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カテゴリ:ダニ・ホコリ
「今苦しがってるんで診てもらえますか?」
「来てください」 「さっきは暴れてたんです」 「胸はきれいですね」 「喘息発作じゃないんですか?」 「鼻閉ですね」 「鼻が詰まったくらいで苦しむんですか?」 「突然旦那様に鼻をつままれたら・・・」 「・・・どうすればいいですか?」 「点鼻を処方しておきます」 8月に、「エアコンをつけると鼻汁・鼻閉・鼻出血・頭痛がある」として、血液検査をした6才の男の子。IgE:945、ダニ4(31.9)、HD4(28.4)、杉3(9.33)、ヒノキ2(1.45)。エアコンを掃除したら良くなっておりましたが、1ヵ月前に、再び「就寝時に胸のあたり(呼吸)が苦しくなる」として受診しました。 強い鼻閉を認めましたので「鼻詰まりのみで胸はきれい」と説明したら「喘息ではないのか?」との強い懸念を示されたので「苦しがっている時に診ないとわからない」と答えたら「夜苦しがったらどうしたら良いのか?」「電話してみてください」。 1ヵ月間音沙汰がないと思ったら、22時に突然電話「苦しがっているけれどどうすればいいですか?」「来てください」。 呼吸音はクリアで喘鳴やラ音は認めず、強い鼻閉と左鼓膜と咽頭扁桃の軽度発赤を認めました。「鼻が詰まっているだけです」「鼻が詰まってるだけでこんなに苦しむんですか?」「旦那様に突然鼻をつままれた自分を想像してください」「・・・離婚します」。抗生剤(ジスロマック)と点鼻薬(ナシビン+インタール)を処方しておきました。 その後来ないので、何とかなっているようです。鼻閉なのに、ずっと喘息の治療を続けていた6才児。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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