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カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「蕁麻疹が2ヵ月続いてます」
「ミミハナノド赤いですね」 「塗っても治らないんです」 「皮膚の下の毛細血管炎です」 「食べ物じゃないんですか?」 「マイコプラズマ(+)です」 「良くなりました」 4月から全身蕁麻疹が↑↓している13才の男の子。柴2名、4日前から咳嗽もあり、昨日の職場体験で悪化し、検査希望で受診しました。 鼓膜発赤と咽頭扁桃の発赤腫大、鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 13才5ヵ月:IgE:300、蛾1(0.46)、ダニ0.29、HD0.27、杉0.27、カビ0.16、ミルク・イネ科・ブタクサ・シラカンバ・犬<イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 症状はAZM+ロラタジン内服で、すぐに良くなってしまいました。 蕁麻疹は皮膚の下の血管に出るアレルギーです(<紅斑<紫斑も血管炎)。皮膚炎ではありませんので、軟膏はあまり効きません。 蕁麻疹は感染に伴うもの「飛騨弁でカゼボロ」が多いです。風邪のひき始めが蕁麻疹。です。 特に、溶連菌(exotoxin)やマイコプラズマ(arthritidis derived mitogen)や黄色ブドウ球菌(enterotoxin)は強力なスーパー抗原を放出します。 環境アレルゲンの場合にはすぐわかります。隣の田んぼで農薬を撒いたら出た!ファブリーズシュッとやったら出た!ベープマットを焚いたら出た!化粧品を変えたら出た!猫犬に触れたら出た!。「あれだっ!」ってわかります。わからなければ病原体がアレルゲンです。 食べ物がアレルゲンの場合もすぐにわかります。生まれて初めて食べた!いつも1個なのに100個食べた!夕べの〇〇が腐っていた!。「あれだっ!」ってわかります。わからなければ病原体がアレルゲンです。 飛騨では湿疹のことを「ボロが出る」と言います。カゼボロ。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年07月15日 00時56分33秒
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