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満天記念日(建築の話しましょう。「建築目安箱」)

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2006/01/15
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カテゴリ:建築目安箱
電気料金が気になりますね。

さて、新築ももちろん、増改築、リフォームしたときに電気工事はどうすればいいでしょう。

まず、部屋数を増やす時はもちろんですが、部屋の改装などをするときに、キッチンのコンセントの数が少ないと感じていたら、この時を逃すと、改装工事はいつになるかわかりませんから、電気の配線の見直しをされるべきでしょう。

一番ブレーカーが落ちるのが台所の電化製品ですから、まず、あなたのお宅がそうであるなら、これを機会に電気の工事も予算に入れておいたほうがいいでしょう。

電気がある一定の量以上流れるとブレーカーが「バチン」と落ちます。

で、ブレーカーが落ちてばかりいるので、電気屋さんに聞いてみたら、どうやら契約電力が40Aらしい。そこで50Aに増やしてもらったばかりなのに、また落ちる。。。。

はい、基本的な考え違いがあると折角アンペア数を上げたのにも関わらず、使い勝手は以前と同じという結果になってしまいます。
ブレーカーが落ちるのはその落ちたブレーカーの回路に余分な電流が流れたからですから、家全体のアンペア数を増やしただけでは、何の解決にもなりません。気が付かれているとは思うのですが、よく落ちるブレーカーの位置は多分いつも同じはずです。

レンジと、オーブンと、乾燥機、。。。またやっちゃった~~~。。
と、慣れた手つきでいつものブレーカーを上げる。。。

つまり、その回路に電気が集中しているわけですから、幹線(基本の元となる電線)の変更工事をしなければ、いつまで経ってもブレーカーは落ち続けます。

さあここが肝心ですよ。
ですから、新築の場合など、台所のコンセントの数だけに注意を払うのではなく、どのコンセントが何に使われるのか把握すべきです
キッチンでは図面上はコンセントの位置が確認できますが、実際、冷蔵庫専用コンセントは高い所に付きますし、ガス感知器専用のコンセントは都市ガス、プロパンガスの違いでコンセントの設置高さが違ってきます。

キッチンの収納の位置により、その箇所に電化製品が集中してしまう場合があります。一つのコンセント(2口)に、電子レンジ、トースター、ポット、ホットプレート、ジャー、など一気に集中すれば、ブレーカーは落ちてしまいます。

通常は一つのブレーカーで7個程度のコンセントを受け持つように考えて分電番を設計します。エアコン専用コンセントは一つのブレーカーです。現在はエアコンは設置していないが、将来使うだろうというような場合、エアコン専用コンセントは設置予想できる位置の近くにあるはずです。
また、エアコンなどの比較的重量があるものは、事前に補強板を入れるのを忘れてはいけません。

さあ、どの器具がどのコンセントを使うのかレイアウトが出来ましたか?

あなたの家の契約電力アンペア数はわかっていますか?

もし、工務店などに聞いて40A(アンペア)の契約です。。ということだったら
最低でも50Aに変更してもらいましょう。

電気料金の基本料金の差額は東京電力で10Aごとに260円だったかなあ、
つまり40Aと50Aで1ヶ月300円程度の違いなのです。
ご存知でしたか?
だから50Aも60Aも基本料金の差額は300円程度。50Aで1300円位じゃなかったでしょうか。この金額は各電力会社によって差があると思いますので、最寄の電力会社にお問合せ下さい。


ただし、
50Aと60Aの基本料金の差は300円程度ですから1300円~1600円が基本料金になるわけですが、契約電力が大きくなると、引き込みの幹線が太くなりますので、幹線工事費が変わってきます。この辺については監督さんか設計士の方と十分に打ち合わせをして決定することだと思います。

間違っても、直接、電気工事店に相談してはいけません。

元請が存在している場合は、必ず、設計士か監督に相談しましょう。
工事店に直接話して、気分よく引き受けてくれたので、安心していたら、あとから追加工事費がドサっと来た。という事例が山のようにあります。
工事業者はお客様が欲しいと言っているものを、「不必要です」とは言えないものです。欲しいと言っているのだから、お金は払ってくれるんでしょう。。。という、暗黙の了解と思ってしまいます。

でも施主は違います。相談したら、「いいですよ♪~」と業者さんが快く引き受けてくれたので(おや、追加工事費の話にはならなかったから、サービスなんだな♪。。言ってみるもんだな~~~)と、お互いに美しい誤解を生んだまま進んでしまうのです。
お互いにいつもいつも「予算が・・予算が・・・」と言っていることが、なんとなくやましいような気になっているからです。

トラブルよりは、事前協議をしっかりしておきましょう。

監督さんも、後からトラブル事を考えたら、今、嫌われてもいいから、追加工事の話は定期的にきちんと施主様に伝えておくべきです。現場を守るのも仕事ですが、お客様の予算と会社の予算を把握してお互いに納得のいく工事費を算出するのも、監督さん、あなたの仕事なのです。


電気の話からここまで進んでしまった。。。
いつもの脱線。。。。速度厳守しなくちゃ。。。




阪神大震災から間もなく11年です。1月17日を忘れずに。。。。



ここをプチっとしていただくと私は勇気100倍!





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Last updated  2006/01/15 05:44:47 PM
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