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テーマ:一枚の絵(255)
カテゴリ:詩
『ベクシンスキーの絵のように…(6)』 . . . 青いフードの男は企み ようやくにして近づいた . 彼は世の理を発見したつもりでいる . 表向きはモンクの装いだが 裏の顔は欺けない… . . 邪な想いから今まさに 聖典を盗み出しているのだ . 出会いではない 探求でもない . 精神の恵まれぬもののしでかす過ちが ここに示されてる . . . 何やらこそこそと その場で読み砕き… その後ろめたさが卑屈な臭気を帯びて 落ち着きがない . 彼が、この時誤読し 間違った解釈のもとで 災難を招こうとしている . . . 相応しくないもの… . 彼は文字を読めてもその真髄を理解できず 資格がないからこそ 盗み出すほかない . しかし、たとえ盗みに成功しても 真実を得ることができない . . . Eili...
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最終更新日
2021年10月22日 21時06分31秒
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