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カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「蕁麻疹の薬ください」
「アレジオンは抑えているだけですよ」 「アレルギーはありません」 「鼻粘膜も鼓膜も扁桃腺も赤いですよ」 「血液検査では出ませんでした」 「肉と油物食べてませんか」 「肉と油物大好きです」 「ω6系は減らしてください」 10年前から全身の皮膚が痒くて抗アレルギー剤を内服している24歳の男性(前医でIgE検査すべて陰性)。内服していると痒みが治まりますが、薬が切れるとまた痒くなるようです。 食生活を聞いたら、血液検査で陰性だからアレルギーはない(何を食べても良い)とだまされて、10年間毎日大好きな肉と油物ばっかり食べているようです。 赤み痒みの原因はω6系(n-6系)の炎症性物質(肉類:アラキドン酸と植物油:リノール酸)の摂り過ぎによります。 赤みかゆみの比較的少ない食べ物はω3(n-3系)の魚菜食(魚:EPAエイコサペンタエン酸・DHA:ドコサヘキサエン酸、野菜:αリノレン酸)です。 食事をω(オメガ)6系の獣食油食からω3系の魚菜食に変えるだけで炎症(赤み痒み)が格段に減ります。炎のつく病気(皮膚炎・鼻炎・中耳炎・扁桃炎・・・)がこじれるのは、肉と油(炎症を起こす材料)の食べ過ぎです(ω6系は1日必要量ご飯茶わん2杯で足りる)。 血液IgE(アレルギー)検査は陽性率3・4割程度で当てにはなりません。プラスでは危険と言えますが、ゼロだからないとは言えないのです。検査で引っ掛からないから何を食べても良いなどということはあり得ません。ゼロの人はほどほどの努力、プラスの人は気合を入れて努力です。 血液アレルギー検査は、数値が低く出た時の弊害(油断してかえって悪くしてしまうこと)が多いので、(無知な医師にかかると)危険な検査です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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