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カテゴリ:旅行日記
遅ればせながら、皆様あけましておめでとうございます♪
ここなつ一家は、年末から年明けにかけて、 フィリピンのルソン島の山岳地方へ旅行してきました。 犬のハッピーとイエローは、残念ながら一緒に行けないので 獣医さんに預けていきました。 出発したのは、29日。 頑張れば12-13時間運転して、一日でサガダへ着けるのですが、 のんびりスケジュールで行きました。 6時間運転して、まず中部ルソンのヌエバ・エシハ州で一泊、 そして、翌日30日に、さらに北上です。 昨年の台風被害で、土砂崩れがたくさんおきたようで、 3年前に行ったときより、かなり道が悪くなっていました。 午後2時すぎに、棚田で有名なバナウェに着きました。 バナウェの棚田(ライス・テラス)は、 ユネスコの世界遺産にも指定されているところです。 棚田が、谷底から山の上までずっとつながっていて、 壮観な眺めです。 写真は、バナウェの町のレストランから撮りました。 ちょうど、山で言えば中腹あたりでしょうか。 雨が降っていて、というか山の上は雲に隠れていて よく見えないのですが。 今でこそ、このあたりの人たち(イフガオ族)は 米を食べますが、昔はサツマイモが主食だったそうです。 じゃあ、なぜこんなに棚田を作って、米を栽培したか。 それは、お酒を造るためだったそうです。 サガダの町は、ここからさらに車で数時間 上がっていったところにあります。 標高が高いので、松の木がたくさん生えています。 フィリピンは、南国なので、山に生えているのは もっぱら椰子の木なのですが、山岳地方は松の木です。 車の窓を開けると、松の香りが爽やかです。 気温も、日中は17度前後、夜は10度くらい。 宿泊したゲストハウスは、あまり混んでいなくて、 屋上の部屋を使わせてもらえました。 写真中央の白い建物が、宿泊したゲストハウスです。 一泊一人200ペソ(約400円)なり。 家をつまんでいるふりのゆっぴー。 サガダの町では、たくさんのキャベツの出荷作業がされていました。 一つの籠に約30個のキャベツが入れられ、 天秤棒の端にそれぞれ一つづつ籠がついていて、 それを一人がかついで、道まで降りてきます。 1かごが20キロくらいあるそうです。 大変な仕事です。 マニラへ出荷されてくるキャベツは、こんな山の中から、 こんな風にして、運ばれてくるんですね。 サガダには、大きな鍾乳洞があって、 3年前に行った時は、洞窟探検に行ってきたのですが、 今年は雨が多くて、 洞窟の中は、腰のあたりまで水があるそう。 しかもこの気温では、かなり水が冷たそうなので、 洞窟探検はあきらめました。 じゃあ、大滝へ行くことにしよう、 と31日ははりきって、出かけたのですが・・・ 途中の集落まで来ると、 集会所で集まっていたおじさんたちが、 「今日は滝は、閉鎖。 年末の儀式があるからね。明日はオッケー。」 と言います。 このあたりは、昔からの風習や儀式が残っているところなので 仕方がありません。 そこからUターンしました。 風光明媚なところなので、半分だけでも行った価値がありました。 (棚田を上から見たところ) でも、半分降りて、半分上がっただけなのに、 きつかった~! 3年前に比べて、私の体力がガタ落ちしていること、 身に染みました! あのころは、まだジム通いしてましたからね。 やっぱり、もっと運動しないといけません。 よーし、今年は、もっと運動するぞ~! 一旦ゲストハウスに戻り、 サガダの町の中心にある、聖マリア教会へ。 1904年建造の エピスコパル(聖公会)派のプロテスタント教会です。 1904年と言えば、フィリピンはスペイン支配が終り、 アメリカの植民地になったばかりのころです。 そのころ、アメリカ人の宣教師たちがやってきて建てた教会です。 フィリピンは8割がカトリック教徒と言われているのですが、 カトリックの宣教が行き届かなかった山岳地方には、 その後アメリカからの宣教団が多く訪れたため、 このようなプロテスタント教会が多くあります。 この教会を通り越して、 松林を、さらに奥へ歩いていくと、 エコーバレー(こだまの谷)があります。 叫ぶとこだまが返ってくるので、エコーバレーと呼ばれています。 このあたりは、洞窟や、断崖絶壁の高い所へ 棺おけを安置する習慣があるんですよ。 エコーバレーの谷の向こう側の絶壁にも、 棺おけがいくつか安置されています。 写真でも下の方にいくつか見えているのですが、わかるでしょうか? さて、大晦日の夜。 ゲストハウスの前の空き地では焚き火がされて、 地元の人たちが鐘を鳴らしながら、 輪になって踊り始めました。 このあたりの人たちは、こうやって年を越すようです。 かりんは、フィリピンの民族音楽や舞踊に興味があるので、 こうやって、地元の人たちの文化を見ることができて、 感動していました。 さて、12時近くなると、マニラと同じで、 爆竹や花火が始まります。 12時から12時半までの30分間は、 あちこちで花火があがっていました。 ゲスト・ハウスの屋上からなので、 町中の花火を一望することができました。 「今年の新年は、最高だった!」と、かりん。 パパも、一人で頑張って運転してくれた甲斐があったようです。 それでは、皆様、 どうぞ今年もよろしくおねがいいたしますm( )m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年01月04日 14時20分08秒
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