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カテゴリ:中国古典
4月16日「管鮑の交わり」
「管鮑之交」『史記』 友情とは何かと聞かれたとき、まっ先に思い出されるのが「管鮑の交わり」である。 「管」とは斉の国の名宰相であった管仲、「鮑」とは、やはり重臣の鮑叔という人物である。 のちに管仲は鮑叔の友情について、こう述懐している。 「私はむかし貧乏だったころ、鮑叔と組んで商売をしたことがあった。 もうけを分ける段になって、自分のほうが余分に取ったが、かれは欲張り呼ばわりしなかった。 私が貧乏なのを知っていたからだ。 また、のちに私は幾度か仕官して、そのたびにお払い箱になったが、かれは無能呼ばわりしなかった。 私が時節に恵まれないことを察していたからだ。 また、私は戦に出るたびに逃げ帰ってきたが、かれは臆病者呼ばわりしなかった。 私に年老いた母がいることを知っていたからだ」 これで見ると、相手の身になって考えてやることが友情の本質であるようだ。 【送料無料】中国古典一日一言 [ 守屋洋 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 28, 2013 10:10:24 PM
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