HD DVDとBlu-rayによる映画タイトル制作を支援--ソニックが団体設立
カリフォルニア州ノヴァトに本社を置くSonic Solutionsは、次世代の映画ディスクが問題なく普及することを目指し、ディスク技術規格のHD DVDとBlu-rayをそれぞれ支持する企業を加えた団体を設立した。
Blu-RayとHD DVDをそれぞれ支持する企業が、High Definition Authoring Alliance (HDAA)への参画で合意した。HDAAは、両規格での映画タイトルの制作が可能となるよう、映画をディスク化するオーサリング会社を支援する団体である。
HDAAは米国時間4月21日、電子およびコンピュータ関連の大手企業であるソニー、LG、松下電器産業などが同グループに参加することを発表する予定だ。
-中略-
アナリストらはこの規格戦争に関して、購買者を混乱させるか、あるいは勝敗が決定するまで買い控えが起こると予測している。30年前のベータとVHSの規格争いでは、多くの一般消費者がVHSを支持し始めた途端、映画会社が即座にベータ版の制作を打ち切ったため、ベータ機器購入者は苦い経験した。
Sonic SolutionsはDVD技術を販売しており、同社のDVD制作ツールは非常によく知られている。同社は、HD DVDとBlu-rayの両陣営が規格統合に合意しなかったことから、HDAAを設立した。HDAAは独断的な意見にとらわれない立場を取っており、Hartley氏は「映画タイトルが家庭にあるプレーヤーすべてに対応できるようにしたい」と述べた。(CNET Japan)
両規格とも、それぞれ対応する端末はつくられていますが、実際のところ、消費者は"買い控え"がだいぶあるようですね。
これらの規格争いが、結果的に技術進歩・普及の妨げにならなければよいのですが。
#なんとなく、HD DVDが残るんじゃないかなと