カテゴリ:本
今日の「情熱大陸」は、作家の角田光代さんの特集。
最近直木賞を獲りましたが、前々から評価の高かった作家なので、満を持しての受賞といったところかな。 番組では、角田さんが小学生の時から多くの作文をしていたというエピソードが綴られていて、そこで紹介された彼女の作文がすごく印象的でした。 将来自分が作家になりたいってことを書いたものなんだけど、それは普通の小学1年生には絶対書けない表現で、その頃から彼女は間違いなく天才のもの。 もちろんその後の努力があってこそ今の彼女の地位があるわけですが、あんな文章を7歳の頃から書かれてしまっては、凡人がどれだけ努力しても太刀打ちできません。すごいや。 角田さん、受けられる仕事は最大限受けるそうです。 でも、締め切りを守れなかったことはないそうです。 にも関わらず、その作品の質は絶対に下がらない。 やっぱり、すごいね。 ちなみに、管理人は角田さんの作風をとても気に入っています。 俺自身はきっと、彼女の作品の中の登場人物や、彼女の作品を好んで読む女性たちの感情を「共感」という形でわかりあうことは出来てないんだと思う。 でも、角田さんの女性の感情のあらわし方、ふっとした小さな心の動きを丹念に重ねていく筆致は、心地よくて少しせつない。 だから角田作品は魅力的。 あと、江國香織さんが、角田作品について「まっすぐにいう」という感想を言ってました。 まっすぐにいう。 だからきっと、俺は彼女の作品が好きなんだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月23日 20時13分19秒
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