カテゴリ:レビュー(書籍)
亡くなった家族とそっくりな人が恋人となる「優しい音楽」、不倫相手が夫婦で旅行へ行くというので彼らの子供を預かる「タイムラグ」、ホームレスのおじさんを同棲している自宅につれて来る「がらくた効果」の三編。
どの作品もほぼありえない設定です。瀬尾さんの作品に悪人は出てこない・・・例えば三作とも殺伐とするか 破滅するか・・・という結末でも当たり前のような気がするが瀬尾さんの作品はそうでない結末であり それが妙に納得できる。要はどんな事でも考え方一つであるという事と世の中には価値観が違う人はいても悪人はいないのだという事を思い知らされる。 「卵の緒」とセットで読む事をおすすめします。 おすすめする方 :悩み事がある方 おすすめしない方:フルートを吹くのを断念した方 5段階評価:★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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