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カテゴリ:マイコプラズマ
「もう終わったのかな?」
「構いませんが小児科ですよ」 「痒くてどうしようもないんや」 9月の稲刈りから全身掻痒がひどくて、皮膚科でステロイドを塗っても良くならず、近所の知人にだまされて、水曜日(半日)外来終了後に裏口から入ってきた76才の女性。 全身掻痒がひどくて眠れないので診てほしいとのことでしたが「小児科ですけどいいですか」と言ったら「ここに掛かった大人から聞いて来たんや」とご立腹の様子。 皮膚を診ずに鼻粘膜を診たら「鼻粘膜真っ赤に充血してますね」「皮膚を診てもらいに来たんや」またまたご立腹の様子「中が真っ赤なので外まで痒いだけですよ」少し考えて「どういうことや!?」「マイコプラズマの検査してもいいですか?」させてくださいました。 感染に伴う皮膚掻痒症と考えて、検査をさせていただきましたが、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:31、マラセチア・イネ科・雑草・カビ・シラカンバ・杉・ダニ・HD・犬・蛾・ピティロスポリウム・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34、抗核抗体<40 症状は、ジスロマック内服1日で改善し、同時に処方したエピナジオン錠と強酸性水消毒は必要なかったそうです。 よくよく聞いたら、同時期に、家族全員咳嗽が続いていたそうです。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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