|
カテゴリ:気管支喘息
「数値下がってるね」
「努力してます」 「セレブ美人なのに努力してるの?」 「セレブじゃありません」 1才2ヵ月から毎月呼吸困難を起こす6才の男の子。近医でシングレア内服とホクナリンテープを貼るだけで、検査もなし、指導も説明もなし、努力もなし「時期が来れば治る」とだけ言われておりましたが・・・ 4才4ヵ月の時に咳嗽・喘鳴・呼吸苦が良くならないと受診しましたので検査したらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 冷えと汚染対策をしていただいたら、徐々に発作は軽くなり、毎回ジスロマック内服で改善しておりました。 4才4ヵ月:IgE:2317、ソバ2(1.19)、ダニ1(0.40)、HD1(0.39)、バナナ1(0.36)、イネ科・雑草・杉・ヤブカ・エビ・サバ・ヒノキ・イクラ≦0.34 4才6ヵ月:IgE:1650、卵白2(0.92)、ソバ1(0.65)、ダニ1(0.51)、HD1(0.49)、バナナ・ミルク・小麦・胡麻・ピーナッツ・大豆・トマト・ジャガイモ≦0.34 今回は、久しぶりに咳が長引きましたので検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 6才2ヵ月:IgE:693、卵白・ソバ・ダニ・HD・イネ科・雑草・カビ・シラカンバ・杉・犬・トマト・ヒノキ≦0.34 この児の問題点は、血液検査では出にくい「隠れ型」ということです。 初診時の総IgE値は2317と高いのに、部分的なRAST値を合計しても1.19+0.40+0.39+0.36=2.34にしかなりません。2317-2.34=2314.66は不明ということです(隠れ型)。 総IgE値を気にしない主治医はRAST低値だけ見て「たいしたことない」「そのうちに治る」ということになります。 総IgE値を気にする毒多ぁは「RASTなんて当てにならないから」「ゼロのうちに努力してプラスにしない」「ゼロは無いんじゃなくてまだ間に合う」「何か隠れてるからほどほど努力してね」「喘息は冷えと汚染だよ」「マイコプラズマのスーパー抗原に負けない体を作ろうね」・・・たいてい、化粧が入念で美人の母親は努力なんてしないものと思っていたら・・・IgE2317→1650→693。数値も症状も改善してました。隠れて努力してたのね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年08月16日 01時33分48秒
コメント(0) | コメントを書く
[気管支喘息] カテゴリの最新記事
|