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カテゴリ:博物館などの記録
最初に阿修羅展の方に行った。 人が混み過ぎ!
阿修羅像を観るだけなのになんであんなに混んでいるんだ? 嘗てはそんな事なかったのに。 最近はこうした企画展でも人が入り過ぎる。
たかだか、そんな像になんで超満員になるんだよ。 斯く言う自分が観始めたのは、大凡十年前になる。 お金に余裕が出来始めてからだろう。
それまでは人なんて入らなかったのだ。 それがいつの間にか、大した事のなさそうな企画展でも人が入り過ぎる。 テレビの宣伝もあるのだが。
しかし、独立行政法人化してからなのだろうか、妙に俗っぽくなって来ている。 確かに企画といい、レイアウトといい、配置に宣伝も今迄のとは打って変わったのである。 これは否定しない。 退屈はしない。 しかし、こんな満員ばかりで却って観辛くさせているんじゃないのか。
阿修羅が一体どんな存在なのか、解ってる人ってこの企画展に来た中にどんだけいるんだろうか? 殆ど知らないんじゃないのか? 阿修羅とは、その名の通り、アシュラ(アスラ)の音写である。 インドラ(帝釈天)と戦って負けた魔神である。
阿修羅とは三面六臂の神の姿をしており、インド由来かと思われるが実はアーリアの神々である。 元々、アフラ・マズダーと呼ばれており、メソポタミア地方では善神、光明の神とされていたのだが、なぜだか悪者にされてしまった。 しかし、インド・アーリアでは悪の権化なのだがペルシャ・アーリアでは逆にインドの善なる神が悪の権化(ダエーワ)になってしまっている。 同じアーリアの系譜を踏むのに、真逆である。
地中海世界、オリエント世界では何故だか神様や神話が共通している。 それだけでなく、時代が余りにも古く、人も少なかったから、共通する話題が世界中に一気に伝播したのだろう。 エジプトなんか、余所からやって来たメソポタミアや古代エジプトの文化が混じっているのだと言う。 こうすると、神話が何かしらの共通する歴史ではないのかと感じてしまうのだろう。
これはBunkamuraザ・ミュージアムで開かれていた企画展、忘れえぬロシアである。 時間も押してはいたが、人もそれほど多くはなく、すんなり見れたことは良かった。 近代のロシアの絵画を観たが、如何にもロシアらしいなあと感じた。
額縁のキリル文字が独特…。
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Last updated
2009.06.18 05:20:44
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