カテゴリ:小説・雑誌の話
ここ数日暑さが戻ってきて汗ダラッダラの私。 おーーい、秋はどこいったの?? 秋らしさが少ないけれど、でも気分は夏は終わって秋真っ只中なので(笑) 『読書の秋』ということで 今日は最近読んだ本をご紹介します。 またまた東野圭吾さん本です。 ホントいつも東野さんの本ばかり紹介してスミマセーン(人ω<`;) では、まずはコチラから↓ >この本のレビューを見る 早くに妻を亡くして、娘を男手一つで育てている主人公の長峰重樹。 そんな大切な一人娘をある日突然事件で、しかも蹂躪後の遺棄という 親としてはこの上ない酷い状態で殺害されてしまう。 絶望に打ちひしがれた長峰は、未成年というだけで少年法によって保護される犯人を この手で復讐しようと動き出すことに。 前に紹介した「赤い指」同様、こちらもかなり重たいテーマです。 (赤い指を紹介した日記はコチラから) なぜ罪を犯した者を少年法によって守らなければならないのか、 未成年というだけで、なぜ罰則が軽減されるのか。 大切な人を奪われた者は、なぜ犯人に復讐をしてはいけないのか。 ものすごく考えさせられます。 もし、自分の子ども、家族が殺されるようなことがあったなら 私も長峰と同じように犯人を自分の手で裁きたい いや、殺してしまいたいときっと考えると思います。 でも、それは社会としては許されない行為。 もし復讐をすると今度は自分が犯罪者となり、そしてその被害者には家族がいるのだから その家族がまた悲しい思いをし・・・。 と、堂々巡りのようになってしまう。 だけど、自分の大切な人の命が奪われたのならば、その犯人を生かしてはおけない ましてや社会復帰、更生なんて望んでいないと誰もが思うはずです。 法律とは誰のためにあるものなのか、誰を守るためのものなのか・・・ 深く重い、だけどとても重要なテーマだと思います。 この小説を読んで年齢に関係なくこういった事に関心を持つこと それが大事なのではないかと思いました。 テーマは重たく暗い感じだけれど、さすが東野圭吾さんというべく ものすごく読みやすくて最後まで一気に読めますよ! 寺尾聰さん主演で映画化されてたー。 お次はコチラ↓ >この本のレビューを見る 母親を亡くし、唯一の家族である兄が 自分の大学入学のために 強盗殺人を犯してしまう。 ある日突然、犯罪加害者の家族となってしまった弟・直貴の苦悩を描いたストーリー。 コチラは、先ほどの「さまよう刃」とは打って変わって 犯罪の加害者家族側にたったお話。 犯罪を犯した加害者の家族であるけれど、 自分もそのために人生を狂わされた被害者でもある。 自分は幸せになってはいけないのか、罪を償うとはどうすることなのか、 そして切っても切れない縁の兄とは、どのように付き合うべきなのか・・・。 どれもコレという正解がないものだけど、 そんな中、途中出てくる直貴の就職先の社長の言葉は まさに「その通り!」と思えるものでした。 社長はこのストーリーのキーパーソンだろうなぁ。 コチラも山田孝之さん、玉山鉄二さんコンビで映画化されてたヨ。 >この本のレビューを見る 東野圭吾さんのデビュー作であるコチラ。 私が今まで読んだ東野圭吾さんの作品の中で、 唯一途中で犯人がわかっちゃった作品です。 高校の部室で起こった密室殺人は、他の作品と比べると軽めのストーリー展開だけど まずまず楽しめますよ! 最後は東野圭吾さんらしいおぉ!というラストです。 キニナル本。 ポチッとヨロシクお願いします♪ ほのぼの絵本あそび お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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