愛しい人は〃もう居ない〃届かぬ想いを詩にして。

久しぶりに開かれた同窓会で

私の元恋人の貴方を　見つけた。


「今の生活楽しいよ』なんて

ニッコリ微笑み合ったけど


今度会う約束をした。

一度だけなら許されると思った。

会う回数が増えてゆく・・。


『こんなコトもあったね』と

思い出の場所に　足を踏み入れて

急に重たくなる気持ちは　何故だろう？


『思い出なんか振り返らなきゃ良かったね』と

言葉を交し合うコトも　眼を見て話すコトも

思い出の中にいた　私と貴方のよう。


『今の私と貴方を思い出の中のように・・』と

今、愛してる大切な人を　裏切る事なのに

それでも思い出が愛しくて　今の私と貴方も愛しくて。


『欲張りなの私？貴方も大切な人も思い出も・・』と

全て失う日が　来ないように　涙溢れながら祈る。

純愛を思いながらも　私は・・。


『でも私も貴方も共犯者みたいなものよ』と

ココロの奥で　そう思っている私は　汚い？

互いに　大切な人いながらも　愛してしまった。


『どうしてなのだろう？』と

私も貴方も　考え込む程になって

まるで互いの大切な人が　泣いてるように。


『大切な人が居るのに何故・・』と。

今更　後戻りなど　出来なくて・・・。

今の関係を　終わらす事も　出来なくて・・・。


この愛と　大切な人への愛が　交わるまま・・。