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あれこれ備忘録 ホスピス医のこころを支えるもの

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粗忽のたかびー

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2024.03.04
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テーマ:いい言葉(576)
カテゴリ:ドラマ鑑賞

舟を編む (光文社文庫) [ 三浦しをん ]

みどり(池田エライザ)は、馬締(野田洋次郎)が配偶者の香具矢(美村里江)と暮らす元下宿屋の一室を借りることに。「大渡海」を立ち上げた“辞書の鬼”松本先生(柴田恭兵)、社外編集の荒木(岩松了)、事務員・佐々木(渡辺真起子)、バイト・天童(前田旺志郎)ら辞書編集部員と慣れ親しんだ頃、原稿執筆者の秋野教授(勝村政信)から『水木しげる』の語釈がたった数行にされたのには納得がいかない、と怒りの連絡が来る。狼狽するみどりの前に、元・辞書

秋野は『水木しげる』に救われた過去を持つ。水木しげる対する想いは、馬締の香具矢に対する手紙、漱石の『ここら』の遺書と一緒だと。溢れる想いは要約しようがないのだと。

秋野のもとに行き、こう話す西岡。
辞書は入口に過ぎないが、入口が無ければ入れない世界がある。水木しげるの入口にふさわしい言葉は?と問いかける西岡。秋野が口を開く。
「漫画家である。代表作はゲゲゲの鬼太郎。」

冒頭で、語釈に血を通わせることの大切さ、誰が何を求めて辞書を引くのかを意識しなければならない、と西岡に諭されたことを馬締から聞いていたみどり。

それを西岡は、秋野にも伝えてくれた。

小説には水木しげるのくだりは勿論ない。まだ、生きておられたから。そこに小説にある西行の語釈とあわせたていい話になっていた。

☆☆☆





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Last updated  2024.03.04 13:29:42
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