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表現の自由を守るために図書館が武装して良化隊と日夜闘争を繰り広げる話、とまあアニメ観る限りそんな風に観て取れるが。 このアニメに日本図書館協会も協力しているのだと。 うーむ、さもありなんって所か。 確かに図書館は表現の自由や図書館の自治を謳っているが…。 果たしてそんなものだろうか。 現実には、図書館は俗情に結託してそのマニフェストに似合わぬ事を自ら推進していたのだ。 まあ、ここ最近迄の話ではあったが。 図書館を巡る騒動は身近にある分社会問題を惹き起こしていた。 本来は表現の擁護者である筈なのに、大衆の要望に負けて(端から勝負なんかしてないが)学習に相応しゅうべき専門書や学術書の受け入れを怠って来た。 大衆も大衆で、自ら買うべきである本を何でも図書館(お上)に頼りっぱなしで、知的探究を抛棄していたのだ。 教育機関である筈の図書館は無味乾燥となってしまっていた。 それだけでなく、中立を誇っている筈の図書館はあろう事かつい最近迄特定の思想団体の根城と化し、寄与していたのだ。 中立とは即ち両論併記。 それを隠れ蓑にして、現実には多勢である意見とは他所に、少数乍ら相対する意見を同時に納める事に因って、恰かも多様な意見があり対立して拮抗していると言う事を披瀝させていたのだ。 ちょっと判り辛いので例えば…。 UFOの存在は現在認められてない。閣議決定もされている(笑)。 本来はUFOとは英文のUnidentified Flying Objectで、未確認飛行物体の略である。 この語句自体が所謂、悪魔の証明なのだが、何故か宇宙人の乗り物だとかプラズマだとか、人魂だとか後から付けられてしまい本来の意義から遠ざかってしまっている。 矢追純一もUFOの発音をユーフォーではなく、ユーエフオーとちゃんと頭文字で言っているではないか。 UFOはその字句通り、(逆を言えば)証明されていて宇宙人の乗り物説の議論する余地は無いのに、現在も尚一部巷間にはブームである。 そんな屋上屋、砂上の楼閣のような議論の本が図書館には置いてある。 処分しろとは言わないが、現在でも出版されれば置く始末である。 これでも判り辛い? そろそろ図書館に巣食っていた勢力の正体を晴らそうではないか。 共産党である。 ソ連が存在していた頃、通常書店で見掛ける事のない共産主義者の書いた糞分厚い本が平然と置かれていた。 試しに教育資料出版社、大月書店や明石書店やかもがわ、緑風、新日本出版社、等でワード検索すればどんな本がヒットするか分かる筈である。 図書館自体が指令を出している訳では無いが、共産党員やその下部組織の司書、ライブラリアンが紛れ込んでいてその傾向にある本をどんどん仕入れていたのだ。 それを証明する事件が起きていた。 これも随分前になるが千葉県は船橋の図書館で所謂“保守派”の図書が大量に廃棄処分される事件が起こった。 別に本自体古くは無いのだが、何故か捨てられてしまったのだ。 それを実行した司書は身に憶えが無いと知らん振り。 全部晴らす。 その司書の上司だった者(共産党員)が大学で講師をしていた時に、講義でそう証言していた。 相談にも来ていたと言う。 名前も晴らそうかと思ったが、止めた。 そこまで陰湿ではないので、それも解決したことなのでこれ以上の事は言わない。 それじゃあ一部じゃん。 そう言われればそうだな。 その講師は保守派を「つくる会」と名指しして恰かもその会の謀略で司書を貶めているのだと言わんばかりだった。 つくる会とは「新しい歴史教科書をつくる会」の事である。 因みにつくる会には参加してはいなかった渡部昇一の本まで捨てられていたのだが、渡部昇一本人曰く、良書(疑問だが)は何時の時代でも排斥される物だから、結果的にそうであると証明出来た、のだそうな。 過去のことなので詳しいことは忘れたが、流石老獪だなと思った。 とぼけていた司書を他所に背景を考えてみよう。 当時、つくる会は勢いを付けて教科書を作成し、素人が何するものぞと言う嘲笑も誹謗中傷も躱しつつ、採択に迄漕ぎ着けていたのだった。 あらゆる有名人、著名人、地方や国政の議員までの後押しの下だったので、流石にソ連が崩壊して後ろ盾を失った左翼は焦り出し、あらゆる汚い手を使いつつ、妨害工作に乗り出していたのだ。 その一つが図書館という中立の存在を利用しての行動だった。 共産党が直接指揮したとは考えにくい。 命令系統ではなく、思想的連携で行動を起こしているのだ。 因みに採択阻止の直接妨害行動は共産党や極左過激派の指示や指令である。 実際は教科書を監視しているのはアメリカだ。 英語の教科書はアメリカ人の指導の下作られている。 元々墨塗りやらせたのもアメリカだ。 アメリカは学校教育にまで口出しをし、歴史教育を社会科等という随分とまことしやかな「科学的な」体裁を装わせたのだ。 しかし、ここは本題ではないのでまたの機会にする。 図書館は自治どころか、暗に協力を施していたのだ。 だから、アニメを観る限り鼻でせせら笑いそうになる。 図書館戦争はハードカバーの割にベストセラーなのだそうだが、こんな図書館を巡る実際の経緯を判っている者は何れだけいるのだろうか? いつか、ちゃんと読んでみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.19 03:43:50
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