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カテゴリ:皮膚感染症・殺菌・消毒
「トビヒが良くなりません」
「中耳炎ですね」 「消毒してたんですが」 「中耳炎治さないとね」 乳児期にアトピーのあった4才の男の子(IgE:39、ダニ5、HD5、卵白3、オボムコイド3、猫3、胡麻2、トマト2、卵黄2、小麦2、タケノコ2、ソバ2、ジャガイモ2、ヨモギ2、大豆2、犬2)。 トビヒが良くならないとして受診しましたが、鼻粘膜と鼓膜が真っ赤でしたので、殺菌消毒(強酸性水、イソジン)と抗生剤軟膏(フシジンレオ)と内服(フロモックス)を処方いたしました。 トビヒは黄色ブドウ球菌感染(時に溶連菌)によるものですが、塗っても効かない場合には、中のほうに感染巣(鼻炎・扁桃炎・中耳炎)があって、バイキンが行ったり来たりして治らない場合がありますので、注意が必要です。 消毒や軟膏は中には届きません。内服の抗生剤は表面には届きません。症状によって薬を使い分ける(併用する)必要があります。 えっ?、トビヒにリンデロンを処方された?、ステロイド軟膏は免疫抑制剤ですのでカビ・バイキンを増やして危険です。トビヒには禁止です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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