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カテゴリ:アトピー
「気にしなくっていいって言われたんですが」
「これはカビだらけですね」 「何なんでしょうか?」 「アトピー性皮膚炎です」 「血液検査してください」 生後2・3ヵ月から顔のガサガサがあり、生後8ヵ月から口周囲のカサカサとおむつかぶれに紫雲膏を塗っていた男1才2ヵ月の男の子。父花粉症、母小児喘息HD。父の実家ジャックラッセルテリア1名、母の実家コーギー1名。 生後9ヵ月に嗄声と咳嗽で受診しましたが、鼻粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血および喘鳴を認めましたので、メプチン吸入したら喘鳴は消失しました。 RSV(+)、MSSA(+)でしたので、病院に紹介状をお書きしました「RSウィルス気管支炎が先ね」「アトピーの説明は後でね」「紫雲膏は豚と胡麻入ってるから気をつけてね」。 その後来ませんでした。 と思ったら顔カサカサ、お尻真っ赤っかで、エキザルベを塗っても良くならず。 1才1ヵ月:IgE:89.5、卵白15.77、オボムコイド7.08、ミルク4.17、卵黄3.73、大豆0.19、小麦0.13、Hb9.8、MCV65.2 血液検査の説明も「気にしなくて良い」としか言われず、説明希望で、5ヵ月ぶりに来ました「エキザルベはステロイドなのでカビ増えますよ」「気にしなくて良いって」「数値が上昇してたら気にした方がいいですよ」検査させていただきました。 1才2ヵ月:IgE:276、卵白4(18.7)、小麦3(10.3)、ミルク3(6.71)、ピーナッツ3(3.78)、犬2(2.20)、胡麻2(1.85)、大豆2(1.79)、ジャガイモ2(0.88)、ダニ・豚肉<0.10、Hb9.4、Ht30.1、MCV66、Fe21、UIBC423 上昇してましたので、除去食+インタール+強酸性水消毒を開始しました。 もちろん支那人の好きなラード+胡麻油軟膏(紫雲膏)とステロイドは中止していただきました。 よくよく聞いたら、32才の父も成人型ADで顔・首が真っ赤だそうです。 父30才(2年前):アシナガバチ2(1.32)、ミツバチ・スズメバチ≦0.34 父32才:IgE:257、杉5(53.6)、イネ科4(18.0)、ヒノキ3(7.37)、蛾3(3.98)、HD1(0.64)、ブタクサ0.29、イムノカードマイコプラズマ抗体(-) 母は5才まで喘息。その後鼻炎。蟹×果物×。 母29才:IgE:41、ダニ3(6.10)、HD3(5.78)、杉2(2.12)、ブタクサ0.30、イネ科0.15、シラカンバ・犬・蟹<0.10 2年前に、父の勤務先での蜂刺症健診のときに、アシナガバチ以外の項目もやっていれば、母も検査していれば、児のADも防げたかもしれません。 本当は結納のときに二人で血液検査なんだけどね。恐い恐い。 そうそう、毒多ぁが赤ん坊だったら、絶対に、ラードと胡麻油なんて、塗られたくないです。支那の人は変です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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