Eity File

今日はリーグ戦第2節だった。相手は強豪のチームで、相手の監督は元甲子園監督。年は結構いってるし、俺が現役の時から監督をしているから、そのかんとくに対しては正直言って何も脅威を感じることは無かった。

と、話を進める前に、今年から監督となって1番感じることは・・・試合を左右するのは監督だということだ。当たり前のようだけど、選手の時には感じなかった大きなプレッシャーが監督にもある。選手采配、サインを試合の展開や相手との駆け引きの中でベストの選択をしていかないといけない。それが本当に難しい。選手の時はもっと思い切ってサインを出したり、選手起用をしていいんじゃないかと感じていたんだけど、いざ監督になると、それがなかなかできない。やっぱり、リスクを計算して采配をしていくわけだから、足元だけを見てはいけない。総合的にリスクを少なく、相手より多く点を取らないといけない。そう考えてしまう。

今日の試合は自分の中でもなかなかベストの采配ができたと思う。スタメンから投手の交代、または代打のタイミングなど、思ったとおりに采配することができた。結果もその采配通りについてきた。ただ、あと一歩実力が足りなかった。相手チームのほうが上手だった。本当に悔しい試合だった・・・。

特に、相手の監督のサインには勉強になることが多かった。例えば、ランナー1塁の場面。監督はバントのサインを出さない。ほとんどが盗塁かエンドラン。野球を知らない人にとっては何がすごいのか分からないかもしれないが、盗塁かエンドランを出すことはかなりのリスクが伴う。バントは自分が死んでもランナーが次の塁に進塁すれば良い。でも、盗塁かエンドランはランナーの走力、バッターのミート力が必要になってくる。それが噛み合わなければ決まらない。もし決まらなければ、チャンスが一瞬で無くなる可能性が大きいのである。

そんなリスクの高い攻撃を普通にしかけてくる。バントなんてせずに、とにかく攻めてくる。守備をしている野手にとってもバントで簡単に１つアウトが取れずに、相手が打ってくるので、守るのも大変だ。しかも、バッターもエンドランでは空振りをしない。多少ボールでもカットしてくる。本当にやっかいだ。

もちろん、選手の高い技術があってこその戦術だと思うけど、こんなにリスクの高い戦術を簡単にしてくることには脱帽だ。。。

今日でリーグ戦を3試合終えたけど、選手と同様に自分もいろんなことを吸収している。やっぱり監督も他の監督の技術（戦術）を見習って、いろんなことを試していくことも必要だ。それをかなり痛感している。

選手も期待以上に頑張っている。監督も選手に負けないようにさらに頑張らないといけない。そして、みんなで勝ちたい！！！！