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カテゴリ:溶連菌
「1年前から頭痛と吐き気が治らないんです」
「前回と同じ鼻炎・中耳炎・扁桃炎です」 「前回と同じ?」 「今回は溶連菌です」 乳児期からAD・喘息・鼻炎・気管支炎・肺炎・で、AZM、オノン、ペリアクチン・アスベリン・ムコサール・ビオフェルミンを内服していたH村の10才の男の子。母花粉症?・兄食物アレルギー。 4年前、4才のときに、症状が長引くので、検査希望で受診しましたが、鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血および咽頭扁桃の発赤腫大と喘鳴・陥没・ラ音を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 4才1ヵ月:IgE:57、ダニ3(15.2)、HD3(15.2)、杉・雑草・犬・イネ科・小麦・大豆・卵白・ミルク≦0.34、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 喘息+マイコプラズマ?~TFLX+シングレア+ホクナリンテープで改善。 2年前にも、咳嗽が長引いたため受診しましたが、鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血および咽頭扁桃の発赤腫大と呼吸音の減弱を認めました。 8才3ヵ月:IgE:283、ダニ5(55.6)、HD5(51.6)、杉3(3.50)、イネ科・カビ・ブタクサ・ヨモギ・シラカンバ・蛾<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 感染性の咳喘息+鼻炎+中耳炎にて、AZM+シングレア+アドエア吸入で改善しました。 今回は、1年前から起床時の頭痛・嘔吐が続き、隣町の病院を受診しましたが、何回行っても、諸検査異常なしと言われ、治らず、今朝も吐き気が強く、亀クリに向かう車中で3回嘔吐しました。水分摂取不能・乏尿・腹痛あり36.5℃。 鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血および咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、「前回と同じです」「鼻炎(副鼻腔炎?)・中耳炎・扁桃炎です」と説明したら、「今回もマイコですか?」と聞かれましたので「今回は溶連菌です」とお答えしました。 10才4ヵ月:溶連菌迅速(+)、尿糖(-)ビリルビン(-)ケトン(-)比重1.020潜血(-)pH8.5蛋白(-)ウロビリ0.1亜硝酸塩(-)WBC(-) 症状は、CFPN-PI+カルボシステイン+プランルカスト+フェキソフェナジン内服で、良くなってしまいました。 飛騨は無医村です。病院から亀クリまで、100kmも回るなんて。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年09月30日 00時41分28秒
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