テーマ:今日のこと★☆(106228)
カテゴリ:中国古典
学びて然る後に足らざるを知り、教えて然る後に困しむを知る
「学然後知不足、教然後知困」『礼記』 「学びて然る後に足らざるを知る」学ぶことによって自分に不足しているものがわかってきます。 だから、学ぶことには終局がありません。 「教えて然る後に困しみを知る」これは教える立場に立った人でないと、理解できない面があるかもしれません。 ふつう、人から学ぶよりも、人に教えるほうが二倍も三倍もの労力を必要とします。 人に対してまちがったことを教えるわけにはいかないから、時間をかけて勉強もし、準備もします。 それでも十分だということはありえません。 たえず自分の未熟さを思い知らされる羽目になります。 それが、ここに言う「困しみ」に他なりません。 だから、その「困しみ」をバネにして、いっそう勉強に励まざるをえないということになります。 つまり、このことばは、「足らざるを知る」ことも「困しみを知る」ことも、自分を向上させる動機になることを語っているのです。 【送料無料】中国古典一日一言 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 1, 2012 08:09:35 PM
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