ!わくわくどきどきで道を進んでいくと、あまり舗装されていない道から舗装されていない道に入った。車ががくんがくんと揺れる。私はのろのろ運転をしているので、後ろに車がくると、路肩にによけて先に行ってもらうようにした。それにしても、通りすぎて行く車は、さすがに4WD車。一人身で小型車を運転する車はみあたらない。頼むよ~相棒!しばらく行くと、もう路肩もない一本道で、そのままくねくねとがけっぷちを登って行くことになる。車のギア-をローに落とし、「お願いだから、対向車こないで!」と願いながら、一気に登る。ラッキーなことに、その間対向車はこなかった。(もしきたら、私がバックして道をゆずるべきだったんだろうけど・・・。私のほうがのぼりだったから・・・。でも、あんなくねくねのがけっぷちの道私にはバックで下ることはできなかった・・・きっと・・・)しばらくいくと、やっと道まだぼこぼこだけど、どうも農場の一部らしいところに出た。まるで、ハイジの世界。空から光がさしてきて、なだらかな山の斜面・緑がとてもきれい。あ~私がもし牛や、やぎだったら、こんなところで生活したいな~。なんだか別世界。うまく表現できないけど、あのアドベンチャー道路を通ってきて本当によかった~と思った。こんなきれいな景色を見れたんだもん。その後、舗装された道路に入ると、なんて運転しやすいんだろうと、舗装道路のありがたさを改めて感じた。今日は念願のオアフ島東回りを完結でき、大満足。