玄米備蓄とは?
質問にお答えして!「玄米備蓄とは?」「玄米備蓄」について質問がありましたのでお答えします。以前に書きました先人の知恵! から「玄米備蓄」の歴史を少し話させて頂きます。画像のお米は「曾曾祖父」の時の米だと言うので100年以上前お米です。当時お米は大変貴重な物でした。飢饉があるとお米などは採れず、周りの草までも食べてしまい草さえなかったと言う事です。一番のひどい飢饉の時には、わらミゴを切って石臼で挽いて食べた事もあったそうです。農家の土壁には、ワラが入っていたので、その土壁を壊し洗ってそのワラまで食べたそうです。今では考えられないような飢饉があったそうです。そんな飢饉の為に備えて『餓死囲い』として貧しい中から毎年少しずつお米ためこんだそうです。このお米があるか?ないか?で一家が生き残れるか?死んでしまうかの分かれ目でした。昔は、カメにため込み、明治の初め頃は、板倉の壁にこの米を蓄えた(隠した)そうです。その米を真夏に出し乾燥させて保存したそうです。飢饉だけではなく、当時、秋の収穫が終わると夜盗の襲われる事もあったそうで、どの家にも頑丈な格子戸があったそうですが、それでも壊してお米を奪われたそうです。昔の方達は大変な苦労をされて生きて来たのですね。「玄米備蓄」とは!昔は飢饉などがありましたので玄米備蓄はどこの家庭でもやっていました。私の実家などでは1年分の玄米保存しています。昔から玄米備蓄は普通の事でした。私が子供の頃の話ですが、毎年、毎年玄米の備蓄をしている為に何年も前のお米が保存されています。3年も5年前のお米でも精米すれば食べる事ができるのです。3年経ったものを食べた事がありますが、精米すれば殆ど問題ありませんし新米に混ぜれば全くわかりません。「使い捨て時代を考える会」の方からシエアーして頂きましたので紹介させて頂きます。「玄米備蓄のススメ!」虫がわかない、玄米備蓄!古米でも、古々米でも、玄米備蓄をしておけば、1年、2年経っても美味しく食べる事ができます。家庭でできる玄米備蓄の方法をご紹介します。食糧危機に備えて、今できる事から始めましょう。使い捨て時代を考える会では「ポリタンクでの玄米備蓄」をおすすめしています。※ 用意するのもの○ ポリタンク(10リットル用)○ 玄米5キログラム(有機栽培が望ましい)○ ドライアイス10~15グラム○ ティッシュ・封筒1、ポリタンクに玄米を入れる。2、ティッシュに包み、古封筒に入れたドライアイスをポリタンクに入れ、軽くふたを乗せる。※その時、ふたは最後まで閉めない事。ドライアイスが気化して容積が増えるので、密封すると爆発します。3、約半日後、ポリタンクのふたをきっちり締めて、米の品種・生産者名・保管開始日などを書いたラベルを貼り保管する。※ 場所は選びません。2年間はOKです。保管は、直射日光の当たらない場所であればどこでも大丈夫です。これまでの実績から、有機玄米であれば、2年間は品質を維持したまま保管できます。また、食べ方は玄米食をお勧めします。(精米すると乾燥で割れる場合があります)お米によって、微妙に水分含量が異なるた為、まれに変色する事がありますが、食べるには問題ありません。◆ 長期保管の仕組み10グラムのドライアイスが気化すると、約6リットルの炭酸ガスになります。炭酸ガスは空気より重い為、ポリタンクの底に沈んでいき、元あった空気と入れ替わり、空気を外へ追い出します。炭酸ガスの中では虫の卵も生きられませんし、米の呼吸も止まる為、劣化も抑えられるのです。◆ 毎年増やしていこう!備蓄米は、いつ食べ始めてもよいのですが、新米を食べるのは、備蓄米を食べ終わってからにしましょう。備蓄する量は、多いに越した事はありませんが、家族が消費する半年分を目標に、年々増やして行きましょう。これからの時代に備え、玄米備蓄をしてみませんか?今日も素敵な出会いがありますように。浪江町 請戸川リバーライン