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カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「旅行でキムチを食べたら痒くなりました」
「ノドと鼻と鼓膜が赤いですね」 「軟膏塗っても効きません」 「感染性の紅斑です」 「父親が数年前からアトピーです」 「何歳でも出ますからね」 昨年の12月に旅行に行って焼き肉とキムチをたくさん食べまくってから皮膚が痒くて治らない45歳の男性。 体中に粟粒大の小発赤疹がたくさん出ておりましたので、感染性の紅斑を疑って診察をしたら、ノドも鼻粘膜も鼓膜にも発赤を認めました。 もともと花粉症があって、父親も60代からアトピーが発症したようですので、紅斑ばかりではなく、成人型のアトピーの始まりかもしれません。 蕁麻疹や紅斑は血管に起きるアレルギーですが、アレルギーは複合汚染ですので、解毒能力のバケツがアレルゲン・汚染物質・炎症性物質でイッパイになって、あふれてしまった状態です。 肉は炎症性物質(ω‐6系のアラキドン酸)で炎症(赤み痒み)を強くします。 唐辛子のカプサイシンは交感神経を刺激して脂肪を燃やすほどの仮性アレルゲンですので、皮膚炎も真っ赤に燃やします(ナス科の中でも最強)。 今回は、風邪気味だったところに、焼き肉+キムチ旅行で一気にバケツがあふれてしまったのでした。円高ウォン安だからしょうがないよね。 そのうちに、父子で血液検査をすることになるでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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