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こんな映画を観た。
実在のプロゴルファー古市忠夫を描いたノンフィクション「還暦ルーキー」(文庫版は『ありがとう』に改題)が原作。 阪神淡路大震災ですべてを失った主人公が、一念発起してプロテストを目指すという実話でなけりゃ「こんな話、説得力全然ない!」と言われかねない強引なストーリー展開。 主演は赤井英和、夫を支える妻に田中好子、プロテスト挑戦を支えるキャディに薬師丸ひろ子(メガネっ子!)その他ゲスト的に大物俳優がいろんなシーンに登場してきます。 監督は「UNloved」「宇宙貨物船レムナント6」の万田邦敏。(というより新しい製作会社『ランブルフィッシュ』を立ち上げた仙頭武則プロデュース作品という色合いがかなり強いです。) とにかく見てほしいのは、前半の震災のリアルな描写! 平成版「日本沈没(せず!)」に失望した災害映画ファンの諸君は、きっと溜飲をさげる1本となることでしょう。 「災害」=「人が死ぬ」という災害映画で当たり前のことをキチンと描いているこの映画のスタッフは偉い! このあたり、脚本やSFXプロデュースも兼任している仙頭の力が大きいと言えます。 これまでは、海外の映画賞狙いの作品ばっかり作っていた仙頭プロデューサーですが、この新しい会社では違った切り口の映画にもトライしていくということなのでしょう。期待したいです。 残念なのは、前半のリアルな描写に比べて、後半のプロテストのくだりが、かなり大味なところ。 せっかく赤井英和という身体能力の高い俳優を起用しているのだから、プロゴルファーになる試練をキチンと体でみせてほしかった。(みんな忘れてるかもしれませんが、赤井さんは元プロボクサーですからね。) 映画を観終わるとこのタイトル「ありがとう」ってなかなか染みるタイトルなんですが、もっと他のタイトルの方がお客を動員できるような気がしますがねぇ・・・・・。 とりあえず「エイガドージョー・ドットコム」的勝手にタイトルをつけちゃうと・・・・・。 「ゴルファー対大地震 史上最大の決戦」 でどうだ! http://www.arigato-movie.jp/ エイガドージョー・ドットコム お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月27日 20時59分01秒
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