薪能番外編・・・何のために来たの?
昨日の薪能の話の番外編です。薪能の入り口に大きな看板が。「カメラや携帯で写真を撮らないで」と書いてあります。会場の雰囲気など、会演前の雰囲気を撮る分にはいいでしょうが、開演中は撮るなってことでしょう?前に座っていた親娘のあまりの非常識にちょっとあきれて物も言えませんでした。まず、20代から30代前半ぐらいの娘。始まってまもなく、言葉もわからないだろうし、退屈になったのでしょう。ポテトチップを袋から出して食べ、しばらくすると携帯で写真を撮ります。そのたびにフラッシュも。それでも間が持ちません。今度は携帯の自分たちの写っている写真を見ながらお隣の母親とひそひそ。それでも間が持てず、また写真を撮ったりいじったり、ついにはゲームを始めました。私の斜め前なので、暗い中でものすごく目立ちます。気になって、おちおち舞台も見られません。隣の母親は注意どころか一緒に携帯画面を見ているか、いねむり。ついに「携帯画面が明るくて、舞台がよく見えませんから切ってもらえませんか?」と言ってしまいました。多分誰かから券をいただいて、見てみるかぐらいの気持ちだったんでしょうが、それにしても非常識極まりない。休憩時間にそそくさと帰っていきましたから、そのあとはじっくり見られました。お隣に座っていた女性から「私は隣でいらいらしてたんですが、本当に助かりました」と言われました。皆さん心では思っていても、後が恐ろしくてと声をかけられないようです。眠くなるのは仕方がありませんが、本当に何のために来たのでしょうね?