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カテゴリ:薬物・薬効・薬害
「痒くて痒くて眠れないんです」
「カビだらけですね」 「皮膚科でプロパデルム塗られてるんです」 「弱いステロイドも試しましょう」 「アルメタの方が合います」 「アルメタ2倍希釈にします」 1才頃から下腹~陰部~大腿部が発赤ガサガサだった9才の男の子。ステロイドを塗り続けて2才頃からひどくなったので、3年前(6才)に受診しました。 3年前:IgE:69、ピティロスポリウム2(0.75)、HD2(0.71)、ダニ1(0.64)、カビ・杉・猫・犬・卵白・ミルク・小麦・黄色ブドウ球菌≦0.34 診るからにカビだらけでしたが、数値が低く、強酸性水消毒+イソジン消毒+抗菌剤軟膏で、みるみる良くなってしまいました。 ここ2年ほど来ないなと思っていたら・・・ 春頃から全身ガサガサが悪化して、プロパデルムが効かないので(9才)再受診しました。 前回よりも全身(特に陰部)発赤ガサガサカビだらけが悪化し、鼻粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 どうやら、ステロイド皮膚症(カビだらけ)が杉花粉+マイコプラズマで一気に悪化したようです。 3年ぶり:IgE:207、ビール酵母3(7.74)、カンジダ3(6.76)、ピティロスポリウム3(6.66)、杉3(5.67)、マラセチア3(3.91)、ダニ3(3.70)、HD2(2.81)、アスペルギルス2(2.11)、ヘルミントスポリウム2(1.16)、ヒノキ2(1.07)、蛾2(0.81)、黄色ブドウ球菌2(0.71)、カビ1(0.69)、イネ科1(0.60)、シラカンバ1(0.36)、トリコフィトン0.16、アルテルナリア0.13、クラドスポリウム0.10、犬・ペニシリウム≦0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) なぜ?、いったん良くなったカビだらけにstrongのプロパデルムを塗ったのか聞いたら、1年前に大怪我をして総合病院に担ぎ込まれ、外科処置のついでに皮膚科に拉致され、無理やりプロパデルムを塗られたそうです。それからずっと塗っていたら、どんどん悪化したそうです。 もう一度、初心に帰っていろいろ試してもらったら・・・ 強酸性水◎、アルメタ◎、キンダベート◎、ロコイド×痒くなる、プロパデルム×無効、プロペト×無効、ヒルドイドローション×痒くなる、ケトパミン×無効、ラミテクト×無効、フシジンレオ×無効、フラビタン×無効、ネオメドロール×無効 とりあえずミノペン+デカドロン点滴+ジスロマック内服で良くして、今後アルメタ軟膏を徐々に希釈していく予定です。 なんでもないのに、ステロイド(strong)を毎日きちんきちんと塗ったら、カビだらけになるよね。アトピービジネス。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年06月30日 23時33分38秒
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