『フォロー・ミー FOLLOW ME [DVD] 』DVDついに発売!
『フォロー・ミー FOLLOW ME』DVDついに発売!発売予定日は2010年11月26日です。2005年2月12・13日に発表したものの再録です。 ■隠れた名作「フォロー・ミー」!映画の妖精!ミア・ファロー■ 「アリス (ALICE 1990)」Donovan,Mia Farrow,George Harrison,Paul McCartney and John Lennonwith Maharishi Yogi.キャロル・リードの名作「フォロー・ミー」に主演したミア・ファロー。役柄はカリフォルニアでヒッピーの群れに身を投じたこともある娘が、英国の上流階級に属し地位も財産も申し分ない一流会計士チャールズ(マイケル・ジェイスント)と結婚したが、元々自由人のベリンダには、夫の仕事一辺倒の生活には息のつまる毎日だった。馴れない社交や、上流人の生活をのがれて、人間らしいささやかな愛と自由を求めて、浜辺で夕陽を眺めたり、サファリ公園でイルカを見ていたり、イーストエンドのパブで踊ったりしていた.....。掲載写真はミア・ファローが、ドノヴァンやビートルズの面々と一緒にマハリシヨギのアカデミーへ行った時のものです。ドノヴァンのCDのブックレットから転載させていただきました。写真のミアファローの本当に嬉しそうな顔ったらないですね。 ■『フォロー・ミー (1972)』■ 監督: キャロル・リード 脚本: ピーター・シェイファー 音楽: ジョン・バリー 出演: ミア・ファロー/トポル/マイケル・ジェイストン/マーガレット・ローリングス 「第三の男」を監督した名匠キャロル・リードが作った心暖まる佳作にしてじわじわの傑作!脚本は、「アマデウス」「エクウス」のピーター・シェイファー。ピーター・シェーファーが書いた1幕物の芝居の台本を彼自身が脚本化した。なんといまだ未DVD化! 知識豊富な仕事人間で一流会計士のチャールズ(マイケル・ジェイスント)は、妻のベリンダの不可解な行動に疑問を抱いていた。浮気しているのではないか、という疑いにつきまとわれていたからだ。チャールズは私立探偵のクリストフォルー(トポル)に妻の調査を依頼する。 ベリンダは夫チャールズと住む世界の違うことに違和感を感じて、小さな失意を積み重ねていたのでした。ベリンダは日毎に無口になり、毎日朝早くからひとりでどこかに出かけ、夜遅くまで帰ってこなくなったのでした。ベリンダはただ単に、日常の倦怠を散歩によって紛らわせていただけだった。 ジョンバリーの切なく美しい音楽をバックに、妖精のようにロンドンの名所旧跡を自由に歩き回るベリンダの後を追いかけまわす不審な人物、真っ白なコートを着た私立探偵クリストフォルー(トポル)が尾行する。忘れ得ぬ名キャラ、名演!トポロが扮する探偵がいつも食べていたマコロンというお菓子はたまごボーロのようなものらしい。 ベリンダは、探偵の尾行に気づいて以来、最初のうちは彼を気味悪がっていたが、次第に彼のやさしさと愛情にあふれたまなざしに心ふれあうものを感じるようになり、次第に探偵自身に好意を抱いていく……。語ることのない、みつめあうだけの追跡。無邪気な追いかけゴッコの共犯者として日々を重ねるごとに彼ら二人の間に次第に生まれていく心の絆。この件が、素晴らしく、トポルの人懐っこい笑顔と、やさしい眼差しに出会うと、思わず心がなごんでいつになくウキウキしてきます。U^ェ^U 10日後探偵クリストフォルーはチャールズに報告をした。彼女にやましいところがない、だが“恋人"がいるかもしれない、と。その報告を受けたチャールズは、ベリンダを怒鳴った。彼女は“家庭には愛が必要なのにこの家にはしきたりだけしかない。"と悲しそうにつぶやき自分の潔白を語った。“ただ、見知らぬ男が、いつも私をつけてきて、いつか心のふれあいを感じるようになったのは事実だが"と。 ささいな疑惑から夫婦間の危機が生じる様を描く。最後に夫が取った行動とは...。さりげなく、爽やかな幕切れが、非常にここちよい後味を残す。ロマンティックなラブ・ストーリー。 ミア・ファローは、決して美人ではないと思うのですが、チャーミングですよね。どこかしら不思議な雰囲気がある個性派女優で、ある種、ファンタスティックな女優でもあります。ニューシネマの台頭と共に、「風変わり」と表現される女優たちが続々と登場し、その中でミア・ファローはセンセーショナルな話題をまいた「ローズマリーの赤ちゃん」(68)で、スターらしからぬ不安定な顔つき体つきで登場し、一躍有名になりました。「ジョンとメリー」「フォロー・ミー」ウディ・アレンの名作群「カイロの紫のバラ」「ハンナとその姉妹」「ラジオ・デイズ」「セプテンバー」「私の中のもうひとりの私」「アリス」と..あげたら切りがないくらいです。ウディ・アレンと公私にわたるパートナーとなり数々の名作を撮るが、養子への性的虐待、養育権をめぐってトラブル、裁判となり、別離。残念哉!醜悪な修羅場を繰り広げ、裁判はミアの勝訴となる。この顛末は最後尾に掲載しますがTVの芸能ゴシップお好きな方にだけお薦め...夢見る夢子ちゃんは、読まない方が良いかも~です。 非売品ORIGINAL SOUND TRACK『FOLLOW ME』なんと!ジョン・バリー・ファン・クラブ謹製のお宝CD!(private use only)A rare John Barry score, issued in Japan, this soundtrack was taken from the film of Peter Shaffer's stage play starring Mia Farrow and Topol. The music is an interesting blend of easy listening strings and vocals and a harder groovy edge not present in much of Barry's work. The haunting theme is reprised throughout the score. ■映画の妖精!ミア・ファロー(Mia Farrow)■ 1945年2月9日、アメリカ・ロサンゼルス生まれ。父は映画監督のジョン・ヴィリアース・ファロー、母は女優モーリン・オサリヴァン。9歳の時、小児麻痺で病床につくが克服、18歳の時、舞台“The Importance of Being Earnest”で女優デビュー。1964年テレビドラマ・シリーズ『ペイトン・プレイス物語』に出演、注目を集める。同年『バタシの鬼軍曹』で映画デビュー、1968年『ローズマリーの赤ちゃん』が世界的にヒット、 ハリウッドを代表する人気女優となる。 将来は尼僧になりたいと心を固めながら、やむない事情で女優として働きはじめる。そこで出会うフランク・シナトラ、音楽家アンドレ・プレヴィンとの恋。やがて訪れる破局、混乱。逃げるようにしてインドへ旅立ち、ビートルズとの出会い、映画界への復帰、戦争孤児・障害児の養子、ふたたびの恋、そして……。ウディ・アレンとの十年間は、ロマンスから長い悪夢に変わり、養子に性的虐待するウディ・アレンとの裁判沙汰、醜悪な修羅場、ダリ、ビートルズとの交遊……など、映画よりも劇的な半生……。1959年「大海戦史」「バタシの鬼軍曹」1968年「殺しのダンディー」「ローズマリーの赤ちゃん」 「秘密の儀式」1969年「ジョンとメリー」1971年「見えない恐怖」1972年「フォロー・ミー」「ジャン・ポール・ベルモンドの交換結婚」1974年「華麗なるギャツビー」1976年「ジュリア/幽霊と遊ぶ女」1978年「アバランチ/白銀の恐怖」「ウエディング」 「ナイル殺人事件」1979年「ハリケーン」1982年「サマーナイト」1983年「カメレオンマン」1984年「ブロードウェイのダニー・ローズ」「スーパーガール」1985年「カイロの紫のバラ」1986年「ハンナとその姉妹」1987年「ラジオ・デイズ」「セプテンバー」1988年「私の中のもうひとりの私」1989年「ウディ・アレンの重罪と刑罰」「ニューヨーク・ストーリーズ」1990年「アリス」1992年「ウディ・アレンの影と霧」「夫たち、妻たち」1995年「マイアミ・ラプソディー」1998年「エクスタシーをさがして」2001年「ジ・イノベーダー 革新者」2002年「くたばれ!ハリウッド」■2/12の続編■■隠れた名作「カイロの紫のバラ」!映画の妖精!ミア・ファロー■も続けてご覧下さい!