テーマ:今日のこと★☆(106232)
カテゴリ:中国古典
愚公、山を移す 「愚公移山」 『列子』 むかし、愚公という老人がいた。 家の前に太行、王屋という二つの山がそびえ立っていて、出入りに不便で仕方がない。 あるとき、愚公は思いたって、山を切り崩しにかかった。 息子と孫と三人がかりでモッコをかつぎ、北の海に土を捨てに行くのだが、一往復するのに半年もかかったという。 それを見て、近くに住む知叟(利口者)という者が笑ったところ、愚公はこう答えたといわれる。 「わしが死んでも息子がいる。 息子には孫ができる。 孫がまた子供をつくり、子々孫々受けついで絶えることがない。 一方、山はいま以上高くならない。 平らにできないことがあるものか」 この「愚公、山を移す」の寓話が言わんとしているのは、 1.長期的視野、 2.ユックリズム、 の二つである。 愚公のように、長期的な展望の上に立って、あせらず、あわてず着実、な前進を心がけることが、結局は成功の近道なのかもしれない。 中国古典一日一言 守屋洋先生著より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 13, 2022 06:45:23 PM
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