清浄の草むら

無論スポ根ものも。

スポ根は大体70～80年代全盛なんだろうけど、90年代もその残滓が漂っていて息苦しかった。

だからと言って自らを少数派とほざくのは好かん。
スポ根でも馬鹿馬鹿しいのは好きだ。

余りにも朴吶とした青春の一齣宜しく展開されるのが嫌だ。
どうせ勝つか負けるかしかないんだから。
それで成長しますというお墨付きが与えられるから尚更嫌になる。

学校卒えたらスポ根でやってけんのかよ。

結局体育会系でこの国（こんな言い方も嫌だ、我が国の真実の姿でもあるのに）は占められ、
ビジュアルコンテンツとスポンサーと学校と政府が結託して押し広めている。
素行の不良を産み出している土壌を政府と商売人は作っているのに、その尻拭いをば与かり知らぬ人等に押し付けている。
最近じゃそのいじ汚さが表れて来たもんだから、人気も評判も退行しているが。


スポ根は人を決して成長を後押しするものではない！

その後のフォローが全くないのだ！

知育体育徳育とは言うが、その前後が欠けてるから、駄目なんじゃないか。
スポーツだけに特化すりゃいいという正にそれこそ未履修のように、分業化のなれの果てがこうした社会問題を引き起こしているのに、気付かない振りしてる。

克己勉勵とも言うが、これを教えているのはいるのか？
居ても理解してる奴はいるのだろうか？
だからこそイジメが絶えない。
人の所為にするから。

漫画の世界は綺麗事ばかりだ。
もうちっと、ドロドロした陰湿な苛めを表現した漫画やアニメやドラマとか映画とか、苛めて得点とか稼ぐゲームを作らんかい。

どうせオンリーワンなんだから自己実現（この言葉も虫酸が走る）という下らないものの投影なんかやめて、もっと嫉妬と足の引っ張りあいを描いてくれと言いたい。

駄目か。
ファンタジーだもんなあ…。