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カテゴリ:みそひともじ(江戸短歌)
裏長屋 人情歌 みそひともじ9 ![]() 番太郎と焼き芋 番太郎 好いた女子に 声かけらて 長屋の子らに 焼き芋くばる ご浪人 腹をすかして やせ我慢 誰が置いたか 芋ひとつ 食べきれねえ 芋をふかして 配る人 屁の元注意 旨さにゃかてぬ 町の入り口には木戸番がございまして、木戸番小屋には 番太郎が寝泊まりしております 木戸番は手当が少ないので、副業として駄菓子・蝋燭・糊・箒・鼻紙・瓦火鉢・草履・草鞋などの小商いをしてます。 なかでも、焼き芋は木戸番の専売でございまして 長屋の者には人気があったのでございます。 へいっ、屁の用心でございます。 笑左衛門
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最終更新日
2023年10月19日 10時30分07秒
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