2009年 IFN助成も1年半可能に C 型慢性肝炎学術講演会から 2008.11.7
C型肝炎に対するリバビリン併用療法の更なる飛躍を目指して と題して熊田博光先生の講演を聞いてきました。なんせ、新しい話ばかりで目がまん丸になっていました。いろんな、検討のデータがそろってきてるんだなあと勉強になりました。メモ的でわかりにくいところは許してくださいね。糖代謝と脂質のC型肝炎ウイルスの影響を膨大なデータから解析して論文にしていました。ウイルス排除による糖尿病発症抑制効果インターフェロンの効果ある人無い人で比較してフォロー2842人でのフォロー ヘパトロジーに来年2月頃出る予定と新たな糖尿病の発症はどうだったかウイルスが消えた人と消えない人では明らかに差がある累積糖尿病発症率 5年3.6% 10年5.2% 15年17%肝細胞の脂肪化が起こることについては、コア領域を埋め込むとマウスに肝脂肪化が起こる脂肪化の多い場合はIFNの効果が不良というデータありHCVのコア領域のアミノ酸配列の変異も治療効果に影響コレステロール LDLが影響するとLipid droplet という概念中性脂肪を蓄える コア蛋白がLDLとくっつくなどCore aa70-91置換は肝細胞の脂肪化とウイルスの増殖、インスリン抵抗性に密接に関係する更なる向上に何がなせるか72週間投与 スタチン製剤の併用ハイレンジ法の測定法での分析ではウイルス量による効果の差がなかったがリアルタイム法では、6.91ログ(アボット)以上では効果が低くなるアボットはタックマンより0.5低く出る。結局タックマン法でウイルス量が測れるようになったことで、ウイルス量が効果に関連すると言えることになった。女性は6.01以上で低くなり、男性も6.91以上では低くなるだったかな。12週までにタックマンで陰性化すると、この日のデータでは全例ウイルスが消失した。24週で陰性化しても59.5%の人は、ウイルスが消失する。以前は高齢女性は効果が低かったが72週になると飛躍的に上がる12週前に消えなかった人を72週すると30から60%まで上がるHDLコレステロールの差も効果に差がある来年の四月以降助成制度も、12週以降陰性化例は1.5年へ伸びると言っていました。これは、患者さんに朗報ですね。フルバスタチン(ローコール)を加えたリバビリン併用療法が効果的であるというデータについて試験管レベルの実験で フルバスタチンが最もウイルスが下がった 2006.6月発表ありコレステロールを下げるのはリピトールが強いのにローコールがC型肝炎ウイルスには効果的とでた。効果の機序はわかっていない。。。パイロットスタデイでローコール20mgを加えた56日でウイルスの下げる力があることがわかった陰性化が早く、消失率も上がった。48週での比較では15%も引き上げてくれたとこれからの治療 さらに短い期間で治せないかプロテアーゼ阻害剤テラペラビル(Telaprevir)に期待がかかっている24週で71%となっていたプロテアーゼ阻害薬だけでは2週間で血中から消えるが変異株が出て再度上昇する飲み薬だけできえ続けている人もいる24週投与の例3剤の併用試験が現在日本で行われているペガシスの方が間質性肺炎が多いというデータにより日本は海外と違いペグイントロンと合わせることに決まったと新規が10例 3ヶ月で治癒 80% 貧血で中止それでも治っている4週でも治っている再治療では プロテアーゼ阻害薬を加えたらあっという間に治った例もあるすごい効果だと言える副作用 皮疹85% 重篤な薬疹1例貧血はHb12台で始まった人に多い三剤での24週治療が主となる可能性がある7ログ以下はリバビリン7以上はコアを測りワイルドならリバビリン ミュータントなら三剤かローコールノバルテイスがローコールでは治験をしてる開始してる治験が40施設で始まっている、プロテアーゼは10月から 北海道では 北大 厚生 帯広厚生で始まっているインターフェロン前にローコール飲ませたり、体重を減らすのはいいとおもわれるとばあーっと聞きながらメモしていましたが、明日から即実践できるような情報もありとても、勉強になりました。