2022年10月28日(金)
上の娘が3歳か4歳の頃、多分1980年頃だったと記憶してるが昔、恋人だった女性から何か切羽詰まった感じの電話が俺のその当時の住まい府中の家にかかってきた。家内はその当時体の具合が良くなくて、確か入院していた記憶だ。でもその電話の様子では、かなり彼氏と揉めてる不味い状況ははっきりと聞き取れている気がして、これは非常事態だと思って荻窪の駅近くの喫茶店に駆け付けた。お前らの痴話喧嘩の仲裁なんかできねえよと、今から思えば言ってやれば良かったのだけど、よく覚えてないのだけれど、その前に彼女を西荻に有った雀荘に呼んでその彼氏に引き合わせたのは俺だったので若かった俺はその詰まらない責任感を感じ、駆け付けたわけだ。駆け付けた喫茶店に入ってみると、彼氏が暴れて、椅子テーブルは滅茶苦茶に壊れていてその惨状に思わず目を疑ったね。その彼女は亭主の浮気が許せなくてちょっと前に子供二人を連れて離婚したばかりの、直情径行型の女だった。彼氏のほうは私の当時の家、杉並区宮前のそばにあった歯科医院の院長で、双子も含めて4人の子持ちの腕が良くて流行っていた歯医者と評判だった。俺も一緒に彼と麻雀をやったことがあったけどイケイケの雀風で、これも直情径行タイプの男だった。俺も他人に説教するほど偉くはなかったけれどこの結果が男のほうも離婚する原因になったと思われる。彼は婿入りで嫁さんの親の援助で歯医者を開業してたので家庭と職場をいっぺんに無くすんだよ、と言ったんだけど俺は歯医者の免状が有れば何処にでも仕事はできるし食うには困らないよと、嘯いていた。この事件ももう40年以上も前の話なので彼らがその後どうなったか分からないが、今から10年以上前に何処をどうやって調べたか分からないがパースの俺の家に彼女から突然電話がかかってきてお金に不自由してると泣かれたけれどもう今更なにもどうこう出来ることはなくやっと縁が切れました。人生77年近くやってると色々なことがありますね。パースは今日も穏やかで陽気も暖かで有難いですが私は副鼻腔炎が再発したようで来週早々に医者に行く予定です。