カテゴリ:文系日記
ひと月程前にBook Offのセールで買った三崎亜紀の二冊を一気読み。
「となり町戦争」と「バスジャック」。 どちらも出てから大分時間が経ってて新鮮味がないですが、ミステリーじゃない物を読むのは久々な気がするんでそう言った意味では新鮮だったかな。 あらすじは割愛しますが、どちらの小説にも共通して流れているムードは「ライトな不条理」。 中高生位の時に読んだ星新一や初期筒井康隆のSF短編なんかにも通ずるものがありますね。 「バスジャック」は短編集なんだけど、すべての小説の設定が「不条理」。 しかしあっという間に状況が理解できて小説世界に引き込まれました。 特に気に入ったのは「動物園」、「送りの夏」の二編。 「となり町戦争」のほうはいろいろ話題になってたんで読んだ人もいるでしょう。 こっちはデビュー作なんでだいぶ頑張ったね、っていうところがそこここに垣間見えて微笑ましいです。 ちょっと吉田戦車さんの初期不条理漫画を思い浮かべちゃいました。 二冊で3~4時間で読めちゃいますよ。 ちなみに三崎亜紀さんは男性です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 12, 2006 10:42:59 PM
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