|
さて、17年4月号。まだ開戦の熱冷めやらずです。
本文218ページ。前号と同じ。 表紙。 「決戦下の家庭教育号」が今回の特集。 「比島戦線従軍記 石坂洋次郎」「ニューブリテン従軍記 海野十三」 目次。 綴じ込み「雪の○○山中 厳たり――― 防空監視哨」 「ジャングルを征く」「落下傘部隊の活躍画報」あと3ページ。 戦果。 前の号は「取れて」ましたが、この号は落丁……「更生実験」のところが2つ入っていて、その一方で洋裁の作り方がやっぱり無い……のでやっぱりそこの辺りは微妙なところで。 *** 記事の仕分け。 ・衣 春の子供服・婦人ブラウスの作方 111~133?/23ページ? 和洋衣類の更生実験十二種 175~182/8ページ 更生染色の家庭独習法 165~174/10ページ ワイシャツの実物大型紙つき仕立方/198~199/2ページ 計 42ページ? ・食 配給材料と調味料を工夫した栄養経済料理の作方 廿五種 187~191/5ページ 計 5ページ ・住(農含む) 素人にも出来る春撒き野菜の多収穫の秘訣 102~103/2ページ 計 2ページ ・育児/教育 決戦下の家庭教育 42~46/5ページ 子供の教育計画に成功した体験 144~149/6ページ 教育相談 160/1ページ 計 12ページ ・医療/健康(民間療法とかも含む) 難病の民間療法実験集 154~159/6ページ 計 6ページ ・社会1(軍人の寄稿とか体験談とか現地報告とか時局とか) 決戦訓(大本営陸軍報道課長 大平秀雄) 16~17/2ページ 比島戦線従軍記(石坂洋次郎) 18~25/8ページ ニューブリテン従軍記(海野十三) 26~34/9ページ 潜水艦戦記(○○特務少尉) 36~41/6ページ 日本婦人の道場(陸軍中佐 鈴木庫三) 48~51/4ページ 陥落後のマニラを語る日本人の現地座談会 104~108/5ページ 計 34ページ ・社会2(結婚とか婦人とか生き方とか) 志願して働く娘が徴用と職場の生活を語る座談会 62~66/5ページ 明るい最低生活の建設相談会 68~73/6ページ 台所の心 86~88/3ページ 家庭官報 34/1/3ページ 計 14+1/3ページ ・小説 (2段組) おばあさん(獅子文六)52~61ページ/10ページ 春の毛糸(短編)(堤千代)76~85/10ページ 永遠の良人(吉屋信子)92~100/9ページ(完) 妻の幸福(竹田敏彦)134~143/10ページ 幸福問答(藤澤恒夫)200~209/10ページ (4段組/ユーモア読物) 男女損益勘定(佐々木邦)150~153/4ページ 計 53ページ ・経済(お金の貯め方・体験談) 生活戦下の家庭増収の実験十八種 192~197/6ページ 計6ページ *** さて実際の記事。 石坂洋次郎は陸軍に派遣されていたことで記事。二段組。……原稿が短かったかもしれん。 海野十三は三段。全部載せます。詳しいし長い。「ニューブリテン従軍記」。 海野十三は海軍報道班所属。 両方載せるだけの……と、海野のほうが描写とか詳しいよなあ、という個人的趣味。 家庭官報。 郵便料金値上げ。 吉屋信子の新連載のお知らせ。 戦後にこのひとは散々「あの悲しい戦争で……」を繰り返してたけど、まあ当時は普通にこういうこと書いてました。つかこれが普通の対応。 次に「陥落後のマニラを語る日本人の現地座談会」。 洋裁。子供服もまだまだ可愛い。 つくり変えでもワンピースとか。 標準服案というか……当初はこんなものでした。 最終的には最後のもんぺになるんだけど。 作り直しの一環で染色。 まだそういうことができたし、そもそも染色も自分でやるものということで。 そしてやはりイカが多い…… 前号前々号が開戦の関係で結構がちがちなのに対して、ちょっと緩んでおります。 つづくっ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.02.16 21:37:28
コメント(0) | コメントを書く
[大東亜戦争中の「主婦之友」の内容と紙との関係について] カテゴリの最新記事
|