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カテゴリ:皮膚感染症・殺菌・消毒
「これはいつ治るんでしょうか?」
「カビだらけの餅はつき立てには戻せません」 「全身汁が出て眠れないんです」 「とりあえず点滴します」 数年前から全身発赤ガサガサで市内の医療機関を転々としている60才の女性。 5年前:IgE:458、杉18.10、ヒノキ3.01、カビ0.76、ダニ・HD・イネ科・雑草・ブドウ球菌B・犬≦0.34 今夏から急激悪化したようです。 6ヵ月前:IgE:1547、杉81.6、ピティロスポリウム5.51、マラセチア4.21、イネ科1.14、ダニ0.75、食物0.41、動物上皮・ブドウ球菌A≦0.34、TARC:4469 3ヵ月半前:IgE:2638、カンジダ13.0、ピティロスポリウム11.8、マラセチア10.4、TARC:7523 3ヵ月前:IgE:2980、TARC:3483 1ヵ月前:IgE:3502、TARC:10131 転々としたあげく、マコモ風呂に入ったら一気に悪化し、どうしようもなくなって、亀クリに来てしまいました。 全身発赤ガサガサジクジク肥厚苔癬化、カビバイ菌だらけでゾンビ状態でしたので「カビだらけの説明を聞いてますか?」「知りません?」一応前医でカビの薬(イトラコナゾール錠)は処方されておりました(説明なし)。 鼓膜と咽頭発赤および鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので検査しましたがイムノカードマイコプラズマ抗体(±)は判然としませんでした。CRP0.34、WBC12980(Eos:36.0%) IgE:2667、カンジダ4(24.8)、マラセチア3(15.0)、ピティロスポリウム3(12.5)、アルテルナリア3(8.28)、トリコフィトン3(4.44)、アスペルギルス2(3.39)、TARC:34155 どうしようもないので「うちに来ても治りませんよ」「なんとかしてください」「カビだらけの餅を搗きたてに食べられるようにして下さいというのと同じくらい困難です」「なんとかしてください」「とりあえず年末年始を乗り切れるように点滴します」 ミノペン+デカドロン点滴+ジスロマック内服+イソジン消毒で、少し乾いてきました。 もう他に行くところもないので、また亀クリに来るそうです。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月20日 16時09分40秒
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