カテゴリ:野球
今年の甲子園も波乱の幕開けとなった。
出場が決定し、抽選会も終わり、後は試合が始まるのを待つだけとなった甲子園で、明徳義塾高校の辞退が決定した。大会関係者や選手の保護者等は驚きを隠せないだろう・・・。 この明徳義塾高校の辞退の原因は選手の喫煙が発覚したからと報道されていた。それなら確かにしょうがない問題である。未成年の喫煙は法律で禁じられているために、このような結果は全く重いものでもなく、妥当な判断だろう。しかし、確かな報道を知らないだけかは分からないが、少し疑問な点がある。それは、なぜこのタイミングで辞退を発表したのか!?ということである。 このタイミングで発表したということは、もちろん、県大会が終わった後だろう。もし、県大会前の事件が今頃となって辞退となったら、県の他の高校に対して非常に失礼になるだろう。したがって、このようなことはないだろう。それならば、代表が決定した後となるが、それならば、抽選会の前に辞退を決定するのが当然だろう。抽選会が終わった後に発表したとなれば、これは宿舎に来てからの事件ではないだろうか。 この事件が、大会に出場するレギュラーの選手達によって起きたのか、それとも他の選手によって起こされたのかは分からない。しかし、この甲子園という桧舞台の前にこのような事件を起こすことはあり得ない問題である。少しは、県代表としての誇りを持ち、甲子園に出場できる数少ない選手の一人として自覚して欲しい限りである。甲子園に出ることは、高校野球児の夢である。その夢に手が届き、出場しようとしていた選手の涙には、集団責任とはいえ同情はできない。それよりも、他の甲子園を目指し、県大会で惜しくも負けた選手たちに同情したいと思う。 それから、このような不祥事は全国各地で起きている。確かに、このような喫煙や飲酒、いじめ等の問題は、社会学的に言えば当たり前におきる問題である。だが、教育の一環としての野球をしている高校部員においては、このような問題は本当に起こさないで欲しいと心から願う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.04 18:03:18
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