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カテゴリ:お出かけ
2009/05/01 PM 0:30
【材木町通】 賢治さんやチェロの像が並ぶ、のどかな通り。 この道沿いに、「注文の多い料理店」 を出版した出版社である光原社が建っています。 小さい小さい路地を抜けた先には、静かでゆったりとした時間が流れていました。 ![]() 同じ敷地内にある喫茶店 「可否館(こーひーかん)」 は、可憐な姿でひっそりと営業しておりました。 吸い込まれるように入店し、コーヒーとくるみクッキーでひと休み。 ![]() 【小岩井農場】 旅の最後に訪れたのは小岩井農場。 ここもまた、宮沢賢治さんがよく訪れた場所です。 「小岩井農場」 という詩も作られていて、これは賢治さんの詩の中でもっとも長い 591行 (!) という大作です。 小岩井農場に対する賢治さんの思い入れの強さがうかがえます。 JR田沢湖線の小岩井駅は、これまたかわいいたたずまい。 ![]() 駅から10分ほど歩くと、小岩井農場の存在を知らせる看板が車道沿いにどどーんと現れます。 かなたに岩手山を望み、何とも雄大な背景です。 ![]() 歩いていくには少々遠いようだったので、ここからはヒッチハイクで農場へ向かうことに。 ヒッチハイクを始めてほどなく、上品な老夫婦が快く農場の入り口まで小生を送り届けてくれました。 やっぱりこういう広々としたところには寛大な心をもつ方が多く住んでいるのでしょう。 老夫婦に感謝を述べて、小岩井農場へと踏み入れます。 小岩井農場は、メインゲートをくぐったところにあるテーマパーク風のゾーンと、実際に農場として利用されているゾーンとに分かれており、農場の色んな姿を楽しめるような作りになっています。 サイロの大きいこと! ![]() 牛! ![]() 賢治さんの 「小岩井農場」 の詩碑の前でにっこり。 ![]() 農場のはずれに位置するためか、詩碑の辺りには誰もいませんでした。 ひとりっきりで、贅沢な時間です。 材木町で買っておいたミミズクのもなかを、 ![]() 詩碑の前でパクリ。 ![]() さて、農場を抜けてさらに 10分ほど歩いてゆくと、小岩井の 「一本桜」 に出会えます。 車に乗せてくれた老夫婦が教えてくれたところによると、NHK の連続ドラマ 「どんど晴れ」 で登場した桜だとのこと。 ![]() 岩手山と広い空を背中にして屹立する桜。 孤高の強い意志がびりびりと感じられますが、眺めているうちになぜだか優しい気持ちになれるようでした。 まったく、いつまでも眺めていたくなるような光景でありました。 【旅の終わり】 農場から、ヒッチハイク → バス → 電車 → タクシー を乗り継いで、いよいよ旅の終着点。 いわて花巻空港に到着です。 ![]() この 4月に新しくなった空港では、「緑の町に舞い降りて」 をテーマソングとしているとのこと。 そこで 19時のフライトまでの間、小生も再び iPod でその曲を流します。 「新しい笑顔 おみやげに」 と口ずさみながら飛行機に乗り込み、小生は東北の地に別れを告げました。 暮れゆく初夏の陽とともに、感動のみちのく旅行が幕をとじました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/05/06 05:59:47 PM
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