トゲフセツボカムリ
ナベカムリ目ナガツボカムリ亜目トゲフセツボカムリ科。カタカナ書きだとなんか妖しいが、漢字で書くと「鍋被り」目、「長壷被り」亜目、「棘伏せ壷被り」科。ぶっちゃけると、殻を持ったアメーバの一種である。殻を鍋や壷に例えた命名なのだが、実際にゆっくりとアメーバの足が穴から出てきて、殻と一緒に動く様子は面白い。これで径0.1mm。ミクロの世界はやはり面白い。Centropyxis aculeata (Ehrenberg, 1838) 直径120~150μm。殻面に砂粒や珪質破片をつけて球形をなし、殻に2~10本の突起を有する。口は殻の中央からはずれた部分に開く。色は黄色~褐色。 淡水産で、池沼に普通。 底生性で、水草の表面、水底の泥や落葉上等に見られるが、しばしばプランクトンネットにも入ることがある。静岡県牧ノ原市白井で採集