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カテゴリ:アトピー
「健診でひっかかりました」
「4才過ぎると夜尿症です」 「3才まではいいんですか?」 「毒多ぁは小4まで漏らしてました」 「牛乳も卵もゼロでダニホコリ陽性ですね」 「環境アレルゲンの年齢に入りましたね」 生後1ヵ月からアトピーがあった3才の女の子(5ヵ月でスクラッチ卵白発赤20mm-8mm、枝豆18mm-8mm、牛乳15mm-8mm、ダニ15mm-8mm、杉花粉15mm-8mm、醤油20mm-7mm、小麦粉15mm-7mm、犬毛8mm-5mm、対照液7mm-4mm、10ヵ月でIgE:18、牛乳2、卵白2)。 除去食+インタール+殺菌消毒で良くなって、しばらく来院されませんでしたが、3才児健診で頻尿と夜尿を指摘されて、久しぶりに受診しました。 夜尿症は中枢(脳・精神)の未熟性により抗利尿ホルモンが分泌されない状態です。精神的に成熟すれば、自然に治ってきますが、冷え症のアレルギー体質に多いので、「心」と「体」の「冷え」と「汚染」対策は喘息などと同様です。 1年ぶりの血液検査では、牛乳・卵白はゼロになり、IgE:13、ダニ2、HD2、が陽性になっておりました。 アレルギーは行進曲のようにどんどん進み(変化し)ます(アレルギーマーチ)。 アレルゲンでは、妊娠中から毎日お会いする食物アレルゲン→生まれてから毎日お会いするダニ・ホコリ・ペット→年に1回お会いする花粉→カビとバイキン、のように変化(進行)します。 病名では、皮膚炎→喘鳴→鼻炎→内臓(腎臓など)、という具合です。 なるべく赤ん坊の食物アレルゲンの皮膚炎のうちに食い止めて、将来の大きな病気にしないことが大切です。 毒多ぁの外来でも、2才まではかなり厳重な食事指導をしますが、2才過ぎたら、食事はシツケで教育で看病で会話が治療。制限はほどほどです。環境アレルゲンの年齢に突入しますので、お掃除お方付け花粉対策に重点が移ります。 えっ?尿検査はしなかったのかって?尿定性正常で早朝尿の浸透圧が982もありましたので(800以上)問題ないでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月03日 21時27分11秒
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