Electropicoの音楽三昧日記

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• 10/24　文化公演「キューバからキューバへ」＠高輪区民ホール

  キューバ大使館の主催する音楽とダンスの無料のホール公演。内容は在日キューバ人アーティストたちがそれぞれパフォーマンスを披露したレベルでそんなに凝ったことはしていないが、ナルシソとペドロによるスムーズな舞台構成演出のおかげでとても楽しめた。多くのお客さんが入ったが、年齢層が高止まりなのは気になる。今回はアントニオ古賀さんのファンが多かったせいもあるだろうが、若いファンは増えているのだからきちんと告知して、こういう場所に来てもらいたいと思う。今回は私が知ったのも直前だったから宣伝に。今回驚いたのは、リチャードの演技。MIUと組み、パブロミラネスのスローバラードに乗せてダンス。予想外の驚きだった。なかなかよかったのが。一方ヒマグアの代わりに出演した唯一の日本人カップルはクオリティの高い演目に挟まれてちょっとかわいそうだった。二人とも友人なので愛を込めて書くが、止まっちゃだめだ。音楽が止まらない限り身体のどこかは動いているはず。習うときは派手じゃない部分に注目するように。派手な部分は見なくても目に入るのだから。大きく動く必要はない。ちゃんと動けば大きく見えるのだから。さて、次は今週末、横浜赤レンガ倉庫でのパーティ、そしてナルシソカンパニーの公演。楽しみは止まらない。

  October 24, 2006

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• 10/23　カフェ・アマルゴ　@JZBrat

  普段はディズニーシーで連日ライブをこなしているキューバのバンド、カフェ・アマルゴの東京ライブ。なかなか舞浜まで行けないので、この機会に見ることにした。急いで会場につくと異様に人が少ない。実は数日前に急遽プログラムが変更になっており、120%からはメールが流れていたそうだが認識していなかった。ずいぶん押してから始めた第一部はPopi y JamonJamonダンスショーで、演奏は第二部のみ、9時過ぎから。初めて聞いたカフェ・アマルゴは、いわゆるソンではなく、カチェやアイナマのような小編成キューバンサルサだった。ボーカル、ベース、キーボード、トレス、コンガ、ボンゴ＆ティンバレスの6人。キーボードとトレスの両方いるバンドは珍しいように思うが、トレスが刻むときはキーボードはホーン代わり、というようにそこは上手く使い分けていた。ただ、キーボードはモントゥーノを弾いている時はいいが、ホーン用のプリセットのチープな音色が逆効果。もっとまずいのがトレス。PA・機材の問題だが、ペナペナの薄っぺらい音が雰囲気を損ない、とても気になった。アマチュアではないのだから出音に気を遣って欲しい。キューバのスタンダードの他、クンビアやバジェナートといったパンカリブのヒット曲をティンバ仕立てで演奏していたが、どうもそういった曲の方が面白かった。彼らも何か変わったことをやりたがっているのでは、と思えた。彼らはエグレムからCDを出しており、CDはオリジナル曲ばかり収録しているという。しかし、今回のライブではオリジナルの演奏はなかった。ディズニーでは決められた演奏をせざるを得ないのだからせめてこの場では本領を発揮して欲しかった。それとも営業スタイルのままで良いのだろうか?

  October 23, 2006

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• 10/22　 "AchePati!" Policlinico!+和泉聡司、原田芳宏Trio　@関内KAMOME

  CKBの伊達弦（僕にとっては元デルソルと言うイメージが相変わらず強いが）の率いるストリート感あふれるルンババンドのライブ。このバンドに注目する理由。・オリジナリティ。レパートリの半分はルンバのスタンダードだが、残りは日本語の歌詞を乗せ、日本オリジナルのルンバを模索している。今のところそれはギャグの領域にとどまっているが今にシリアス路線に発展する可能性はあると見ている。それにギャグもかなり受けるのだ。・楽器編成。コンガ、カホン、シェケレなどの伝統的な楽器に加え、バタ、ジャンベ、ドラムセットのように組んだ小物パーカス。今回はさらにギターも加わって、新しい感覚をいち早く持ち込んでいる。ギターは今回はぶっつけだったのでまだ物足りなかったが、今後の進化に期待したい。・技術と姿勢。キューバ留学帰りの若手プロ中心で演奏は一定水準をクリアしている。危ういところも多々あるがあくまで前につんのめっているので許せる。とはいえ次回はもっとよくなっていてほしいのだけれど。次回はぜひコロあたりで参加したいなあなんて。。。ところで今回のライブはスティールパンの第一人者原田芳宏との対バン。これがパノラマになれば狂気を放つのだが、パン3人だと、とても美しい、癒し系サウンド。僕にはちょっと物足りない。この店は面白い。30分ずつの各2ステージ。店内左右にルンバセットとパンセットを向かい合いでセッティングしているのはとても珍しい。どうせならそのまま共演してしまえばもっと面白くなるかも。

  October 22, 2006

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  10/22 音包　音の森SymphoCanvas, 大野慶人 @ZAIM

  宮本宰&田口和典『音の森』SymphoCanvas先週、MsProjectがサルサパーティを行った同じ部屋に、今度はバーチャルなフルオーケストラが出現していた。veofarre、AgeHa、Blitzなどを手掛けている高級音響メーカーTaguchi社長田口和典と、日本のPA界を創ってきた世界的なミキサーの宮本宰、二人の超オタクによる、64chの生録音ないしは打ち込み音源を、オーケストラの楽器同様に配置された64本のスピーカにより再生する、という、世界初ギネス級の音響実験。（実際に本数数えたら少し少なかったが、64ch音源なのは間違いない)とにかくすばらしい音。スピーカの林に踏み込めば明確に定位したそれぞれの楽器に囲まれる。オーケストラの中に入り込めるという、普通はできない体験。魂の震えるよう。これほどのシステムだからこそ、最上級の音源でないと物足りない。打ち込みによる生楽器の再現も狙っており、たぶんホームオーディオでなら区別がつかなかったかもしれないが、ここで聞き比べると生録の臨場感とはやはり明らかに違う。生は、まさにそこにオーケストラがいるかのよう。では、本当の生オケとはどれほど違うのだろう？そんな比較もしてみたい、と興味が湧いた。オケとこのシステムとの競演が出来ればもっと話題になりそうだ。ただ、こういうシステムの実験に、オケ関係者はほとんど否定的らしい。確かに、職を奪われる危険性はあるだろうし実際部分的にはそうなるだろう。しかしそれ以上の収穫がある技術だと感じる。今は茨の道でしょうが是非継続してほしいと思う。この一週間に及ぶ実験の最後、9時からの最後回にサプライズが起こった。別の部屋で行われていた舞踏公演「京都」橋本恵子soloを見るためにZAIMへ来ていた大野慶人以下、大野一雄舞踏研究所のメンバーが、即興で踊り始めたのだ。曲はムーンライトセレナーデ、そしてアヴェマリア。素晴らしいハプニング。それを目撃したのは、わずかな人数。見ていた我々にとっても素晴らしかったが、彼らにとっても、音の中で踊るのはたいそう面白かったに違いない。大野さんは何度もスピーカに礼をして立ち去って行かれた。この、スピーカの林立する空間で踊る、というのはアリだ。舞台芸術でなら、このシステムを活かす何かができるのではないか。そんな出会いの第一歩が目の前で起こったのだとしたら、なんてラッキーだろう。終了後、宮本さんとお話させてもらった。この64chは趣味としてライフワークとしてやっている。常設の音響空間を作るのが希望で、そこで昼間はお客さんに聞かせて、閉館後はいろんな実験研究に没頭したい。そんな話を聞いて、3Dのアイマックスシアターみたいな感じじゃないか、と思いついて言ったら、そのアイデアも気に入ってくれた様子。次回の実験がいつになるかわからない、ということだが、是非ウォッチして次回も体験したい。

  October 22, 2006

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• 10/21 真野倫太郎Somos Lo Maximo　@新宿FNB

  マノリン＆メディコ・デ・ラ・サルサのコピーバンドのライブ。見るのは多分2年ぶりくらい。今回もマノリン中心に、イサック、SelloLAと、（僕にとっては）懐かしい曲ばかりをCDそのままに演奏。タリスマンだけは懐かしいというのとは違うけれど、ともかく知ってる曲ばかり。狭いハコながらPAが良く、各楽器ともよく聞こえる。演奏も危なげなく進行。スローな曲では若干荒が見えることもあるが基本バイラブレ。コロもキメもそのままだし、歌い出しに歌詞を無伴奏で読み上げる様もよくまねていて、脳内ステージには真野倫ではなくマノリンがいる状態。というのも、僕は94年にハバナのセシリアでマノリンを見ているのでそれがフラッシュバックするという次第。こうして、俺たちの青春歌謡が表舞台に出るのは大歓迎。聞くところでは某大学祭ではカミマックスなどと称するクリマックスのコピーバンドもあるとか。それもうれしい。ミティエラ復活もタイムリー。次はニンハスか、、、てちょっとずれてる?

  October 21, 2006

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• 10/16 Orquesta Del Sol @Crocodile

  今日は油断して宣伝不足、お客さんの数は少なかったが一つのグループが最初の曲から踊りだしてくれたおかげで非常にいい総立ちライブになった。フロアがにぎわうとバンドもよくなる、これがライブの醍醐味。今回の久しぶり曲はカルカハーダ。ラテンジャズ有り、演芸無し。ペッカーはホームセンターで買い込んだ水道管でディジュリドゥを作って演奏。これはいい音がした。なお、演奏中にベリーダンスはいいとしてシャケトンとかちょっと旬を過ぎた話が出たが、あれは開演前にビデオでシャキーラを見て、ラテンとレゲトンとアラブとベリーダンスの話をして僕がシャケトンと口を滑らせたためです。次回はクリスマスライブ。

  October 16, 2006

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  10/15 レバノン・ウィーク　ウード演奏とベリーダンス　＠Uplink Factory

  レバノンWeekのオープニングイベント。日本を代表するウード奏者の常味裕司さんと、ベイルートで開催された2005年度ベリーダンスフェスティバルの優勝者、Suranさんによる ライブ。イスラエルによるレバノン攻撃は、日本では国内事件に押されてあまり報道されなかったし、されたとしてもイスラエル寄り～アメリカ寄りの見方が多かった、そうだ。（そうだ、というのは僕自身はほとんどテレビや新聞を見ていないため実感がないからだが。）まあ普通に日本に住んでいたら石油王様独裁イスラム教ターバン原理主義ジハードテロ成金くらいの連想でそもそもレバノンなんて知らないのが普通かも。僕も意識したのはつい最近で、アラビックラテンを買ったうちの何枚かがレバノン女性歌手だった（他はエジプト、トルコ、おまけでギリシャ）という程度。わざとミクスチャを意識しているものは民族楽器を入れてエスニックを強調しているが、そうでなければジャケはごくごく西洋的な服装の超美人でサウンドも普通のポップスのトラック。もちろん節回しはこぶしが入っていてアラビア語なのは違うけれど。ともかく、レバノンはかなりひらけている場所らしい、という印象だった。話を聞けば、イスラム教一色ではなく多宗教であり、近隣で物価が一番高い、スキーと海水浴が同時にできるまれな観光地であり、美人の産地であり、そしてアラブ地域への音楽一台供給地であり、当然世界でブレイクしつつあるベリーダンスのトラックの産地でもある、と言うことがわかった。だからひいきしろ、と言うのではない。イラクも、アフガンも、パレスチナも同じだ。とにかく、まずは知りましょう、という段階。そんなわけで、ライブはなかなか盛り上がったし、ダンスも面白かった。が、それ以上に、サラームとSuranによる現地の写真とトークが印象的だった。

  October 15, 2006

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• 10/14 Grupo Ahi Nama @関内Lafu & Sting & ZAIM & Palaiso

  同じ関内付近で2つのイベントがあり、バンボレオのフライヤを置かせてもらいに訪問。ZAIM、歴史的建造物の3部屋とカフェを使ったパーティ。4カ所で別の音が鳴るというアイデアは面白い、それを実現させるんだからMotakaは相変わらずパワフル。ただ中に入ってしまうとそこは古いビル装飾のない白い壁の四角い部屋にPAとプロジェクタを持ち込み、蛍光灯には色セロハンを被せてある。学園祭だね。バンドのリハを見せてもらったが反響が大きくて大変。お客さんが入れば緩和されるかどうか。だが本番を見る前に退出し、すぐ近くにあるキューバ料理店、Paraisoへ移動。ほどよく狭く小ぎれいな空間、まじめそうなセントロハバナ出身のマスター。物腰柔らかな奥さん。とても居心地がいい。食べ物もおいしそう。ここが盛り上がってくれることを願う。そして、歩いて15分、Lafu & Stingへ。こちらはAniquiのPachangaCubana。Grupo Ahi-Namaのライブだ。ちょうど開始時間だが客足は鈍い。Aniquiのフリーダンスレッスンに参加したが、低い体勢のデスペローテはかなりきつい。ここ7,8年はベーシックな練習もせず楽な踊り方に流れてるなあと実感。ライブ開始の8時半にはまあまあな人数に。今日のアイナマは、スカポンタスのtpあゆみが参加し二管編成。さらにパーカスのルーシー、遊びに来た元SDSドラマーも途中参加し、にぎやか。だけど、ボレロやチャチャがまたいい。イサックのバラードには琴線。あいかわらずルドウィクのドラムはビートの中を自在に跳ね回る。それに応じてタカヤもガジも。転びそうなところも含めて、このバイラブレなインタープレイは楽しい。1st終了後、再度一周。ParaisoはFlacoのレッスン&パーティも終盤でまったり。ZAIMも終盤、みんなメインフロアに集中して踊りまくっている。そしてL&Sに戻ると、最後のアンコール中。お疲れ様。

  October 14, 2006

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• 10/11 Salsa Swingoza, The Corona, GOMA @渋谷Club Cuattro

  The Corona、今回はホーン3本を加えての豪華版。ちなみにTPは元SDS、現スカポンタス、Grupo AhiNamaにも時折参加しているあゆみ。ファンタジーな歌詞の新曲も演奏。ヴォーカルういの存在感が光る。ホーンと弦の棲み分けはあまり気にはしていない様子。そこはバンバン並みか。GOMAは、ディジュリドゥをステージ真ん中でスタンドに固定し首は動かさずに吹く。体と腕が緩やかにウェイブしバックに指示を出す。バックはドラムスとパーカッション２。爆音と激しいビートが波打ちながら延々と続く。完璧トランスミュージック！もちろんただ聞いているとすぐ飽きるから、ラテンミュージシャンやその観客は下のフロアに逃げてしまっていた。がんがん踊らないと！パーカスは懐かしい田鹿健太。終わってから挨拶。Salsa Swingoza。重厚なるサルサ。クオリティは世界レベル。初めてのような驚きはないが、散々見ても飽きることなく快感。新鮮さを求めてほかの音楽を体験すれば知らないものにはびっくりするがそのすべてをまた何度も聞きたくなるわけではない。だからこんな組み合わせのライブは得難い。ありがとう！

  October 11, 2006

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  10/10 アド街っく　＠新橋

  行きつけのお店がテレビに出るというので行ってきました。新橋リーマン役でチラと映りそう。My部下のOL(役)、かわいかったなあ。放送は12月9日を予定。photo by t.j.

  October 10, 2006

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  10/5 岩村健二郎＆カモンカモン、ハモンハモン、DJ electropico @Bodeguita

  岩村健二郎＆カモンカモン曲目Elige tu'Un tipo como yoLolaFin de semanaSolo vivo por tiSon deseosNecesito una amigaLo que sientoQue pasa locoBilongo今回はなんというか岩村先生のスペイン語の講義を聞いているようなライブ。一星のダメ生徒ぶりも○。それで何かコロの一つでも覚えて帰ったかというと、うーん、分次回のライブで思い出すはず。もちろんいい曲、いい演奏。ルドウィクの超絶ぶりも面白いしここでしか聞けないBINBNの独特のピアノもいい。ハモンハモン3人もちゃんと打ち合わせしての登場。ちゃんと振り付けて踊ってました。そして、今日はYUKOちゃん帰玖最後のパーティ。彼女の10年来の女友達が集まっている。なんだけど、YUKOちゃんが個別に声をかけて集めただけで幹事がいないため、お互い知らないわけでもないのに3,4組に分かれて店内にばらばらに座ってるのが変。肝心のYUKOは大遅刻。10時前にようやく到着。すでに待ちわびて帰ってしまった人もいたが何とかすれ違ったらしい。その後数曲一緒に踊って、最後には彼女前に出てルンバを踊る。正直言って本調子の踊りではなく流している感じだったが。最後はいつの間にかみんないなくなってしまい、YUKOちゃんと二人終電で途中まで一緒に帰る。次は一年後か。また会うのが楽しみになった。

  October 5, 2006

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  10/4 Banda-Mi-Tierra復活ライブ @Crocodile

  バンダミティエラ、2年半ぶりの復活ライブ。以前はコンガの石川君がリーダーだったが今回からはボーカルのJINが率いている。JIN&JUNのツインボーカルは不変だがバックは半分入れ替わっている。彼らが唯一発表した傑作CD”頭痛薬はいらない”から全曲、プラスアルファを演奏。漫才ネタも含め以前の持ちネタが全開。新曲新ネタ特に無し。NYサルサ、キューバン、Jポップ、R&B、広いジャンルから集めた名曲の数々、懐かしいいー。と同時に人間の記憶の不確かさを想う。散々同じネタを聞いてきているはずなのに、やられて初めて思い出す。特に、伝説のネタ、ピザーラは参った。これだけトリッキーなアレンジ（というかネタ）を多用するにもかかわらず、2年半ぶり、半分新メンバー、少リハ。それを考えればよくやり切った、と褒めたい程。この2年半、サルサファンはどれくらい入れ替わっているのだろう?　今回、予想以上に新しいファンが多かったように思う。逆に以前のファンが少なかったのは宣伝不足と反省する。今後、レギュラーで活動再開し新曲も増やして行くことだろう、次の展開が楽しみだ。最後、残ったピザをほおばりながら帰宅。

  October 4, 2006

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• 10/3 ラマダンの夜　デュオウード + アブドゥラティフ・ヤグブ、グナワ･ディフュージョン

  ラマダンの夜デュオウード + アブドゥラティフ・ヤグブ（チュニジア・アルジェリア・イエメン）エレクトリックウード2本、一人はMACのコンソールも操作し、シーケンサーでバックトラックをつくって演奏。バックトラックにシンバルのような音があり、グナワ？と思ったりする。とはいえ４つ打ちが基本で民族の味はあまり感じられない。エレキギターそっくりに弾きまくると、それがウードである理由がわからなくなる。グナワ･ディフュージョン （アルジェリア / モロッコ）客席側からカルカベとスルドを鳴らしながら行進で登場。メンバー5人。ホールなのでおとなし目に伝統的なグナワとバンドスタイルを持ちかえて演奏。どれもダンサブルだがほんの数人が立ち上がるのみ。僕も立ち上がって一番後ろに下がって体を揺らしながら聞いた。ホントはもっとはじけるんだろうなあ、と思うと物足りない。というわけで、私は予想通りカッワーリが一番よかった。グナワは期待よりおとなしく物足りなかった。日程の都合でメルジャンデデを聞けなかったのは残念。

  October 3, 2006

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• 10/2 ラマダンの夜　ファイズ・アリー・ファイズ、カイハン・カルホール

  ラマダンの夜ファイズ・アリー・ファイズ（パキスタン / インド）カッワーリにもいろんな流儀があるそうだが、彼らは前評判通り、90年前後に来日したヌスラットに、声量は及ばないものの、そっくり。私の近くに座っていたのはたぶんパキスタン人なのだろう、興奮して拍手と掛け声で煽る。僕も身を乗り出して見入った。ただ、以前はもっとパキスタン人がたくさんいて踊ってお布施をばらまいていた記憶がある。それに比べるとお行儀のいい客席。楽しかったが、もっと先に行ける気がする。カイハン・カルホール （イラン）緩急自在、デュオでの即興演奏が延々続く。美しいのだけれど、根気が続かず気が遠くなった。ジャズがだめな自分、同じ理由でダメ。

  October 2, 2006

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  10/1 雪女　蔵naudo　@新宿プーク人形劇場

  雪女１部：yukionna ＳＯＲＥＫＡＲＡ　～輪廻～２部：雪女板垣あすか、今回は芝居に出演。空港から直行で飛び込んだら開演直前で既に満員だったが一番後ろで立ち見をすることができた。オムニバス式の劇で、ユダヤの神に仕える男の嘆き、イスラエル観光ガイドの毒舌、アイルランドの妖精と種売り男、恨みに目がくらんで自身の生き別れた弟に手をかけてしまう雪女、といった場面が脈絡無く並んでいる。声高ではないが世の不条理を訴えるような内容。この芝居の音楽担当との縁で出演したというあすかは妖精役そのほかで、意外にも全体の半分近くの時間を舞台で踊り続けている。今回の踊りは予想通りラテン臭さはない舞踏式。静かな動きが逆になまめかしい。言葉のないダンスと台本のある芝居とでは勝手が違ったことだろうが、よくやった。堪能。芝居がはねて、小屋の出口にて。

  October 1, 2006

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  9/30　帰国

  地下鉄でマドリードの空港に着いてからもバスに乗りシャトルに乗りまた歩き、ブリティッシュエアは嫌がらせされているのかと思うくらい遠い。1時間遅れで出発。ヒースローでも順当に遅れて成田到着。で、スペインについて振り返って、一般旅行者向けの注意（最近は首絞め強盗多発！）を読みすぎてちょっとびくびくして、メキシコやキューバ以上に注意して、持ち歩き荷物を減らしてカーゴパンツのポケットに現金とカードと地図とメモくらい入れて手ぶらで行動してました。ラバルでは2度スリに遭遇したけれども、場所が場所ですし両方ともたまたまバッグを持ち歩いていた時でした。旅行者として普通に注意していれば危険な場所ではない、と思います。街中にはべたべたしたカップルが目につき、彼らは街中、地下鉄、ライブ会場、美術館、時と場所に関係なく音を立ててキスしまくります。すごい光景です。今回は無料ライブばかり狙いましたが、有料ライブもユーロ高を差し引いても安いです。マドリードの目抜き通りにはミュージカルがたくさんかかっています。キューバ国立バレエも来てました。文化三昧するにはいい場所です。そのときに役立つ、ぴあに相当するのが週刊誌＆サイト”Guia deｌ ocio”。やっぱりサイトの方が便利。で、で、結局のところやっぱり僕にはキューバの方がはるかに楽しい場所だなあ。

  September 30, 2006

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  9/29　マドリード2日目　Buika、Reina de Cuba

  いよいよ実質最終日。みやげ物屋をひやかしながらいくつかの観光スポットをぶらぶら。王宮へ行ってみるが公式行事のため見学不可。お腹いっぱいになるにちがいないプラドはやめて、現代美術の多いソフィア王妃芸術センター美術館へ行く。ところが入館してみると2階奥のピカソの部屋だけクローズしていてゲルニカ見られず。ああ今日はついてない。こんな日はあまりじたばたしないに限る。いろんなスタイルの作品が並ぶが、気に入ったのはポップアートの部屋。Equipo Cronicaが好き。昼食はキューバ料理を探しに行く。ラテンぽい店名が並んでいるが、結局パエジャを出す店だったりする。歩いていて見つけた、入り口にヨルバの神々が描かれたレストランLa Negra Tomasaにてクリスタルとキューバンプレートを食べる。うまい。僕にはこれがあってるなあ。この店、夜はライブも入っているという。今晩のBuikaはマドリード郊外Las Rozasのお祭りでのライブ。よって多分無料。よって今までの経験から余裕を持って出発することにする。バス発着所で確認すると、1時間近くかかる場所のようで結構遠い。時刻表では、帰りのバスは無理そう。タクシー代を覚悟しつつバスに乗る。降りるバス停もよくわからなかったが、運転手によると、いっぱい電飾がついててすぐわかるよ、とのこと。結局、降りる場所は親切に教えてもらえた。とても広い運動場に大量のアトラクション。移動遊園地だ。かなり本格的で巨大な乗り物もある。そしてその回りにはキャンピングカーが大量に並んでいる。地続きのヨーロッパを、彼らは巡回しているんだなあ、と感慨。で、多くのアトラクションで大音量のレゲトンをかけているのがおかしい。レゲトンは遊園地にばっちり似合うことがわかった。あのビートでスリル倍増するってわけ。数々のテントが並ぶ中、一番大きいテントがコンサート会場。近くのテントで食事しながら延々と待って、開場直後に入場し、二列目の真ん中をゲット。隣には3人組で来たちょっと太った小学生(たぶん）が座る。まわりはみな近所のおじさんおばさんといった感じで、和気あいあいとしている。つんとすました都会と違ってなごむ。僕のカメラに興味津々、日本から来たというと、僕もプレステ持ってるよ、と答えてくれた。その子と話していると、どうやらBuikaは単純にフラメンコだと認識されているよう。僕は見た目の先入観なのか、”R&Bなのにフラメンコっぽい”という感覚で捉えていたのだが、そもそもこれもフラメンコなのだ、と考えてしまった方がいいのかもしれない。ステージは、ピアノ、ベース、ドラムス、カホン、ボーカルの5人。若干スローテンポの曲が多く、情感たっぷりの歌を、大きな身振りたっぷりに歌う。すばらしい歌手だ。そこへ、隣の小学生は時折オーレイ！と声をかける。演奏が終了するともう12時前。それでも遊園地は親子連れでバリバリ盛り上がっている。ここはほんとに宵っぱりだ。バス停へ行ってみると幸いマドリード行きの夜行バスが出ている。1時過ぎ、昨日入れなかったLa Reina de Cubaへ行く。ライブ有り、チャージ無し。一杯8～10ユーロ。バンドはピアノ、ベース、コンガ＋ティンバレス、ボーカルという小編成で、多くはキューバ人らしい。スペインで初めて、すばらしいラテングルーヴに懐かしさを覚える。30分ほどのステージを1時間ごとに朝まで。幕間のDJはコンピュータのプレイリストかランダムのようでサルサキューバンメレンゲバチャータでたらめにかかるのは六本木よりひどい。いやそういうニーズなのかも？3時ころには、どうやら昼間行った店のバンドメンバーも来たらしく何人も飛び入りで歌う。これまた最高にセクシーな男性ボーカル。ここはいい。もっと話し掛けていけば良かったと反省するが、最初の数人でいい反応が得られず気落ちし、ちゃんと踊ったのは一曲。明け方に宿に帰る。

  September 29, 2006

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  9/28　マドリード初日　Nayla y Ala Maak

  朝10時の長距離バスに乗りマドリードへ向かう。初めて見る田園風景は赤い土と整然と植えられた潅木が印象的。約5時間の道のり、途中休憩が一回。その休憩のバルで、なんとお知り合いに遭遇。元ボデギータのカマレラ、アキコちゃん。別のバスで移動中とのこと。またお互い別のバスに戻って残りの行程を行く。マドリードに近づくと、広いテント村が見える。どんな人々が住んでいるのだろう？そしてその後すぐにはきれいな団地。これが現実。マドリードに着く。もう一度アキコちゃんとお茶して情報交換して別れる。例によって宿探しから。同じビルに何件ものホテル、ペンション、ホスタルが同居しているので端から当たるが満室ばかり。10件目くらいでようやく見つけた部屋は希望よりは割高だがもう面倒なので決定。新聞と情報誌を買うがめぼしいライブ情報は見つからない。インターネットカフェで検索し、今日の予定を決定。スペイン在住レバノン人女性歌手の無料ライブに行くことにする。 Nayla y Ala Maak。放送局の一階にある会場に着くとやはり長蛇の列。おばさんが多い。なるほど若者向けではないのか。などと考えている場合か？冷や汗、アルハンブラのように飛び込みできるか？しばらく待つと、急に列が動き出す。ホールは満席となり、あふれた人々はホールエントランスの小さなモニター越しの立ち見鑑賞となった。画角が狭くてダンスが映りきらない、音が小さく臨場感が足りないのは不満。だがNaylaは画面越しに何度も外で見ている我々を気にしてくれるのがうれしい。最後にはこちらのフロアに飛び出してきてくれたのだ。バックはギター／マンドリン(?)、カホン、パルマにダルブッカ。歌はスペイン語とアラビア語の両方。ダンサーは女性ベリーダンスと男性バイラオール。ミックスと言うよりは両方のレパートリがあるという感じ。Naylaはまろやかな美しい声を持つおねえさま。バルセロナのような若い、とんがったミクスチャではなく、いずれもまろやかな歌。そして、歌の合間の話もいい。祖国を想い称える気持ちと思いやりが伝わってくる。人柄に惚れた。ただ、単に音源を聞いただけならこんな風には思わなかったと思うと、この場にいることが出来て、歌を聴けて、良かった。終演後、ちょっとお話もできた。10月にはソロアルバムが出るとのこと。コンサート前に何も食べられなかったのでかなり腹が減り、そのまま香月さやかお勧めのラテンバー、La Reina de Cubaへ行ってみるが11時半でまだ空いていない。仕方ないのでホテル近くの繁華街に戻ってレストランに入る。さらに近くの別のサルサスポットを探してみるが妙にチャージが高いのとキューバぽくないので気乗りせずUターン。

  September 28, 2006

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  9/27 グラナダ　アルハンブラ宮殿、フラメンコ

  朝、グラナダに到着。歩いて中心街へ出て宿を探そうとするが、道を間違えて時間を食ってしまう。1日しかないのであまり悠長にしていられず、歩き方に載っていた日本語情報センターへ行く。ココの人、最初から面白い。そこでたまたま居合わせた日本人ご一行で夜のフラメンコツアーを予約して知っている宿も教えてもらって出発。ただし同時に紹介してくれた宿は一杯だったので結局飛び込みで宿を取る。宿からアルハンブラ宮殿までの坂はけっこうきつい。登り切ると、長蛇の列が待っていた。まずい！列に並ぶと、時折アナウンスが入る。今日のチケットは後300枚です。なんですと～…後200…後100…後50…　残り10枚を切ったところでぎりぎりセーフ。しかし、入場は午後2時以降、特にイスラム建築の粋、ナスル朝宮殿への入場は夜7時。たっぷり時間があるが、時間的に遠出は出来ないし、この坂はあまり何度も行き来したくない。まずはチノス坂を下ってアルバイシンを散策。結局コレは坂だらけの道のりだったのだけれど。山腹の白い迷路を適当に曲がりながら登っていくと聖堂に着く。その先の展望台からは、谷の向かいにアルハンブラ全景が見える。が、ここは観光地とはいえ立派な生活空間。狭く曲がりくねった階段状の石畳は、実際は車道として使われているのが面白い。アルハンブラに戻りぐるりと見て回る。庭園はきれいだが、まだまだ修復途中のかなり荒れた古城という印象が強い。そして、イスラムとキリストの両世界が混在している様が興味深い。この写真は、アラビア文字の上に聖母像が。そして、メインはイスラムの色濃いナスル朝宮殿。乳白色の大理石でできた宮殿は下半分はモザイクで、それより上はその大理石に精緻な彫刻が施されている。元はきらびやかな宝石にシャンデリアで飾られていたのだろうが、そういった装飾は一切ない『夢の跡』。ため息の出るような彫刻。バルセロナでさんざん見てきたカトリック・ゴシックのグロテスクなまでの偶像崇拝ぶりとはまるで対極。数種類の書体で壁に刻まれたコーランの文字も気になる。いったい何と書かれているのか。そうして、この宮殿の中で、閉館までの一時間をたっぷりと堪能。閉館。急いで山を下り、夕飯を食べ、次はフラメンコ。ずいぶん長くバスを待ち、ようやく動き始めたバスはホテルをいくつか回る。バスの中では、モロッコで料理の勉強をしているという日本人女性とお話をした。モロッコ行ってみたくなった。つい先ほど歩いて行ったばかりのアルバイシンの中腹に着く。まずはアルバイシン散歩ツアー。スペイン語しかしゃべらないガイド、とびとびに理解する内容を翻訳して回りの日本人に伝える。ついに僕の語学力でそんな役回りになるとは思ってなかった。展望台から、夜はライトアップしているアルハンブラがよく見える。Zambra Gitana Tablao Flamenco。ようやく店に入るとさっそくショーが始まる。フラメンコは女性ダンサーが3人、男が1人、順番に踊る。カスタネットやアバニコは使わない。一番若い子が一番かわいいが踊りはおねえさまの方が上。それにしても足踏み鳴らし見栄を切る様はりりしく男前いや男勝り。気が強そうで近寄りがたいかも。途中でベリーダンサーも登場。お腹がタプタプしている。フラメンコがストイックなだけにエロさユルさ加減がツボにはまる。能に対する狂言か？それでも、バルセロナのカテドラル前で見たのも含め、正統フラメンコに対しては楽しみ方がよくわからない、というのが正直なところ。バスで街に戻り、もう一杯飲んでから宿に帰る。

  September 27, 2006

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  9/26　バルセロナ6日目　Carles Santos、Juan Miro

  ついに、バルセロナ最後の日。まず夜行列車を予約し、サンツ駅のコインロッカーに荷物を預ける。そして、最後に普通の観光。カタルーニャ美術館。高台に堂々とそびえる建物。かなり広いががんばって一通り回る。中世絵画がメイン。たまにある、カラフルで具体的な幻想絵画、といった感じの絵が好き。ミロ美術館。ここでたまたま特別展示されていたCarles Santosにノックアウトされた。これは写真では伝わらないのでYoutubeでどうぞ。絵、写真、造形、映像、音楽、舞台。展示の多くはどうやら舞台装置らしいが、どれも強烈。ラウンジで彼の作品のビデオの断片を1時間ほど見る。バルセロナオリンピックのファンファーレも彼の作らしいが、たぶん見ていなかった。彼の生舞台を見てみたい。日本には紹介されていないのだろうか?　ビデオは出ていないのだろうか?　来日しないだろうか？これを見た後のミロは、もうどうでもいい感じだった。最後にまた旧市街に戻り、CDを物色。あまり冒険はする気にならず、結局有名どころ（Ojos、Macaco、08001等）の新旧譜ばかり買い込む。さあ、夜行でグラナダへ！

  September 26, 2006

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  9/25　バルセロナ5日目　Batukeros de la Calle、Tambores de mi Peblo

  メルセ祭最終日。日中は再度散策。まずはピカソ美術館。面白かったのは過去の名画のリメイクの部屋。わかりやすいし遊び心が見える。その後、CCCB現代美術館へ行くが、バルセロナの休日につき休み。明日もまた休みということで、見るのはあきらめるしかない。仕方なくすぐ脇のバルでコーヒーを飲んでいると、変な石を持って声をかける男が。はっと思って振り返ると反対側から手が伸びている。典型的な手口に、すんでの所でセーフ。一週間近くいるとまた気がゆるんでいるので、締め直す。ここはラバル。CCCBの壁に、ラバルの動詞形と変化が書いてあった。よし、ラバろう。夜からForumのラテンフェスティバルへ。それにしても、「ラテン」といえば、スペイン自身も含まれてしまうのではないかと思うのだが、どうやらこれでラテンアメリカのことを指している様子。不思議。また、先日リハも見た、地元のサルサバンドは、実際それほど上手とは思えない。昨日のラテンバーでの踊りもそうだったし、ことサルサに関してはスペインも日本と同じ位置にあるように感じた。日本人はもっと誇っていい。ただ、ここが日本と違うのは、ラテンアメリカ諸国とのつながりの度合い。日本は大量移民先であるペルー、ブラジルとの絆が極端に強く、それに音楽大国キューバが連なっている。それに対し、ここでは多くの国が均等にあるように見える。Batukeros de la Calleは、サルサ、ソンが大好きなバンド。その次に演奏したバンドは名前が不明だが、クンビアが大好きなバンド。これ、日本ではほとんど無い現象。スエナガさんのようなおじさんが楽しそうに弾いている。勢い余って踊りまくっているのは、日本語で言うところの「ラテンな」野郎。そして、今日のトリは、Tambores de mi Peblo。ベネズエラ人メンバーが何人か入ったバンドで、特に後半のタンボールが強烈だった。ずいぶん以前にワークショップに参加したことを思い出すが、長い胴を持つコンガ様の太鼓を床に寝かせ、一人は跨って皮を叩き、脇からもう一人がバチで胴を叩く。激しいハチロクに、スペイン人女性が飛び入りして激しいシントゥーラ（と呼んで良いのか）を踊る。凄い。強烈。で、なんだか、いびつな鏡を見ているような気分。もし日本にベネズエラ人（に限らないが）が移民してくるようなことがあったら今のキューバ一辺倒な状況は変わるんだろうな。でもそんなことは起こりえないし。帰りしなに、とあるギャラリーでスペイン版のマン盆栽を発見。ボゴタ出身の写真家ウィリー・ロハスの作品。静物に小さい人形を組み合わせて写真に撮っている。パクリか、偶然か。

  September 25, 2006

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  9/24 バルセロナ4日目　Eduard Iniesta、Carmen Paris、Papa Wemba、Asian Dub Faundation、Ministry of Dhol

  昨日はうってかわって晴天。なんてこったい。今日がメルセ祭当日。クライマックスだ。朝からJaume広場には巨人人形が繰り出し、パレード。そしてこの祭の名物、人間の塔。１チームあたり、土台を入れると100人以上はいる様に見える、そのチームで、7段のピラミッドを完成させる。人間ピラミッドのように上へ行くに従って徐々に人数が減っていくのではなく、2段目以降はいきなり3～5人で、まさに塔。その塔の形も様々。それぞれ肩の上に立つので高さは10mにはなっているだろう。落ちたら大変だが、見ている限りはいずれも成功。チームワークの勝利。すごいね。その後、旧市街から海岸にかけてぐるぐると散策。ランブラは絵描きや大道芸でいっぱい。海岸では飲み放題のワイン祭り。広場に行き当たると至る所に野外ステージがあり、ステージがないところには辻ミュージシャンがいる。どこもすごい人出。BAMは、この祭りのほーんの一部分に過ぎないことがわかる。BAM最後の夜は、まずRAVALへ。地元カタランの弦楽器奏者、Eduard Iniestaのステージ。ステージ中央に座る彼の回りを10本の弦楽器が取り囲む。大小様々のマンドリン(the mandola , the bouzouki , the mandoncelo , the mandolin, the bandurria )にギターにシタール。王子様然としている弦楽器オタク。ヨーロッパとアラブの品の良いミックスがなかなか面白かった。途中ベリーダンスも飛び出しちょっとうれしい。次は、アラゴンのCarmen Paris。Jotaというジャンルの歌い手だそうだが、くねくねとよく動きながら情感たっぷりに歌う彼女、歌手としての存在感は今まで見た中で一番強く、その代わりJotaが何なのか、そのサウンドのエキゾ度がどうも印象に残っていない。次のAkli Dも興味があったのだが、そちらはあきらめてPAPA WEMBAに移動。が、バンドも小編成だし、どうも切れがない。彼の以前のクオリティを知っているだけに本当にがっかりした。なので、さっさと移動。地下鉄に乗って行く。ビール工場跡地でのライブと思っていたら、新市街の交差点にステージが作られている。ステージすぐ脇は普通のアパート。それで夜中にこの地響き大音量。日本での感覚が異常なのか?Asian Dub Foudationのコンサートには、バルセロナ中のヒッピーが集結しているかのよう。ピアスは当たり前で入れ墨も普通。今までで一番の混雑に飛び込み、大波小波を利用してじりじりと前へ進む。いったん入ってしまったらビールが買えないと悟ったが、まあいい。ついには最前列に到達。ADFの音は小難しく聞くようなものじゃあない。アンコールには昨日出番がなかったMinistry of Dholが登場。来た甲斐があった。太鼓の音にアガる。ハネていると、すぐ後ろをダイブ野郎が通過。いや待てよ、ADFの前にはSka Cubanoが出ている。もしかしてそこにはロベルトカルカセルやクマールが乱入した可能性もあるかも？ま、そんなことは後の祭り。さて、まだ不完全燃焼。更にラテンクラブへ行くことにする。Antilla BCN Latin Clubは、キューバ人がダンスインストラクターなのでスペイン人もキューバ風ダンスが多く、居心地は悪くない。何曲か踊らせてもらう。ただ、スペイン人カップルはとても熱々で嫉妬深い。カップルの女性をヘタに誘うのはやばい。どこかで聞いたサルサの定義通り、一曲踊って次へ向かうのが無難。それにしても、やっぱりラテンが大好き。そう再確認させられた。

  September 24, 2006

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  9/23　バルセロナ3日目　Correfoc、Xarnege

  残念な雨。テレビを見ていると、台風が来ていて北西部では大変な被害が出ているようだ。これ以上ひどくならないように、と願いながら、雨の中、川北さんにテキトウに選んでもらったペンションへ移動する。その前に、調べてあったラテンバーが実は最初のホテルの近くだったので場所だけチェックする。新しいペンションは、海に近く、旧市街へも歩いて行ける場所。まず海岸沿い、ForumでBAMとは別に行われているラテンフェスティバルの会場へ行ってみる。地元バンドのリハーサル中で、実力は日本のアマチュアサルサバンド並と見た。会場入り口の看板には16時開始と書いてあるが、奥でもらったパンフレットには18時開始とある。どうも18時が正解らしい。会場はライブのテントの他、各国のブースが並んでいる。キューバのブースはない。もらったパンフを見ると、さすが旧宗主国、プログラムはエクアドル、コロンビア、ペルー、チリ、ブラジル、ボリビア、アルゼンチン、ドミニカ共和国、メキシコ、キューバ、ベネズエラと多岐にわたる。日本ではこうはいかない。18時までここで待っているわけにも行かず、旧市街へ戻る。雨は上がっている。Sant Jaume広場ではバスクのバンドXarnegeがリハーサルしている。リハとは言え、オープンなステージで何曲も披露してくれる。見たことのない楽器で聴いたことのない音楽はなかなかダンサブルで楽しい。本番を見ようとチェック。本番は12時。広場に面した建物には、「巨人」と「悪魔」「ドラゴン」の人形が展示してある。今日明日、本番に使われるものらしい。その後ぶらぶらし、カテドラルを通ると、今日のTechariのサウンドチェックをしている。わくわくする。近くの通りでは、Correfoc(火祭り)が始まる。サンバ・バトゥカーダ隊（なぜ？）、長袖で顔もゴーグルで覆う完全装備の子供軍団、そして火花を吹き出すドラゴン／デビル人形。そういうチームが約30も行列をくんで練り歩く。使われる花火は、単純なオレンジの火花をかなり遠くまで飛ばし、数十秒して爆発して終わり、という、花火と爆竹の中間のようなもの。これをドラゴンは体中にまとい、子供達は棒の先に取り付けて走り回ってぶん回す。火花は観客にも容赦なく降ってくる。至近で爆竹がバンバン鳴る。みるみるうちに通りは硝煙に包まれ、空気は辛くなり息がしにくいほど。いやーこれは楽しい。僕も参加して火を振りまきたいぞ！　その後、日本人の飲み会に参加。半分は地元、半分はサッカー旅行で総勢20人超。ようやくパエジャなどいわゆるスペイン料理を食べることができた。たった4日目だが、日本語で思う存分しゃべれるのはうれしい。そして、今回の旅のクライマックスになるべきコンサート、OJOS DE BRUJOプレゼンツTECHARI NIGHTを目指すべく、カテドラル前へ移動。しかし、一日降り続いた雨はまだやまず、屋根のないステージ上、すべての機材にはブルーシートがかけられたままになっている。カテドラルが見える演出上は屋根がないに越したことはないが、雨のことは考えてなかったのか?本来のプログラムはこんな感じ。22:00 PEPE HABICHUELA22:45 MINISTRY OF DHOL23:30 OJOS DE BRUJO+GUESTSPepe Habichuela, Nitin Sahwney (UK/India), Prithpal Singh Rajput"Cyber"(Ministry of Dhol/ ADF; UK/India), Roberto Carcassés (Interactivo; CUBA), Kumar (CUBA) And Carlos Sarduy's wind section ( CUBA ). 絶対中止になってほしくない。最前列真ん中で待つが、何も起こらない。裏手の楽屋口にまわると、Pepeだけが何度か出てきてはファンと話をしている。これは中止だろう、とあきらめ、ラバルへ移動してみる。が、こちらには屋根があるにもかかわらず、やはり、機材の関係で中止。残念。あきらめきれずもういちど本来のOjosの時間にカテドラル前に行くと、万単位の人で埋め尽くされている。そう、中止の看板を出すわけでもなく、PAに火を入れないので中止のアナウンスもできないでいるので、知らないファンは続々と集まっているのだ。せめてアンプラグドで、顔だけでも出さないかと淡い期待でもう一度最前列にねじり込んで待つが、やはり何も起こらない。仕方ない、昼間チェックしていたXarnegeを見に行く。もう中盤になっている。バスクとガスコンの音楽というが、これは面白い。まず、楽器が珍しい。バイオリン以外は（少なくとも実物を）見たことがない物ばかり。メロディ、ハーモニー、節回し、みなエキゾチックで、その軽快なリズムは踊り出したくなる。回りの観客は小学校時代に習ったフォークダンスを彷彿とさせるダンスで盛り上がっている。北部、バスクにも行ってみたくなった。終演後、メンバーからCDを購入。旅の収穫だ。

  September 23, 2006

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  9/22 バルセロナ2日目　Ritmo Cartel、Barry、Pitingo、Desert Rebel

  今日も旧市街を散歩した後、観光バスでグエル公園へ。広く、すべては回りきれない。回廊を巡ると辻ミュージシャンがいる。ぐにゃぐにゃした空間に、ヨーロッパ中のおじいさんおばあさん、ドーベルマンを連れた眼光鋭い若者の一群、ジョギングしているのは地元の人？　不思議な世界に迷い込んだ。さて、今日からいよいよBAM本番。今日は郊外のスタジアムでフラメンコ・チルのChambaoのコンサートもあったのだが、迷った末BAMを優先する。まずは、ラバルでコロンビアのジャズ・ヒップホップバンド、"Ritmo Cartel"。特に新味なくラテン臭もなくつまらない。次のバンドはモロッコはカサブランカのBarry。スカ/レゲエとソウルファンク、アラブにグナワ、更にラテン味もあって楽しい。リーダーBarryの歌もいいし女性ボーカルも良い感じ。曲によってはフロント4人がカルカベかちゃかちゃ、ゲンブリもぶんぶん。これは好き。お勧めだし、これから売れるんじゃないかな。ラバルでは次がGeckoTurnerなのだがこれはスキップして、カテドラル前でのPitingoへ移動。アンダルシアの若手イケメンカンタオールは、ギターとのデュオ。うまい。のだがフラメンコに関してあまりに初心者なので盛り上がりポイントや合いの手がわからない。すこしは勉強しないと楽しめなさそうだ。ところであのギタリストは誰だったのだろう？この顔。おわかりの方教えてください。そしてもう一度ラバルへ。夜も更けると会場は一気にぐちゃぐちゃになっている。ナイジェリア/フランスのDESERT REBEL。砂漠のブルース。見ての通りそういう格好してスカのようなリズムで演奏が続く。だが特に民族楽器を入れるでもなく、ギターロック色が強すぎ。もっと砂漠の何かを感じたかった。ところで会場で隣で盛り上がっていたオトコがいきなり僕の手をつかんで一緒に踊り出した、しまった、とおもったときには既に後ろポケットから地図が無くなっていた。後ろにいたのがグルだ。地図だけで良かった。やはりラバル、気は抜けない。そんなこともあり、最前列はやめてPAのところから鑑賞。で、最後までは見ないで退散。祭りの間は地下鉄も24時間営業なのだ。というわけで、今日の収穫はBarry。

  September 22, 2006

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  9/21 バルセロナ初日　Nacho Mastretta i Ajo

  まず、市内周遊バスのチケットを買う。最近東京でも見かけるようになった、二階建てで上がフルオープンになっているバスは、見晴らしが良く風も気持ちいい。左右にガウディの建築が点在する通りを旧市街へ向かう。旧市街に点在するBAMの野外コンサート会場の確認しようと歩き回るが、あまり地図を見ずに歩いたので迷いまくった。カタルニア広場の一番大きい会場はポップ向けなのだろうが、出演リストを見てもそれがどんなバンドなのかさっぱりわからない。一番危なく、一番面白いと言われているバリオ・チノはやはりがらりと雰囲気が違う。ハバナビエハほど崩れた街ではないが、観光向けの整備はされておらず、人種構成も中東・インド系が多いように見える。その中をぐるぐる歩いてたどり着いたランブラ・デ・ラバルのステージは、まだまだ設営中。ぐるりと見渡すと、ケバブ屋などが多い。そこからカテドラル前広場までは徒歩10分くらいのはずだが、迷ってしまって歩き疲れる。途中、楽器屋やCD屋の集まっている路地を通ったが、またたどり着くことが出来るのだろうか。そしてなんとかカテドラルにたどり着く。鉄骨を組んでいる最中のステージを確認した後、カテドラルを鑑賞。ゴリゴリのゴシックで、感動と言うよりは、びっくり。旧市街に疲れ、昼過ぎには、またバスに乗ってサグラダファミリア観光。石で出来た夢の建物。入り口から圧倒される。ついに来たぞ！で、中にはいるとそこはいきなり工事現場で、ヘルメットの作業員ががんがん工事している。聞いてみるとこのところペースを上げているらしく、後20年くらいで完成するかも、だそう。完成したらまた行ってみよう。その後、現地在住の川北さんとカタラン料理でランチ。以前浅草にCUBACUBAで一緒に出た仲だが、今は歩き方執筆の他、サッカーチケットの手配などでご活躍。ランチは、イカスミのパスタとウサギを食べる。うまいが、少し味が濃い。その後、観光バスで市内をぐるっと一回り。そこここにガウディがあり、そのほかの建物もみなおしゃれに見える。東京のような無機質なオフィスビルは少ない。街灯やベンチやオブジェなど、街中のいろんなものがとてもデザインされている。過剰にも思えるくらい。夜になると、オープンバスは寒くなってくるが、ちょっと我慢。またしても旧市街でバスを降り、CCCBへ。BAM初日、最初のコンサートだ。"Nacho Mastretta i Ajo" による"Striptease Cardiovascular"。BAM唯一の有料コンサート（たった2.5ユーロだが）、チケット売り場にはおしゃれ芸術好きピープルが列を作っている。どうも列に加わる気になれず遠巻きに見ていると、開演30分もたってからいきなりGratis!無料になり、残りの列は会場に吸い込まれていく。僕も一緒に入る。一人が即興の詩をしゃべり、一人はクラリネットやピアノでそれに応じる、という趣向。言葉もわからず、会場の笑いについて行けず、30分ほどで退散。ところで、BAM公式サイトには、Ajoのことを彼と書いてあるが、会場では姿も声も女性にしか見えなかった。真相は？

  September 21, 2006

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  920 バルセロナへ出発

  今回の旅は、渋谷『国境の南』でのバルセロナイベントがきっかけだ。あのとき、アオラの高橋夫妻から、バルセロナの音楽イベントの話を聞いた。バルセロナで一番のお祭り、メルセ祭の期間中に行われる音楽イベント、ＢＡＭ、Barcelona Accio' Musical。市内数箇所の会場で50本もの無料コンサートが行われる、なんて素晴らしい！ということだったが、イベント日程が判明した段階ではまだ出演者情報が把握できなかった。が、既に一ヶ月前とぎりぎりのタイミングになってしまっていたため、えい、とチケットを取った。その後、Ojos de BrujoやAsian Dub Faundationなどが出演！という情報を得て、意気揚々と出発した。9/20 バルセロナに向けて出発。いつもは荷物を全部持ち込むのだが今回はロンドン経由のBAであり、先日のテロ未遂以来化粧品や液体すら機内に持ち込めない。リュックを預ける。服を預けすぎて、ちょっと寒い。夜9時頃バルセロナ着。ちょっと用心してタクシーでホテルへ。ホテルの回りはきれいなオフィス街なので怖がらずに5ブロック歩いてコンビニでサンドイッチを仕入れ、一日目は終わり。

  September 20, 2006

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• 9/14 Descarga Corazon Latino @Bodeguita

  仲田美穂、石井圭、美座良彦、佐久間勲、佐々木誠バイラブレとソロ回しなジャズとを、どちらか片方というのではなく、両立を目指した曲構成。もちろんドラムソロやベースソロでだって踊れるわけで、それをわかって楽しむ分にはいい。ただ、単に踊りたい人にはちと難しい。最後にはやっぱり大塚さんが駆けつけ、ボンゴで参加。最後にこの人がいないとこのバンドじゃない気がする馴染み具合。ところでこのボンドでもビロンゴを演奏していた。いつも岩村先生の面白おかしい解説で僕らが想像している歌の内容があるわけだが、今回イタマエがさわやかに解説した内容はそれとは似ても似つかないお話。はて？　皆さんいろんな意味でだまされないようにね。

  September 14, 2006

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• 9/12 Grupo Cache @Arbolito

  バンドと店とどちらがどちらを見つけたのかはよく知らないが、とにかく、アルボリートがサルサライブを始めたという、今考えれば奇跡的な日から一周年だという今日。なぜか我々のようなバンド目当ての客しかおらず若干空いた状態でのテキーラ泥酔総立ちライブとなった。イサックデルガド、アンヘルボンネ、アダルベルトアルバレス…、カチェのレパートリーはロマンティコたっぷりなキューバンサルサ。ティンバではなくサルサドゥーラな、絶妙の選曲。カブラレスの深みある歌声がセクシーに響く。そして時折挟むメレンゲ。更にはMCの可愛らしいこと。このバランスが一見さんも虜にする秘密だろう。すばらしい。

  September 12, 2006

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• 9/8 Chakala @西麻布The Baron

  外人バーの奥、密閉扉の向うには、壁が真っ黒で、まるでスタジオのような雰囲気および音のライブスペースがある。吸音がよく、音はクリアでごまかしの聞かない感じだ。今回のチャカラはオリジナルメンバーでゲストなし、曲はキューバン中心。客も来いメンツで、よく楽しめた。今回はキューバから4年ぶりに帰省中のYuko Fongと一緒。彼女と踊ったのは本当に久しぶり、見事なクバーナぶりがうれしい。今はキューバ国立民族舞踊団出身のメンバーの結成した初の女性バタグループ"Obini Bata"に参加している。演奏する曲もヨルバに限らずアフロキューバ、ソンからヌエバトローバまでオールジャンル。それってどうよ！？　いろんな固定観念が打ち砕かれる。女性バタ、誰か呼びませんか？

  September 8, 2006

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• シガー・パーティ＠サン・パウ

  今日は銀座に新しくできたキューバ直営シガーショップ La Casa del Habano のオープン記念パーティにご招待いただきました。場所はコレド日本橋にあるサン・パウ。普段は縁のない三ツ星レストランです。店内はおしゃれな感じですが大混雑！入り口でまず葉巻を勧められます。僕も普段吸うことはないですが太いのをくわえて入場します。ただ顔面麻痺の後遺症で脇から空気が漏れてしまってうまく吸えません。で、ほっておくとすぐ消えてしまうんですね。ほとんどの人が葉巻をふかしている光景は壮観。事前に消防署に煙が出ることを連絡してあったとか。確かにそんな配慮が必要な状況です。ただ、この混雑で立食、火は危険でした。短いタバコのように手のひらに隠せるものでもないですし。バーもキューバ一色。ラムはハバナクラブ、ビールはブカネロ、ジュースはマンゴー。モヒートはあっさりしすぎでしたが、銀座の毛利バーのレシピによるハバナマティーニはおいしく、4,5杯も飲んでしまいました。楽しみにしていた料理。どれもこってりしておいしい、順次運ばれてきますが、瞬く間に消えてしまいましたからきっと全種は味わえてはいないでしょう。今日は音楽･ダンス関係は少数派です。大使館関係者や有名人(イノキ、ポンタ…)はわかりますがあとはどんな人たちなんでしょう？一部名刺交換しましたが業種などばらばらでした。さて、ショーもありました。バンドはアレキサンダー、前田真吾、ホアンカルロス、パキータ、ヨルダンカ。ダンスはヤジ＆ハモンハモン。ヨルバ、ルンバ、レゲトンと一通り。何やらいつもよりも衣装も豪華に見えたのですが気のせいでしょうか。

  September 7, 2006

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• 9/6 パンチョ・アマート＠築地キューバンカフェ

  たった6人の奏でるソン。リードボーカルの若々しく張りのある高音、パンチョの深みある中音。歌声同士、あるいはトランペットとトレス、ギターの絡む美しいハーモニー。時にはユニゾンが美しい。変幻自在のリズム。ソロで見せる正確なテクニック。そして類まれな躍動感疾走感。多くはソンのスタンダードだが、その中でのサービスナンバー。まっかにもーえたー　と‘恋の季節’を日本語で歌う。だれが選曲したのだろう？見事にソンになっている。招聘元ミュージックアミーゴスさんの持ち込んだPAもよく、この店にしては音がクリア。すばらしいの一言につきる。ぜひまた来年も来てほしい。予約無しで立ち見だったが、いったん坐ると立てないほど詰め込んだ椅子席よりよかったかもしれない。

  September 6, 2006

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• 9/3 マエタケスタ！＠銀座みゆき館劇場

  今日は演劇。いつも音楽、ダンス、美術ばかり行っていて、映画もこのところはドキュメンタリー(風含め)が続いていて、ストーリのある物は久しぶりだった。うちの弟が演出で参加している小劇場系プロデュース公演。記憶喪失の男が直面した、自分を取り巻く矛盾だらけの人間関係。それをひも解くうち、自分が多重人格者であったことを思い出し…これは誰に向けた物語なんだろう？少なくとも僕向けではなさそうだ。ひきこもりが夢想する魅力的な別の自分が実際に動き出すというのは、実際のひきこもりにとっては魅力的な話なんだろうか？大人はあれくらいのことは同一人格内でやってるわけだし。まあまあ面白かった、というところか。

  September 3, 2006

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• 9/2 Guarapo de la Bomba @Cuban Cafe

  バンドメンバーが頑張ったのだろう、満員御礼。Aniquiのレッスン。客層を読みきった、初心者向けにベストチューニングされた楽しくわかりやすいステップ。これぞ”キューバ”体操のおにいさん。DJ。Aniqui路線を引き継ぎミディアムテンポ、なるべくリズムの立った曲中心で。今日曲目をきかれたのはマノリート、パキートエチャバリア。ガラポのライブ。曲目もステージングも、楽しさ前面なアマチュアバンド。バンド素人なお客さん相手には音楽以外の側面もアピールするただ音楽的には更なる精進を期待したい。なおPAがずっとハウリっぱなしだったのはきつかった。音響的にはきついこの場所でのPA自体はご苦労様お疲れ様。

  September 2, 2006

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• 9/1 東京ジャズサルサバンド　＠丸ビル

  ロス・バンバンのメンバーによるジャズコンボ。ピアノ、ベース、ドラティン、コンガ、ギロ、フルート。かなりジャズ寄りの演奏。コンガをロベルトンが叩いているのは珍しい光景。昨日のMiniVanVanと似たコンセプトで、演奏は素晴らしい。だが、昨日の方がはるかにバイラブレで激しい演奏だった。安易なバンド名と演奏内容のギャップには首をかしげる。それでも、一曲だけ踊ってしまったわけだが。

  September 1, 2006

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• 8/31 Mini Van Van @築地Cuban Cafe

  まずリズムクリニック。ソンゴのリズムパターンとアンサンブルを変遷をサミュエルの解説、史郎さんの翻訳つきで約20分。メンバーはギロ、コンガ、ベース、ピアノ。といっても、一人ずつゆっくり叩いて分析解説してくれる、といったクリニック的サービスは一切なし。通常テンポでまずはパーカス、その後ピアノとベース込みでパターンを演じる。僕らはひたすら驚き楽しむのみ。技を盗もうとしていたミュージシャンにはかなりお腹いっぱいと言う話も聞いたが、ほかの人はどうだったろうか。その後は同じコンボでデスカルガ。フルメンバーでのステージでは見られない曲目はラテンジャズ調、ただしいつもと同じハイテンションで。ジェニー、ディーバノリコ、前田真吾も飛び入り。めったに見られないものを見たお得感。今回、PAは水村さん、さすがいい音で楽しめました。DJ electropico。去年のウェルカムパーティ以来だが、ずいぶん迷って、バンバン及びバンバン関連ミュージシャンの曲ばかりかけることにした。初期～90年代の懐かしい曲、プピやペドリートなど元メンバーや現メンバーのソロ＆ゲスト作品。バンバン曲のカバー。こうやってテーマを決めて選曲するのも面白い。

  August 31, 2006

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• 8/30 錦糸町河内音頭大盆踊り大会

  今年の河内音頭も踊らずに聞き込んでしまった。８月３０日（水） 01 17:30 15分 河州直美 東雲半次郎02 17:45 15分 鳴門家寿栄美 岸壁の母03 18:00 20分 河州輝丸 吉良の仁吉04 18:20 20分 月乃家小菊 曽根崎心中05 18:40 20分 ファミリー光博 王将06 19:00 20分 南条武若 雷電と八角07 19:20 20分 浅照 左甚五郎　掛川の宿 19:40 05分 中入り（挨拶ほか） 08 19:45 20分 井筒家小石丸 河内十人斬り09 20:05 20分 椿秀春 沓掛時次郎10 20:25 20分 司家征嗣 追分半次郎11 20:45 20分 鳴門家寿美若 砂川捨丸漫才一代記12 21:05 25分 鉄砲光丸 坂崎出羽守早半分過ぎたあたり、7時過ぎに到着し、聞き始めたのは浅照の「左甚五郎　掛川の宿」から。普段意味もきちんとわからず外国語の歌を聴いている自分も、ナニワぶしにぐっとくる。コブシのきいたオトコの歌はなんともいいねえ。

  August 30, 2006

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• 8/29 CamonCamon with Jamon Jamon

  前半は店の半分を送別会の団体さんが占拠。どうなるかと思ったがなかなかノリがよく盛り上がる。ただし常連ダンサーズはあまり集まっていないからか店全体がうねるには至らない。ルドウィク（ドラティン)とファンカルロス(Congas)のかけあい、それに小田BINBN(p)の様々な音色も駆使した独特のモントゥーノが素晴らしい。ハモンハモンからは2名が参加。何の打ち合わせもなかったようであまり目立った活躍もなかった。カモンカモンの二人にいきなりアドリブを振るというシーンもあったがこちらも対応できず不発。バックのメンバーはもちろんアドリブの効くメンバーなのだが、その範囲を超える部分は仕込んでおかないと。。気負いのないわかりやすいダンスバンド、今後のクラブサーキットの成果も楽しみだ。

  August 29, 2006

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• 8/28 Chakala Session @El Arbolito

  コユキとイッセイ抜きの小編成チャカラ。美しい音色とハーモニー、踊るリズム。不思議なミックスに前回Cacheより混んでいる店内でも狭いダンスフロアと通路でみな踊る。サイコウ！

  August 28, 2006

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• 8/27 Domingo! Orq.de la LUZ @Yellow

  DOMINGO!-LIVE-ORQUESTA DE LA LUZBARRAVENTO-DJ-IKUO OKAMOTO (LATIN HARLEM)GENTA (ORQUESTA DE LA LUZ)-DANCE PERFORMANCE-Grupo de Capoiera-B1 LOUNGE-MALANDORAGEM-KTa☆brasil (SAMBA NOVA)Yoshihiro Narita (NRT) http://www.nrt.jp/Ryosuke Ito (taiyorecord) http://taiyorecord.com/第一回のときにゲン太さんと話したときは、このイベントは以前のBEAT!みたいにせず、サルサオンリーでやってみたい、というようなことを言っていたんだけど、前回から傾向が変わってきて、第4回のラインナップは、完璧ブラジル特集。やっぱりクラブにはサルサダンサー連れてこないほうがいいってことになったのだろうか？最初はBarravento。完全生音でメインのフロアを半分占領してのサンバ太鼓隊の演奏だが、その轟音はクラブ中に響き渡っている。セカンドフロアはずっとブラジルDJだが、その音もスピーカの前まで行かないと聞こえないほど。サンバパレードは踊りを見る楽しみにあり、行き過ぎてくれるからいいのだが、一箇所にとどまって太鼓だけをずっとやられるとこれはきつい。はまるかどうか、けっこうはっきり分かれるんじゃないだろうか。そして次はカポエラ。リーダは以前ClubAsiaでのデラルスライブの時にJINが紹介してくれた酔っぱらいダンサーで、メンバーにはJINの長男もいる。先週イクスピアリで見たカポエラよりもずいぶん迫力があった。衣装も決まっていたし、ダンスも凄かった。その後ようやくデラルス登場。楽しいステージは瞬く間。といっても一時間はあるんだけどね。

  August 27, 2006

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• 8/27 Studio Casino 発表会Dance Explosion @BOXX

  BOXXはバーカウンター脇にサブフロアがあり、さらに広い芝生もあって愛犬同伴も可能というすてきな空間。メインフロアぎゅうぎゅう詰めの大盛況。キャパ300以下のところへ400ほども来ているのだとか。メインフロアへ行っても何も見えず、外のモニターで見る。ただしサブフロアの大画面に映るダンスはBGMによって本来の音楽と切り離されてしまっている。外ではスーパーよさこいが演じられている。みんな踊りたい、踊ったら見てほしい発表の場がほしいんだよなあ。

  August 27, 2006

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• 8/26 DJ パラダイス山元＆electropico @Pool MAITAI

  7月はDJしなかったけれど、今回は山元さんと一緒にやらせていただきました。昨年同様、M'sProjectのMotokaが張り切って集客してくれたおかげでプールサイドはダンサーでいっぱい。中にはダンスシューズはいている人までいて、それはさすがに変です。マンボとサルサ、それぞれのお客さんでそれぞれのDJが盛り上がる。今年もほんとに気持ちがいい。

  August 26, 2006

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• 8/25 Konono No.1　@ヒルズアリーナ

  考えてみるとヒルズアリーナで有料コンサートを見るのは初めてか。普段はない壁で覆われていて入り口を探してしまった。最前列真ん中から5人目くらいに陣取ることができた。ステージはよく見え、音は爆音。親指ピアノをアンプリファイしたおかげで何が元の音で何が倍音かもよくわからない音の渦ができていて、その回りでコンガ、スネアや小物パーカスがリズムを刻む。いやーこれはトランスミュージックだわ。最前列ではひたすら派手に叫び踊りまくる男が一人。警備員が数人固まって彼がステージに近づこうとするのを阻止している。僕は彼のような派手さはないがずっとレゲトン風に踊り続け。僕の周りはあまり踊っていない。ミュージシャンは体を揺らしてはいるがカッコよくステップを決めようとはしていない。リーダは後ろの雛壇の上で直立不動。途中、思いっきり太った女の子を含んだダンサーが登場。しばしリズムも変化してスークースのようになる。このリズムが懐かしい！そんな感じでだいたい1時間半。もうおなかいっぱいという感じで終了。これはインパクトあるけどワールドミュージックとしては一発屋だろうなあ。

  August 25, 2006

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• 8/24 SDS+VOJA+カポエラ　@Club Ikspiari

  "Caribbean Latina Night" Sabrosura del Sonido, Guest:VOJA, アバダ・カポエラ, Puro Caribe, DJ electropico(suda)2days、昨日と違うライブ。VOJAでは、VOJAから3人、SDSから3人、アカペラを。おしゃれ。カポエラはジャージの男女20人ほど、パーカスとビリンバウでひたすら踊る。迫力。ただし延々続くと音も踊りも素人目には変化がなく、これは長すぎ。ただSDSにとっては休憩が取れて良かったかも。結局昨日よりは若干短く終わった。ともかくお疲れ様。http://www.sabrosura.jp/http://www.tmp-voja.co.jp/http://www.abadatokyo.com/

  August 24, 2006

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• 8/23 SDS+BMT @Club Ikspiari

  "Funkaderic Latina Night" Sabrosura del Sonido, Guest:Jin, 丸山純, 市川奈美, Puro Caribe, DJ electropico(suda)さすがディズニー、広い、いい感じの会場。スタッフも物腰柔らか。フロアがカーペットなのは惜しい。Puro Caribeに続いてNAMIのダンスレッスン。総立ちにした所でSDS開始。目玉はJIN&JUN。つまりはこの10月に復活するバンダミティエラのフロント2人。当時そのままの浪速漫才MCと振付と名曲の数々を披露した。今回の復活はJINが主導しているとのこと。ライブが楽しみだ。そんな企画を挟んでのライブだが、何しろ長い。押して押して、終了は11時過ぎに。メンバーは途中で既にバテていたがなんであそこまで。ご利用は計画的に、だよ。

  August 23, 2006

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• 8/22 ファウンデーション＋板垣あすか @November11th

  6弦ベースとアフリカ太鼓のアコースティックデュオのライブに板垣あすかがダンスで絡むという企画。少々遅れて入場するとほぼ満席で、ステージ脇のミュージシャンがほとんど見えない代わりに頭の上にPAスピーカのある席を案内された。ダンスフロアはみえるのでまあいいか。その後第一部後にもう少しいい席を案内してくれた。ここ阿木燿子の店は、ボデギータほどの広さ。エントランスからすべてがとても凝っていておしゃれ。すべてが思いがけない曲線で構成された店内。ちょっとくすんだ漆喰の壁。温かい赤みがかった光を放つ天井のランプ。本物の植物でできたシェード。バルセロナに来た気分。演奏はジャズ風ファンク風エスニック風ニューエイジ風と様々に表情を変える。後で聞けばすべて即興。それに合わせて踊るあすかももちろん即興。彼女は第一部の最後の一曲と第二部の最後二曲、計三曲を踊った。衣装は自分で縫ったというスリットの深いモスグリーンのワンピース。髪は束ね、裸足。舞踏色の強いダンス、観客を誘ってのリズミカルなダンス。そして、これもまったくの即興、打ち合わせなしだったが、彼女が舞台から降り誘いに来た。そりゃうれしい。まずは客席後ろでCongaのステップを踏む。ダンスがリズムを先導し、即興の音はかなりリズミカルになっていく、それはもちろんラテンとは違う。途中、なんだかとっても可笑しくなり二人見合って笑いながら踊った。そしてそのまま舞台にも上がってペアで踊った。とはいえアウェイでのダンス、楽しいのと同時にかなり恥ずかしい気持ちもして、多少お行儀よいもしくは歯切れの悪い踊りになってしまっていた気がする。なぜブレーキがかかるのか。もっと自分を解放していきたいのだ。あすかに届いたひまわりを分けてもらって帰る。

  August 22, 2006

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• 8/22 AsiaTripCafe Opening Party

  新橋クーニャンの姉妹店AsiaTripCafeが明日オープン！そのパーティに顔を出しました。クーニャンの濃いコンセプトと比較すると意外にあっさりしたアジア。新橋とは違う街の客層、そしてクーニャンの濃い常連がなだれ込むことでこの店がどういう進化を遂げて行くのか、楽しみです。そしてDJブースも楽しみ。とりあえずグリーンカレーおいしかった。

  August 22, 2006

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• 8/20 CubaCuba @三茶でサンバ

  キューバンカーニバルチーム、クバ・キューバは、昨年同様、地元商店街のお祭りだけのための再結成。今年はビージャがディレクトールで、ダンスはヤジと日本人、バンドはルドウィク、オスメル、ロドーホ、フアンカルロス、ポピ、ヨルダンカ+我々。そして途中からナルシソが飛び入り。総勢40名ほどでパレードのトップに出場。最初雨が振ったがじきに上がる。僕はほぼ飛び入りでカンパナで出場。隣のオスメルと共にひたすらクラーべを刻む。久しぶりのパーカッションで手首と指が痛い。楽しいが、体が自然に動くには至っておらず、リズムに神経を集中するため回りに笑顔を振りまく余裕はなかった。チーム全体としても、どうも審査ポイントも二カ所目はすっ飛ばしたらしいし、勢いだけはあるってことで。終わってからは、スタジオで打ち上げ。さんざん飲んで踊ってもまだ夕方。もう一件二次会行ってから解散。

  August 20, 2006

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• 8/19 Special Rumba Unit @中目黒Garden

  なんと、"Latin Night"と称してルンバの演奏とは、クラブ／バー界隈は不思議だ。Special Rumba Unitのメンバーは、NANA,Izupon,後藤,中野,伊達弦。ミニ・ポリクリニコ、略してミニポリという名前は却下だったそう。いいのに。逗子から帰ってきてそのまま中目黒の小さなバーGardenへ。12時を少し過ぎたところだが、店の外までルンバが漏れ聞こえている。policlinicoのメンバーによる深夜ライブが始まったところだ。小さい店だがバーに並んでDJブースがありその前のフロアで演奏している。客はルンバオタクとそれ以外が半々。目前での白熱した演奏には興奮。とても狭い通路で若干踊ってしまった。演奏は1時過ぎには終了し、その後はDJタイム。幅広い解釈のラテンを一時間ほど聞く。こういう場所、ルンバもヨルバも意外にすんなり受け入れられそうな気もする。もともとこっち畑だったIZUPONの遍歴を見ても、そんな気がする。来たれ！ルンバブーム！！2時過ぎ、バンドと一緒に帰った。ちなみに伊達さんは自転車で帰宅。同じ名前のパーカッショニストがずいぶんとやせたのに刺激されているらしい。次回会うときは細くなってますかぁ。

  August 19, 2006

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• 8/19 ビーチ★CubanNight!@逗子海岸ALOHA LATINO

  8/19 ビーチ★CubanNight!@逗子海岸ALOHA LATINOShow:LasMariposasDjs:LosTimberos & RIKO,Erectropico SUDA(guest)ゲストDJと言いながら結局一番長く、軽く2時間以上は回しました。タイトル通りバイラブレなキューバものばかり揃えて行ったんだけど、実はラテンディスコ風選曲も期待されていたらしい。そうと知っていればもっとイケイケにしたんだけど。。。とにかく店内は熱気と湿気がすごい。DJブースは2階の奥でこもってる。水鉄砲飛び交うフロアでは水着裸足のままで大汗かいてヌルヌルしながら踊る踊る。あるいは夕刻の砂浜でさわやかな潮風に踊るのもいい。気持ちいいねえ、また来年もやりたいねえ、よろしく！セサルにRIKOちゃん！

  August 19, 2006

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• 8/17寿永アリサ con Maestro 高橋ゲタ夫b 太田恵資vln 伊丹雅博g 大儀見元per 伊賀拓郎p 品川Tribeca

  伊丹さんも太田さんもやまきょうとの共演でお見かけしたことのある異才。彼らを迎えてどのようなミクスチャが生まれるのか目撃しに行った。品川駅ビルにあるこの店は食事中心のおしゃれなジャズクラブといった感じで、なかなか踊りにくい雰囲気がある。少々遅れて着くと予約でいっぱいということで最初は断られた。が実際には空席が多い。実は、相席禁止にしているそう。ライブより客同士の歓談を重視しているのだろうが、ライブを売りにするのなら改善を望みたい。そんなわけで一部は何とかもぐりこんで最後尾で、二部は最前列に移動。太田さんは４弦と5弦のバイオリンを使い分け、香月さやかとはまったく違うメロディを歌うのが楽しい。更にはホーメイを披露するなどエキゾ満載男だがそれはあくまで出し物的扱いであり、バンドサウンドに溶けるには至らない。これが今後徐々に混ざり溶け合っていくのを見たい。伊丹さんのギターは自然。ラテンとフラメンコの組み合わせはずいぶん聞いているのでひっかかりなしに聞いた。大儀見さんのセットはコンガ、スネア、カホン、ボテハ。普段でもラテンの枠に収まっていないが今回も面白いリズムを不思議な音色で聞かせてくれる。ゲタ夫さんはもちろんいつもの調子で。そうなると、若干20歳のピアニストはマエストロにはもっと上を期待したい。このバンド編成、荒波で育てようというアイデアだろうか、期待してますよ。後半には、ベリーダンサーの登場。まったくのサプライズで、アリサの歌が一瞬止まった。それにしてもどうせならもっとアラブな曲の時にすればいいのに。その後、最前列に陣取った僕はアリサに呼ばれて一曲だけ一緒に踊った。リハ無しの第一回、メインはラテンで、その中に若干のフラメンコ風や中東風がほのかに薫るという程度。だがこれから回を重ねることでどう熟成していくか見守りたい。

  August 17, 2006

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