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2007年03月04日
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カテゴリ:政治
一ヶ月ほど前、川崎市で大きな火災があったことを覚えているでしょうか?

川崎の商店街火災 ドラマの舞台無残(朝日)
 川崎市高津区の溝口駅西口商店街で、半数の店舗が焼けた火事から一夜明けた5日、現場では消防による現場検証が行われた。戦後の闇市から発展した商店街には昭和の面影が残り、ドラマの舞台にもなった。変わり果てた姿に、なじみ客からは惜しむ声が聞かれた。

 商店街は、東急田園都市線溝の口駅の西口にある。駅側の入り口付近に並んでいた鮮魚店や婦人服店、空き店舗も含め15店舗が焼けた。
 「お買物(かいもの)は皆様の店 溝の口駅西口商店街」の看板の下には、立ち入り禁止のバリケードがはられ、付近には焼けた建材や商品が積み上げられていた。スーツ姿の男性や買い物袋を持った女性らが足を止め、現場をのぞき込んでいた。
 近くに住む女性(74)は三十数年前から時折、商店街を訪れていたという。「新鮮な刺し身が買える店があり、たまに買い物をしていた。寂しいですね」と話した。
 自転車で訪れた男性は「もう駄目かもしれないな」と、焼け跡をじっと見つめて繰り返した。
 商店街会長の小沢留雄さん(76)によると、商店街は戦後の混乱期に立ち並んだ露店から発展。今は、青果店や精肉店、理容店など30店舗が軒を連ねていたという。
 アーケード内の韓国料理店では昨年、韓国俳優のチェ・ジウさん出演のテレビドラマが撮影された。放送後、「チェ・ジウが来た商店街」としても親しまれていた。

(以下略)

溝口火災現場


あれから早一ヶ月が経とうとしているのですが、実はこの火災で被害にあった商店街、再建の目途が全く立っていません。
なぜならこの一帯、本来建物を建ててはいけない農業水路上に建っているために再建許可が下りないんですね。
カンの良い人は皆まで言わずとも分かると思いますが、何故そんな土地に今まで建っていたかというと、公有地の不法占拠状態だからなんです。



商店街再建めど立たず 川崎・溝口駅西口(朝日)
  8店舗が全焼した川崎市高津区の「溝口(みぞのくち)駅西口商店街」で、焼失した店を再建するめどが立っていない。市の農業水路の上を不法に占拠する形で始まった闇市が前身のため、市が現地での再建を認めないからだ。
 「火災の直後に立ち退きを迫るのは正直、つらい。でも、同じ場所での再建を認めると、不法占拠状態に戻ってしまう
 高津区役所の担当者は悩んでいる。
 「川崎市史」(97年発行)によると、終戦間もない45年末ごろから、溝の口駅周辺に食品などを売る100店ほどが軒を連ねる闇市ができ、にぎわったという。これが商店街の前身だ。
 火災は2月4日午前4時半ごろ起きた。川崎市消防局によると、商店街30店のうち、そば屋や鮮魚店など8店、計約390平方メートルが全焼した。いずれの店も市が管理する水路の上に建っていた。高津署は放火の疑いもあるとみて捜査している。
 不法占拠状態にあった建物について、市は83年、取り壊しを命じた。しかし店側はその後も営業を続けた。「相手方に権利が発生することになる」と市は借地料を取ってこなかった。
 水路の上の建物は、市の下水道条例にも違反している。条例では、橋などの設置を許可することはあるが、「店舗は管理上支障があり、許可できない」としている。
 火災後、市役所内部では、水路を管に切り替えて地上部分を商店主に売却する案や、商店街を迂回(うかい)する形で新水路を造る案も検討された。しかし、いずれも多額の費用が見込まれ、迂回用地の確保も難しく、立ち消えになったという。
 そして何より、「市内には、ほかにも不法占拠された場所がある。本来は早急に解消しなければならないのに、西口商店街だけ手厚い支援はできない」という。
 市は水路の整備計画をまとめたうえで、商店主らと話し合いを重ねる考えだ。路政課は「商店街が街を支えてきた面もある。できる限り円満な解決を探りたい」と話す。
 一方、市は、営業できない状態が続いている商店主への支援を模索中だ。個々の店に補助金を出すことはできないが、市経済局の担当者は「別の場所で営業する意欲のある人には、できる限り支援する」という。
 近隣の空き店舗を捜し、紹介するという。さらに2月13日には、税理士や社会保険労務士らが再建の相談に乗る会を開き、3店が参加した。

(中略)

 商店街としては、各店のこれまでの借金返済に加え、再建費用の返済期間も考慮して、市に対し、代替わりしないことを条件に、立ち退くまでに20年間の猶予を求めている。また、現地再開を市に求めるための署名活動も行っている。
 極並さんは「違法状態は解消しなくてはいけないし、水路上に建てられないという市の言い分は分かる。20年を区切りに立ち退くので、どうか待ってほしい」と言った。
 鮮魚店を営む男性は火事の前まで、毎朝、築地に出向いて仕入れた魚を店に並べていた。新鮮な刺し身が人気だった。
 男性は「創業者の多くは逝ったけど、代々伝えられた文化がある。何度か火事があったけど、そのたびに立ち上がってきた」と語る。
 商店街の小沢留雄会長(76)は「かつてのにぎわいはないけれど、ここには人情がある。こんなに焼けちゃったけれど、みんな再建に心を注いでいる」と言った。


まず住民の言い分ですけどね、
> 20年を区切りに立ち退くので、どうか待ってほしい
もうね、こんな言い分を信じろという方がムリですわ。
元々が不法占拠している人たちなんですよ。しかも
> 不法占拠状態にあった建物について、市は83年、取り壊しを命じた。
> しかし店側はその後も営業を続けた。

こういう実績もあるのですから、もし20年後に生きていたら絶対またごねて死ぬまで居座り続けるのは疑いようがありません。市側も強制退去させないまでも借地料でも固定資産税でも名分は何でもいいから取ればいいのに、今まで何やってたんだろうね。

いくら川崎市がこういう無法者にやさしい政策を採る傾向があるとはいえ、恐らくこの土地が再建されることは無いと思います。さすがに水路上の建設許可はしないでしょう。
しかし、1年半ほど前に盗人に追い銭な措置を採った実績がある川崎市だけに、また同じような事をするんじゃないかと気が気ではありません。
> 個々の店に補助金を出すことはできない
とも言っているようですのでこの時のような市民を舐めきった対応をする事は無いと信じたいのですが・・・いつのまにか移転費用全額持ってあげるとかいう事になってたら怒るよ。


そして、実は一番気になって仕方が無いのがこの部分
> 市内には、ほかにも不法占拠された場所がある。
これ、もっと詳しく知りたいんですが、どこかに情報無いんですかね。
私の推測では南武線沿線とか南武線沿線とか南武支線とかがあやしいと睨んでいるのですが。

そういうわけで、こういった不法占拠された場所の数だけ川崎市は他と比べて住民税が高いのですが、川崎市民としては高い理由がこれでは納得がいかないですよ。大阪みたいに強権発動して退去させるとかできないものなのかね。もし強制退去させたら市側を非難する論調で報道されるでしょうが、大半の住民からは支持されると思いますよ。





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最終更新日  2007年03月04日 23時59分04秒
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