司法書士　新たな旅立ち

何年か前、個人再生の申立てをしたいという事で相談にこられた方がいました。
住宅ローンが残っている自宅をどうしても残したいとの事でした。
最初の面接では住宅ローンの延滞額を本人も詳しく把握していないようでした。自動車のローンを支払っていたので、住宅ローンの延滞はそれほどの金額にならないだろうと考えていました。
でも、面接を重ねるにつれて、税金の滞納、住宅ローンの滞納がかなりの金額に
なることが分かりました。
消費者金融と住宅ローン、税金の支払いを全部やるには、よほど切り詰めた生活をしなければいけなく、年齢的にも子供を作るのにぎりぎりの年。再生手続きを選んだ場合は、返済を何より重視しないといけません。とても子供を作っている余裕はありません（人によりますけど）。
ウチを手放して、子供を作る道を選ぶか、つめに火をともすような生活をして自宅を残すか。選択に困ります。
その人の人生が大きく変わってしまうから。安易な答えは出せないです。
その当時は本当に悩みました。結果は、、、、
秘密です。