わんこ日記 Kちゃん
ボランティアで行っているシェルターは、頭数に対してボランティアの数が全然足りてないため、全てのワンコを散歩に出してあげることができない状態。そのため、私の中で優先順位を決めて散歩に出している。譲渡対象にはならないかもしれない高齢、病気のわんこ達が私の中では、優先わんこ。シェルターに行くと、ざっとどんなわんこ達がいるかみる。大体のわんこ達が戸口側に頭を向けていることが多いが、起きているのに、壁側を向いている(背中を入り口向けている)わんこは、目が見えないか、痴呆などのご高齢ワンコが多い。背中を向けてるわんこ発見。犬舎のカードに目が見えないかもと書かれていた。14歳のJちゃん。わんこ用ベッドに横になっていたが。入り口側に背を向けている。私が声をかけても反応が鈍い。声が聞こえないのかな?でも、おやつをJちゃんの近くに持っていくと、クンクン嗅いで、私の手から、パクッと食べた。歯がないのか、Jちゃんの口、私の手にあたってるのに痛くない。Jちゃんを抱っこして、外の芝生のところにそっと置いた。うずくまったままで、動かない。Jちゃんの側におやつをあちこち置いてみると、そのほうに顔を向けて、パックっと食始めた。”Jちゃん、じゃ、そろそろお部屋に(犬舎)に戻ろうか?”なんて話しかけてると、Jちゃん、ムクっと起き上がり、ゆっくりと歩き出し、クンクンとあちこちの匂いをかき始めた。”わ〜Jちゃん歩けるじゃない!”と嬉しくなった。しばらくJちゃんとゆっくり散歩した後、犬舎に戻した。すると・・・・犬舎の中のJちゃん、犬舎内をあちこち活発に動き回っていた。本当は、毎日Jちゃんを外に出してあげたいんだけどな・・・。おやつをJちゃんの犬舎内にあちこち置いてるて、その日はシェルターを後にした。