「少年歌行」ホームドラマチャンネル、「寧安如夢」WOWOWで放送中「雪中悍刀行」１１月チャンネル銀河でスタート

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【新品】【本】ポーの一族春の夢　萩尾望都/著​

若い頃に好きだったものって特別ですね。

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【新品】【本】ポーの一族　3　復刻版　萩尾望都/著​

私の場合は「ポーの一族」はそれこそどれだけ読み返したかというのもありますが、もうすでに立て替えられてしまった母校のお気に入りの場所で本を読み漁っていたあの頃の自分に一瞬で戻れてしまうような不思議な感覚を覚えます。それぐらい読んでいたんだと思いますもの。特にこの「小鳥の巣」が大好きでした。

予断ですが、私のＴｗｉｔｔｅｒへの書き込みを中国人の女の子が微博に転載してくれたのが縁で、主演男優さんから直接コメントを頂きました。本当に嬉しかったです。そんなニコニコとした気分でこのコミックを買いに行ったら、やはり学生時代にハマった小説の復刻版を発見。そういえば、生まれて初めて書いたファンレターがその作家さん宛で、御礼の年賀状を頂いたのを思い出しました。全然進歩がないわ私。でも、両方とも嬉しい出来事でした。

類は友を呼ぶ。友人が「トーマの心臓」連載中の萩尾先生にファンレターを出したことがあって、なんとイラスト入りの御礼の手紙が届いたと見せてくれました。あの時に私も書けば良かったわ。

連載再開に絵柄が変わってしまって初めて見た時はビックリしましたが、その世界観など読み進むにしたがって、あぁ、エドガーたちの私たちの知らない物語が現れてきたとすごく嬉しくなりました。そうキング・ポーも登場しますし、バンパネラに関しての言及も。萩尾先生まだ気にしていらしたのね。ふふふふふ。

今回の一連の作品は春夏秋冬それぞれに関した物語があるそうですが、どうも今まで語られなかったエドガーを取りまくバンパネラたちの社会に関することのようです。今まで孤独に生きてきた彼らを取り巻く社会。そして、戦争などなど。

もし、今までにこのシリーズにはまり込んだことのある方には、きっと読めば読むほどに昔熱中したあの頃の感覚がよみがえると思います。お勧めです。今回はちゃんと多く刷られていますので、書店で注文すれば確実に手に入るはずです。

そして、重大発表も、宝塚の話ではなく「吉田秋生本」が年末に出版されるそうです。私にとって彼女はなんと言っても「ＢＡＮＡＮＡ　ＦＩＳＨ」！そこから「海街Ｄｉａｒｙ」まで。楽しみですね。

そう先日、新宿駅でフッとあの７０年安保闘争がここでも行われたことを思い出しました。そういえば最近、思い出していなかったです。傷痍軍人さんがいて、デモ隊とのぶつかり合いがあって逃げていく人たちがいて、拡声器から流れる声があって、物乞いの方々がいらして。。。昭和にはもう戻りたくないわと思っていましたが、こうして懐かしい本と再会、再発見があるのは楽しいですね。

子供時代に何に出会ったのかというのは一生を左右することもあります。だからね、若い時分にレイモンド・ダグラス・ブラッドベリーをお読みなさい、という話もありましたが、親の価値観の押しつけもどうかと思って、結局、子供たちには読ませませんでした。でも、母は好きよ。

「ポーの一族」の物語にハマられた方はこの本は要注意です。あの時代に引き戻されるかもしれませんから。。。それが楽しい思いででも悲しい思いででも、戻ってきちゃう、私にとってこの一冊はそんな一冊でした。何があってもこのシリーズ最後まで読むんだろうな私（＊＾＾＊）